腰が痛い……コールセンター担当者の腰痛対策とは?
更新日:2024.06.21コールセンターコールセンターの仕事は長時間座りっぱなしになりがちです。電話が混み合う日だと、休憩時間が設けられていても数時間は身動きが取れないこともあるでしょう。長時間座りっぱなしの姿勢は、体、特に腰へ負担がかかります。コールセンターの仕事に就いた結果、腰痛が持病になってしまったという方もいるでしょう。この記事では、コールセンターで働く方向けの腰痛対策を解説します。コールセンターで働いている方はぜひ、参考にしてください。
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目次
コールセンターは腰痛に悩む人が多い?
コールセンター勤務の方は腰痛に悩む方が珍しくありません。それはいったいなぜでしょうか?以下に、コールセンター勤務の方が腰痛に悩まされがちな理由を解説します。
腰痛の原因とは
コールセンターの業務は、椅子に座って電話対応をすることです。部署によっては電話がひっきりなしにかかってきて、トイレ休憩もままならないこともあるでしょう。人は、立っているより座っている方が腰痛の負担がかかります。立っているときは上半身の不可が腰や膝に分散されていますが、座っていると腰に全ての負担が集中します。立っているときの腰の負担を100とした場合、座った場合の負担は140、座って前屈みになったときの負担は180にもなるそうです。
コールセンターは座って前屈みになった姿勢で勤務する方は多いことでしょう。また、同じ姿勢で長時間過ごすことも腰痛の原因になります。長時間同じ姿勢でいると血行が悪くなり筋肉がこわばってしまいます。それは、若い20代でも同じ姿勢を2~3時間続ければ、血行が悪くなって筋肉がこわばり腰痛が起こりやすいです。
コールセンターでの腰痛対策はどうする?
では、コールセンターに勤務する方の腰痛対策はどうすればいいのでしょうか?以下に、今すぐ実践できる腰痛対策の一例を解説します。実践できそうなことは参考にしてください。
座りっぱなしを避け、こまめに休憩する
座りっぱなしが最も腰に負担をかけます。1時間に1度は立ち上がり、体を動かしましょう。立ち上がって腰を捻るだけでも筋肉がほぐれて腰痛が慢性化しにくくなります。コールセンターには「小休止」という休憩の方法があります。数時間おきに5~10分の短時間の休憩を取るのですが、それを徹底することが大切です。忙しいとつい小休止を無視しがちになりますが、職場のほうで小休止の時間になったら声かけをするなど工夫してください。
このほか、トイレ休憩をする際に腰を回すなど軽いストレッチをするのも効果的です。いつも休憩時間になると腰がバキバキするという方は、ぜひ実践してみましょう。立ち上がるだけでも効果があります。
正しい姿勢を維持できるイスやクッションを使用
座る姿勢も腰痛に影響を与えます。「モデル座り」と呼ばれる椅子に浅く腰かける姿勢は、見た目は美しいですが腰に負担がかかる座り方です。腰痛を防ぐためには、できるだけ椅子に深く腰掛けましょう。背もたれと椅子の間に隙間ができないようにするのが理想です。
椅子に深く腰かけると机に手が届かない場合は、クッションなどを背もたれと背中の間に挟むなどしてください。また、膝の角度が90度になるのが理想です。椅子が高すぎる場合は踏み台などを使って調整しましょう。現在は、腰痛を防止するサポート器具なども充実しています。
今使っている椅子にセットできるものもあるので、探してみるのもおすすめです。このほか、コルセットなど腰に巻くタイプのサポート器具を使ってみてもいいでしょう。
身体が冷えないように温度管理をする
職場の温度管理も腰痛防止に効果的です。あまり寒すぎると血行が悪くなり、筋肉がこわばりやすくなります。空調設定に気を配りましょう。特に夏は外が暑いほどエアコンを低くする傾向があるので注意が必要です。冬は「省エネ」も大切ですがスーツや制服で問題なく働ける音頭に設定してください。また、体感温度は人さまざまなので、上に羽織るもので調整してみましょう。
腰にカイロを貼るだけでも効果があります。男性は、女性よりも「冷え」に鈍感です。中年以降は男性も冷えやすくなるので、腰痛に悩んでいる方は腰を冷やさないように気をつけましょう。現在は、男性用の冷え対策グッズも充実しています。スーツの下に着用しても目立たない腹巻きなどもあるので、おすすめです。
コールセンターで腰痛を感じたらどうする?
