チャットアプリ「Slack(スラック)」について
更新日:2024.06.18電話代行Slackは、国内外で人気のコミュニケーションツールです。ニーズに合ったスタイルで会話できる特徴があり、ビジネスの場で用いるケースも多く見られます。このツールについて理解を深めれば、どのビジネスチャットを職場で用いるか検討する時、参考になるでしょう。そこで今回は、Slackの概要・特徴を解説し、企業で導入するメリット・デメリット、おすすめの企業の特徴などをご紹介します。また、電話代行と併用した時の利点などをご紹介しますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
Slack(スラック)とは?
Slack(スラック)は、ビジネスの場で効率よくコミュニケーションを取るのに役立つメッセージングアプリです。
Slackの概要
近年、ビジネスシーンで注目を集めるSlackは、ゲーム会社に由来することで知られています。もともと、Slackのルーツとされるゲーム会社は、2002年創業の「ルディコープ」です。カナダ出身のスチュワート・バターフィールドが設立し、当初はオンラインゲームの制作事業を手がけていました。ゲーム事業自体は成功しなかったものの、そのなかで開発したツールにより、2004年からWebサービスとして「Flickr(フリッカー)」の提供を開始します。Flickrは写真共有サイトであり、日本を含めて人気を博しました。
しかし翌2005年、Flickrは買収され、2009年にバターフィールドは新たなゲーム会社「タイニースペック」を設立します。ただし、社内では円滑にコミュニケーションを取れず、会社の衰退を招いたといわれています。この経験から、コミュニケーションの円滑化を目指して開発されたと伝えられるツールがSlackです。最初は社内のコミュニケーション用に使われ、2013年に社外向けのプレビュー版がリリースされました。その後、2014年からは正式リリースが開始され、現在は日本のアクティブユーザーだけでも100万人を超えるといわれています。
Slackの特徴
Slackは、使い勝手のよさや安全性の高さに大きな特徴があるコミュニケーションツールです。このチャットアプリには、会話のタイプとして、パブリックチャンネル・プライベートチャンネル・ダイレクトメッセージの3つが設定されています。各タイプの仕組みは、大まかに示すと次の通りです。
・パブリックチャンネル :閲覧・参加ともチーム全体で可能
・プライベートチャンネル:閲覧はメンバーのみ、参加は招待制
・ダイレクトメッセージ :閲覧はメンバーのみ、参加はなし
これら3タイプは柔軟に組み合わせられるため、様々な会話をニーズに応じたスタイルで円滑に進めやすくなると見られています。また、セキュリティ面でも、高い性能を有しています。シングルサインオンやドメイン申請の機能を装備しており、Slack上の社内情報にアクセスできるのは、必要なメンバーと承認済みのデバイスのみです。さらに、各種データは保存時と送信時ともに暗号化される仕様であり、高い安全性を確保できると認識されています。
以上のように、Slackは、チームやメンバーに合った会話のスタイルを選択して安全にチャットできるところが特徴的です。
Slack Slackの特徴と使い方をイチから伝授 (参照2024-05)
Slack Slackのセキュリティ|エンタープライズグレードのデータ保護 (参照2024-05)
Slack導入のメリット、デメリット
ビジネス用のコミュケーションツールにSlackを導入すると、スムーズな操作性や効率のよさ以外にも様々なメリットが得られます。ここでは、Slackを導入するメリットとデメリットをご紹介します。
Slackのメリット
Slackの導入がもたらす主なメリットとしては、スムーズに会話できる優れた操作性が挙げられるでしょう。昨今はテレワークを進める職場は少なくありませんが、Slackを使えば各自の仕事場から素早くチャットに参加できます。どこからでも速やかにアクセスできるため、皆が同じ職場にいる感覚で簡単にコミュニケーションを取れるといわれています。
使用時における効率のよさも、大きなメリットです。事前にプロフィールを作成しておけば、チャット上で自己紹介する面倒はありません。また、チームやテーマごとに会話の場所を区別すれば、各種情報は整理されメンバーは確認しやすくなります。
絵文字の多さは、チャットを簡素化するのに有用です。文章を作成する代わりに絵文字でリアクションすると、会話の内容はシンプルになります。加えて、カスタム文字やスタンプを作成できる利点もあります。失念によるミスを防ぐうえで便利な仕組みは、リマインダー機能のSlackbotです。この機能を活用した場合、Slack上にリマインダーが届き、様々な情報を思い出しやすくなります。
