社員旅行を楽しい旅行にするためのコツは?

2020.03.25ビジネス豆知識
Pocket

社内行事の代表例である社員旅行。プライベートでの旅行と違って楽しいイメージを抱いている方は少なく、「休みの日にわざわざ会社の方と会いたくない」と感じるケースも多いでしょう。そこで今回は、社員旅行を開催するメリットや楽しい旅行にするためのコツなどをご紹介します。

社員旅行

社員旅行のメリット

社員旅行を開催するかどうかの基準になるのが、メリットがあるか否かではないでしょうか。以下では、社員旅行のメリットをご紹介します。

社員同士の交流による仕事効率の向上

社員旅行では、他部署や別チームの方ともコミュニケーションを取る機会があるはずです。普段はあまりかかわりのない方と触れ合えれば、会社全体の構造や人間関係などの理解につながります。

また、部署間の風通しがよくなることで、相互に連携が取りやすくなり、仕事が効率的に進められるでしょう。

離職率の低下

社員旅行を上手に活用して社員のモチベーションを向上できれば、離職率の低下を防げるはずです。社員旅行の機会に若手社員の不満や悩みを聞き出すことで、会社へのネガティブなイメージも払しょくできます。そのため、「このご時世だからこそ」と、新たに社員旅行を計画する企業も増えています。

リフレッシュ

どんな職種でも、普段の仕事で何らかのストレスや疲れを抱いているはずです。社員旅行でおいしいものを食べる、温泉につかるなどすれば、心も体もリフレッシュできます。休み明けに気持ちを新たにして仕事に取り組めるでしょう。

対外的なアピールになる

社員旅行には一定の費用が必要になります。会社の規模によっては数百万円以上かかるケースも珍しくありません。そのため、基本的に社員旅行を行えるのは、業績のよい会社のみです。

社員旅行を定期的に実施していることをホームページや企業パンフレットに記載すれば、就活生や転職者に対するアピールになるでしょう。

社員旅行に行きたくない方の心理

社員旅行には一定のメリットがあるものの、ネガティブなイメージを抱いている方が多いのも事実です。JTB広報室が2008年に行った社員旅行に関する調査では、今後社員旅行に「行きたくないが行事なので行く」「行きたくない」と答えた方が55%いました。

※参考:JTB広報室「JTB WEBアンケート 調査結果」(https://www.jtb.co.jp/myjtb/tabiq/pdf/20080826.pdf

以下では、社員旅行に行きたくない方の心理に迫ります。

プライベートの時間を使いたくない

社員旅行は、土日や祝日を含めた日程で行われるケースが多く、平日に行う場合でも有休を使うことも珍しくありません。そのため、休日はプライベートな時間を確保したい、特に若手社員から不評です。

「社員旅行=仕事」ととらえている方も多いため、なるべく社員のプライベートの時間を減らさない様に、社員旅行を休日に実施しないといった配慮が必要でしょう。

仕事の延長線上のイメージ

私服で職場とはまったく違う場所に出かけていても、いつもの上司や部下と一緒に行動していれば仕事の空気が漂います。リフレッシュできるはずの旅行で、緊張から気疲れしてしまう方も少なくありません。

社員旅行中はなるべく仕事の話をしない、ある程度フランクに接することができる空気を作るなどの配慮が必要です。

自分のお金を使いたくない

社員旅行に多額の費用が必要なのは前述の通りです。ただ、会社によっては費用を実費で徴収するケースや、事前に積み立てて参加させる場合があります。負担額が大きい、旅行先を決められない、参加が強制などの事情が重なると、社員からの不満は高まるでしょう。

「お金を使いたくないから不参加」という方が増える原因にもなります。

出し物やレクリエーションが面倒

社員旅行の夜の宴会で開かれる出し物やレクリエーションが面倒、という意見は多く耳にします。得意な方であればよいのですが、人前で一芸を披露するのに慣れた方はそれほど多くないでしょう。

また、出し物やレクリエーションには準備が必要です。旅行前の時間を使って準備したくない方が増えても不思議ではありません。

上司や先輩に気を使う

社員旅行中、上司や先輩に気を使わずに過ごせる方は、それほど多くありません。プライベートな時間を過ごすからこそ、普段より気を使う方もいるでしょう。

また、一日中行動を共にするため、会社にいるより拘束時間が長くなります。その結果ストレスの増大にもつながりかねません。部下や後輩が気を使わないで済む社員旅行にしたいところです。