しかし、どれほど対策を取っても腰痛を完璧に防ぐことはできません。コールセンターに勤務しているときに腰痛が出た場合がどうすればいいのでしょうか?以下に今すぐ実行できる腰痛改善法を解説します。腰痛に悩んでいる方は実践してみてください。
お昼休みや休憩時に身体を動かす
立ち上がった直後に腰痛を感じ、歩いているとだんだん改善するような軽い腰痛の場合は、お昼休みや休息時間に体を動かすことが大切です。歩くだけでも一定の効果がありますが、以下にご紹介するストレッチや体操をするのも効果的です。意識して腰を動かしてみてください。
デスクでも可能なマッサージ
椅子とお尻の間にテニスボールを挟んでゆっくりとボールを転がすように体重移動をするなどのマッサージをすると、筋肉がほぐれやすくなります。私物の持ち込みが認められている場合は、簡易マッサージ機などを使ってもいいでしょう。また、ひざの裏の中央あたりにある「委中(いちゅう)」というツボをおすと血行の改善に効果がきたいできます。
膝を包むように掴んで痛みを強く感じない程度に押してみてください。ただし、マッサージを行っている間に腰痛が強くなったら、できるだけ早く病院を受診しましょう。
オフィスでも可能なストレッチ
両手を頭の後ろで組んで、上半身を左右に動かすなどのストレッチを行うと筋肉がほぐれやすくなり、血行も改善します。また、ラジオ体操第一の腰ひねりなども効果的です。腰痛がある場合は腰に手を当てて上体を反らしてみてください。腰痛が軽くなる効果が期待できます。ただし、マッサージ同様ストレッチをした後に腰痛が強くなる場合は、至急病院を受診してください。
散歩をする
歩行も腰痛改善に効果的です。トイレに行くときに少し遠回りするなどして、散歩しましょう。昼休憩の際に少し歩くなどするのも効果的です。背筋を伸ばしてゆっくりと歩きましょう。ストレッチの後に散歩するなどしてもいいですね。
筋肉量を増やす
筋肉は骨と関節を支える天然のクッションの役割を果たします。筋肉量が少ないと良い姿勢を保つこともできません。1日10分でもいいので筋肉トレーニングをして筋肉を増やすように心がけると腰痛改善に効果的です。ただし、腰痛を感じている場合は無理に筋トレをするとかえって腰痛を悪化させてしまいます。
また、激しい運動もいきなり行っては逆効果です。女性の場合は1日5~10分。男性の場合は10~15分くらいの時間から筋トレをスタートしてみましょう。腰回りの筋肉を強化する運動を行ってください。今は、YouTubeなどの動画サイトに無料で見られる筋トレの方法もたくさん掲載されています。
腰痛を緩和できるアイテムを使う
オフィス勤務のワーカーが多い現在、腰痛対策グッズも豊富です。クッションやサポーターなどが手軽に購入できるので、腰痛に悩んでいる方は使用してみましょう。特に、筋肉量がない方は腰に巻くサポーターは筋肉の代わりに関節や骨を支えてくれるので効果的です。
また、腰痛になりにくい椅子を使ってもいいでしょう。しかし、腰痛対策グッズは正しい使い方をしないと効果がありません。使う前に必ず使い方を確認してください。なお、腰痛対策グッズを使って腰痛が更に悪化した場合は直ちに使用を中止し、医師の診断を受けることが大切です。
コールセンター業務で腰痛にならないために
コールセンターでの仕事は、どうしても腰痛になりやすいです。できるだけ自分で対策を行なうことが大切です。一度腰痛が慢性化すると完治するまでに長い時間がかかることも珍しくありません。腰痛対策グッズ、ストレッチ、マッサージなど方法はたくさんあります。また、務めて体を動かし筋肉量を増やすのも有効です。腰痛にならないためには先に対策をすることが大切ですので、ぜひ実践してみてください。
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