オウンドメディア運営のメリットと注意点

2021.01.21ビジネス豆知識
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最近、ビジネスシーンにおいてオウンドメディアは多くの注目を集めています。ただ、言葉は聞いたことがあっても具体的な内容はよく分からないといった声も聞かれます。あまりイメージできないなら、この機会に概要だけでも理解しておくとよいでしょう。そこで今回は、オウンドメディアとは何かを解説した後に、実際にオウンドメディアを運営する流れやメリットなどをご紹介します。

オウンドメディア運営のメリットと注意点

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が所有するメディア全般のことです。とくに最近では、企業が伝えたい情報をユーザー目線で発信するコンテンツを指します。

広義のオウンドメディア

もともと、オウンドメディアは企業が所有するメディアの総称として使用されていました。

オウン(Own)は「所有する」や「持っている」の意味を持つ言葉であり、オウンドメディア(Owned Media)は広義には「企業が所有するメディア」を指しています。

当初は、「Paid Media(従来の広告メディア)」と「Earned Media(広告費でコントロールできないメディア)」とともに、企業マーケティングの核となるトリプルメディアのひとつとして提唱されました。

広告の宣伝形態などはとくに問われず、Webサイト、会報誌、カタログやパンフレットまで、企業が所有していればすべて広義のオウンドメディアです。

最近注目の狭義のオウンドメディア

最近になって注目されているのは、企業が伝えたい情報を発信するコンテンツを意味する、狭義のオウンドメディアです。

一般的には、企業が運営するブログやウェブマガジンなどのメディアを指します。会社の都合だけでなくユーザーが読みたい・知りたいと考える形式で発信するところが、大きな特徴です。

狭義のオウンドメディアには、主に2つの目的があります。ひとつは潜在的な顧客への情報提供、もうひとつは潜在的な顧客をリピーターへと育てることです。

潜在的な顧客は必ずしも自発的に企業が運営するサイトに訪れてくれるわけでなく、狭義のオウンドメディアは幅広い顧客の獲得に効果を発揮します。

オウンドメディア運営の流れ

オウンドメディア運営の流れは、大きく分けると1.目的の決定、2.ターゲットの選定、3.メディアの構築の3段階です。

目的の決定

企業でオウンドメディア運営を始める際には、まず目的を決めます。

何を目的にするかは企業により異なり、とくに決まりはありません。実際、商品の認知度アップや売り上げの向上から企業ブランディングにつなげたいと考えるケースまでいろいろなパターンが見られます。

オウンドメディアのコンテンツは、目的に応じて変わってきます。適切なコンテンツを構築して高い効果を上げるには、最初にはっきり目的を決めておくことが大切です。

ターゲットの選定

オウンドメディアの目的を決めたら、次はターゲットとなるユーザー層を選定します。

具体的な検討項目は、年代、性別、属性、趣味などです。新しい食材のアピールが目的であれば、料理を趣味にするユーザーが情報発信のターゲットにふさわしいと考えられます。

さらにターゲットの人物像を細かく設定すると、コンテンツの方向性を考えやすくなるといわれています。

メディアの構築

オウンドメディア運営の最終ステップは、実際にユーザーへ発信するメディアの構築です。

この段階では、コンテンツにどんな機能を備えるかユーザー目線で検討します。同時に、サーバー、ドメインやサイトデザインを決める必要があります。

メディアの構築には他にも多くの作業が含まれるため、Web制作会社に依頼するケースが多く見られます。

オウンドメディア運営のメリット

企業がオウンドメディアを運営する主なメリットは、ファンの獲得、他社との差別化、広告費の削減を期待できるところです。

ファンの獲得

オウンドメディアはユーザー目線で情報提供するため、ファンの獲得に適しています。

オウンドメディアは、ユーザーが興味を持ちやすい形式で情報を伝えられる方式です。ただ企業のホームページを開設するのに比べると、発信した情報がユーザーの目に触れる機会は多くなるといわれています。

ユーザーとの接点が増える分だけ面白い情報と思ってもらえる可能性は高く、ファンの獲得につながるチャンスは広がると期待できます。

他社との差別化

オウンドメディアで提供するコンテンツは、発信情報を他社と差別化するのに効果的です。

一般的にオウンドメディアの場合、自分たちでコンテンツ記事を作成します。専門性の高い記事を用意すると、ユーザーから他では見られない情報を得られると評価される場合があります。

他社より専門的な情報が分かるコンテンツと見なされれば、ユーザーからの信頼感は向上するでしょう。

広告費の削減

企業でオウンドメディアを構築すると、広告費の削減にもつながります。

オウンドメディアは企業が運用するため、従来の宣伝方法や広告サイトを活用するのと異なり、広告記事を掲載するのに費用を支払う必要はありません。

コンテンツの運営に人件費や管理費は発生しますが、それでもトータルでは経費の節約を見込めます。

オウンドメディア運営の注意ポイント

オウンドメディアを運営する際の注意ポイントとしては、すぐに効果が出ない、高い効果が得られる保証はないなどの点が挙げられます。

すぐには効果が出ない

通常、オウンドメディアを運営しても短期間のうちには目立った効果が出ません。

オウンドメディアの多くは、具体的な効果が見られるまでに一定の期間がかかっています。どんなコンテンツを用意するとしても、発信した情報がユーザーに届くまでには時間を要するためです。

少しでも確実に情報を見てもらうには、できるだけ多くの記事を継続的に作成する必要があります。

高い効果が得られる保証はない

オウンドメディアは、いつでも高い効果を保証してくれるわけではありません。

企業が情報発信する際、どのメディアを活用しても失敗するリスクがあります。この点は、オウンドメディアを運営する場合でも同様です。よい記事が、必ずしもユーザーから高評価を得られるとは限りません。

とくに最近は、オウンドメディアの難易度が上がっているといわれています。成功する確率を上げるには、どんな記事が望ましいか、経験豊富な編集者からアドバイスを受けるのがよいとの声も聞かれます。

ノウハウの習得は不可欠

オウンドメディア運営は見込んだ効果を得られないおそれがありますが、それでも運営ノウハウの習得は不可欠です。

どれほど優れたコンテンツも、ユーザーの目に触れなければ意味がありません。記事のクオリティを高めても、それだけではアクセスを増やすのには不十分といえます。

アクセス数の増加を目指すなら、ユーザーがどんな情報を求めているか把握するとともに、効果的な拡散方法も理解する必要があると考えられています。

コンテンツの見直しも大切

オウンドメディア運営を成功するには、最初に用意したコンテンツを見直すことも大切です。

オウンドメディアを構築する時点では、運営目的やターゲットが明確であっても、ニーズに見合ったコンテンツを用意できるとは限りません。必要があれば、コンテンツの改善が求められます。

コンテンツを改善する時は、ページビュー数、新規ユーザー数やリピーター数の分析を通して、ユーザーの期待に応えられているか検証します。

職場でオウンドメディアの運営を検討しているなら、これらの点に注意しながら良好なコンテンツによる情報発信を目指すとよいでしょう。

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