さらに、モバイル対応のよさも、Slack特有といえるメリットの一つです。同アプリは、幅広いOS・デバイスにインストールできるうえ、既存のソフトウェアと連携させ各種ツールを1カ所にまとめることも可能です。ほかにも、Slackは多くのメリットがあり、ビジネスで活用する効果は大きいと評価されています。
Slack ビジネス用チームチャットでチームワークの達人に (参照2024-05)
Slack Slackでできることや便利な使い方10選 (参照2024-05)
Slackのデメリット(改善してほしい点)
Slackで改善が望まれるデメリットとしては、既読機能がない点・<情報過多による混乱やコスト面の問題が挙げられるでしょう。
既読機能がない点は、Slack利用者からも問題視する声が多いデメリットの一つです。アプリ内にはログイン状態が表示されるため、Active(オンライン)かAway(離席中)かは把握できます。ただし、メッセージが読まれたかどうかは判断できず、不便といわれています。
情報過多により、混乱が生じるとの指摘も少なくありません。メンバーが増えてメッセージや保存データが多くなった場合、チャットを確認しにくくなり、重要な情報を見落とすリスクは高まると懸念されています。
また、人によっては、コスト面にも不満を抱いているといいます。有料プランは利便性を向上できますが、グループ通話に同時参加できる人数は制約される設定です。チームの規模が大きくても人数制限は緩和されないため、コスパが悪いと指摘されています。
利用者から上記のようなデメリットが挙げられているため、Slackを導入する時は、自社のニーズに応えられるかを十分ご考慮ください。
Slackはこんな会社におすすめ
Slackは、コミュニケーションの量が多い職場、IT・エンジニア関係の企業やチーム編成がよく変わる部署などにおすすめです。
社員数が多く頻繁に連絡を取り合う必要がある企業では、手軽に使えるチャットアプリは役立ちます。Slackは作業場所が離れていてもスムーズに会話できるため、テレワークなどでコミュニケーション不足になる事態は避けやすくなります。
IT・エンジニア関係では、新しいプログラムを開発・運用する際、各種情報を社内で共有する必要があるでしょう。Slackは簡単にメッセージを送れるツールであり、従業員の間で迅速に情報共有することが可能になると考えられます。
また、会社によっては、よくチーム編成が変わるケースもあるかもしれません。その場合も、Slackは用途に合わせてチャットスペースを設定できるため、様々な状況の変化に素早く対応できる柔軟性を備えています。
以上のように、Slackは使い勝手がよく柔軟性もあるため、ビジネスの場で幅広く活用できると考えられます。
Slack×電話代行で業務効率UP
企業でSlackを活用する際、同時に電話代行サービスの電話代行も導入すると、社内の業務効率を向上するのに効果的です。
受電内容を迅速かつ的確に共有
電話代行を利用した場合、受電内容をなんらかの形で共有する必要があります。連絡ツールとしてSlackを利用すれば、受電内容を迅速かつ的確に共有することが可能です。電話代行のオペレーターは着信対応に慣れているため、電話の用件を正確に聞き出します。
そのうえで受電内容を共有するツールとしてSlackを活用すれば、チャット上で迅速・的確に情報共有できるでしょう。電話代行サービス株式会社では、連絡ツールとして【Chatwork】【Slack】【Google Chat】【Microsoft Teams】【LINE】【LINE WORKS】に対応しています。受電内容は、Slack上でも情報共有が可能です。
業務集中度の向上
Slackと電話代行の併用により情報共有がスムーズになれば、業務への集中度は向上するでしょう。企業が電話代行を導入した場合、それだけでも社内で着信対応する手間は減り、従業員の業務集中度は上がると考えられます。
加えて、Slackにより受電内容が迅速・的確に共有されれば、業務上のミスは減少して生産性はさらに向上すると期待できます。電話代行は正確な着信対応を実現できるうえ、従業員の業務負担を軽減するのに有効です。Slackと組み合わせた場合、迅速・的確な情報共有が容易になり、より一層の業務効率化を目指せるでしょう。業務効率UPのためにSlackの導入を検討中なら、併せて電話代行の導入がおすすめです。
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