社員旅行を成功させるための秘訣

社員旅行を楽しいものにするには、上記の様なネガティブなイメージを打ち消さなければなりません。ここでは、社員旅行を成功させるための秘訣をご紹介します。

テーマをしっかりと決める

社員旅行を成功させるための最大のポイントは、テーマをしっかりと決めることです。行き先や目的・内容を漫然と決め、参加意欲のわかない社員旅行では、効果が半減してしまいます。共通の目的を持って参加するために、事前にテーマを明確化し、共有することが大切です。

例えば、

□社員同士のコミュニケーションの活性化
□チームや組織の一体感の形成
□リフレッシュとモチベーション向上

など、今の会社にとって大切な点をテーマにするとよいでしょう。

上記の様なテーマを設定した後、テーマに則したイベントやレクリエーションを組み込むのがおすすめです。

自由参加にする

参加を強制しないのも社員旅行を成功させるために大切です。テーマや費用負担・旅行内容などを考慮して、社員旅行に参加するかどうか決定する自由を社員に与えましょう。

会社の規模が大きくなれば、すべての社員が満足する旅行計画を立てるのは簡単ではありません。なかには、「今回は参加しません」という方もいるでしょう。参加しないことで不利益を受けない空気を作ることが重要です。

費用はすべて会社負担

最低でも宿泊費や交通費は会社負担で行いましょう。給料から天引きして積み立てるのもおすすめしません。社員旅行は、日ごろ会社に貢献している社員へ利益を還元する場でもあるはずです。無理な負担を強いてまで行うべきではありません。

会社の負担が大きくなる場合は、日帰りで予定を組む、来期に延期するなど無理ない範囲で行うのが賢明です。

適度な自由時間の設定

社員旅行中のスケジュールを詰め込みすぎると、窮屈な印象を受けるだけでなく、トラブルが起きた時に対応しにくいというデメリットもあります。

社員のなかには、ひ通りでいたい方や親しい仲間と一緒に行動したい方もいるでしょう。適度な自由時間を設定することで、無理に行きたくない場所に行く必要がなくなります。また、世代によって興味を持つ場所も異なるため、自由時間を増やすことで若手社員がまったく楽しめない事態も防げます。

集合場所と時間さえ決めればよいため、社員旅行を計画する幹事にもメリットがあります。

上司や先輩に気を使わないで済む配慮

上司や先輩に気を使いながらの旅行ほど楽しくないものはありません。宴会や飲み会中は無礼講、お酌は不要など、上司や先輩に気を使わないで済む配慮が必要です。

ただし、部下から進言するのは難しいため、上の立場の方が幹事にそれとなく伝えるのがよいでしょう。

社員旅行の準備について

社員旅行を実施する際、もっとも頭を悩ませているのが幹事でしょう。以下では、社員旅行の準備の流れを確認します。

1.テーマ・行き先・予算を決定して社員へ告知

まず、テーマ・行き先・予算を決定し、それを元に参加するかどうかの告知を社員へ行います。社員が参加を判断しやすい様に、明確に提示することが大切です。自分たちだけで決められない場合は、社員にアンケートをとるのもよいでしょう。

2.参加人数を確定する

告知への回答を元に、社員旅行の参加者数を確定します。人数に合わせて宿泊施設や旅行代理店を決定し、予約をしましょう。また、グループ行動をする場合は班決めや部屋割りを行う必要があります。

3.旅のしおりを作成し参加者へ周知

最後に、具体的な旅行プランを立て、おおよその時間も設定して旅のしおりを作成します。参加者へ周知後、異論が出た場合は修正する必要があるかもしれません。ただし、全員の意見を取り入れるのは不可能です。

ネガティブなイメージを持っている方も多い社員旅行ですが、正しく実施すれば有意義なものになります。社員旅行を成功させ、社員間の団結をより強めるために、事前準備を丁寧に行いましょう。

Pocket

The following two tabs change content below.

電話代行サービス株式会社広報部

お問い合わせ