気をつけよう!社員寮でのマナー

2019.06.28ビジネス豆知識
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福利厚生として社員寮を用意している会社も多くあります。寮に入れば、通勤時間を短縮でき、家賃も節約できます。ただし、厳しいルールを課す社員寮もあるため、注意が必要です。また、ほかの社員との共同生活になるため、マナーを守って過ごす必要があります。こちらでは、社員寮のルールやマナーについてお伝えします。

社員寮

社員寮とはどんなところ?誰が管理するの?

社員寮とは、会社が福利厚生の一環として用意している居住施設のことです。「独身寮」「単身赴任寮」「家族寮(社宅)」といった種類があります。「家族寮」は社員に加えてその家族も住めますが、ほとんどの社員寮は単身者向けです。

社員寮には管理人がおり、入寮者のフォローをしてくれるところがあります。管理人は、食事の準備・掃除・郵便物の受け取り・消耗品の買い出しといったことを行ってくれる存在です。ただし、寮によっては掃除をはじめとした仕事を入寮者が行うケースもあります。

社員寮のメリット

社員寮に入る大きなメリットは、家賃が安いことです。寮の家賃は、一般的な賃貸住宅の家賃よりも大幅に安く設定されています。また、家具や家電がついていることが多いため、ひとり暮らしに必要な初期費用も節約できます。経済的にひとり暮らしをはじめたい方に適したスタイルです。

それ以外にも、社員同士の交流が深まるのもメリットです。社員寮では食堂や談話室でほかの社員とかかわるケースが多くなります。寮で交流が深まると、職場でも良好な人間関係を築きやすくなります。

さらに、寮は会社から近い場所にあるケースが多いため、通勤に時間がかかりません。時間を短縮できるため、その分を別のことに使えます。

食堂があれば、自炊の手間も省けます。自炊をしない方はひとり暮らしをすると不健康な食生活になりがちですが、食堂を利用すれば健康的な食事が可能です。料金は安めに設定されている場合が多く、金銭面でも安心です。

社員寮のデメリット

多くのメリットがある社員寮ですが、デメリットもあります。

まず、プライベートな時間をとりにくくなることです。寮内には常に職場の先輩や同僚がいるため、完全にプライベートな時間を確保しにくくなります。ストレスを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

また、衛生的でない寮もあるため、注意が必要です。社員寮は一般の賃貸住宅とは異なり、営利目的でないため、古くなってもリフォームを行わないケースが少なくありません。築年数の経っている寮もあります。

ほかには、お風呂やトイレが共同の寮が多いことにも、気をつけて下さい。共同の場合、入浴時間が決まっていたり、出勤前にトイレが混み合っていたりと、不便に感じる場面もあります。事前にお風呂やトイレは共同なのか、部屋ごとについているのか確認しておきましょう。

社員寮に入居するには、いくつかの注意点もあります。会社の社員寮を利用できる場合は、メリットとデメリットを比較して入寮するか決めましょう。

入居条件はある?

社員寮は誰でも入れるのでしょうか?入寮条件は会社によって異なりますが、自宅が通える範囲にある方でも入寮できるケースが多くなります。寮に入れば経済的にひとり暮らしができ、通勤時間も短縮できるため、利用できる様なら実家が近くにある方も入寮を検討してみてもいいかもしれません。

入居する条件は厳しくありませんが、多くの寮には年齢制限があるため注意しましょう。基本的に社員寮は収入の少ない若手社員向けのものです。そのため、一定期間を過ぎたら出る必要があります。寮生活を送れる期間は、4~10年が一般的です。寮を出た後のことも考慮しておきましょう。ただし、社宅(家族寮)がある場合は、結婚していればそちらに移り住むこともできます。

社員寮のマナーと規則

社員寮で生活する際は、職場の方と共同生活することになります。関係を悪くしないためにも、マナーを守って生活しましょう。

お風呂やトイレが共同の場合もありますが、共用部分は特に丁寧に使用する様にして下さい。また、相部屋の場合は同室の方に迷惑をかけない様に、普段から部屋をきれいに使うことをおすすめします。会社側の立ち入りもあるため、ひとり部屋であっても常にきれいな状態を保っておいたほうが安心です。

また、社員寮には独自の規則を設ける施設もあります。たとえば、門限です。門限が決まっている場合は、必ずその時間までに帰ってこなければなりません。遅れない様に気をつけましょう。門限の時間や、遅れる場合の連絡方法はあらかじめ確認しておいて下さい。

さらに、社員寮では基本的に部外者の立ち入りが禁止されています。家族や友達、恋人を連れてきたい場合は注意しましょう。面会場所が決まっていたり、事前の申請が必要だったりと、寮によって規則は異なります。

寮の規則を破ると、始末書を書かされたり、退寮することになったりします。最悪の場合は懲戒免職を言い渡されるケースもあるため、注意が必要です。重い処罰を受けたり、一緒に住む方に迷惑をかけたりしないためにも、マナーやルールを守って生活しましょう。

入居時の注意点

社員寮に入居する際は、いくつかの注意もあります。まず、住所変更です。学生の場合寮に入っても住所変更をする義務はありませんが、社会人の場合は必ず住所を移さなければなりません。学生と異なり、税金を納める必要があるからです。寮に引っ越す前に住所変更をしておきましょう。会社からは住所変更について指示されないケースも多く、忘れずに行う様にして下さい。住所変更は市役所や町役場で行えます。住民課まで印鑑と新しい住所が分かるものを持って行きましょう。

また、社員寮に引っ越してきたら、周囲の方や管理人さんへの挨拶を忘れない様にして下さい。女性の場合だと、一般の賃貸住宅であれば安全のために挨拶に行かないケースもありますが、社員寮であれば安全面を気にする心配はありません。職場でも会うため寮で挨拶しなくても良いと考える方もいらっしゃいますが、入居してすぐに挨拶しておいたほうが印象も良くなります。最初の挨拶を怠ると、マナーがなっていない人だというイメージを持たれるおそれもあるため、注意して下さい。

入居時のことは後々まで影響します。入居前の準備や入居後の挨拶は忘れない様にして下さい。

退職したら寮はどうするか

社員寮に住む場合、会社を辞めたらどうなるのでしょうか。社員寮を退職した後の対応について決めた法律はないため、借地借家法もしくは会社の規則に従うことになります。

借地借家法とは、一般の借家に適用される法律です。社員寮に相場と同じくらいの家賃を払っている場合は、こちらの法律が適用されます。借地借家法では、正当な理由がない限り入居者に立ち退きを命じることはできません。理由がある場合も、半年前からの予告が必要です。借地借家法が適用されれば、会社を辞めたとしてもすぐに立ち退きを求められる心配はありません。

ただし、相場より大幅に割引された家賃の寮に住んでいる場合は異なります。相場よりも安い寮は会社から大きな援助を受けているため、借地借家法ではなく会社の規則が適用されるのです。次の方がすぐに入れる様に、速やかな立ち退きを命じられる場合があります。

しかし、ほとんどのケースでは会社は1~2カ月の猶予期間を設けてくれます。退職した次の日に退去を求められるケースは滅多にないため、安心して下さい。心配な方は、自分が暮らしている間に借地借家法が適用されるのか調べておきましょう。

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