働き方改革の前に必要な意識改革
更新日:2022.05.09スタッフブログ働くための考え方をご紹介します
現在、政府が進める働き方改革がメディアで注目を集めていますが、その前にビジネスパーソンは職場での生き残りを考える必要があります。社会や会社の中で存在感を出して生き抜くために必要なこととは何でしょうか?そこで今回は、ビジネスパーソンが有意義に働き続けるための意識改革として知っておきたい考え方をご紹介します。
人生を逆算で考える
会社で生き残っていくために有効となる考え方のひとつが、「人生の逆算」です。まず目標を設定してから、そこに到達するプロセスを計画する方法ともいえます。
日頃の仕事に当てはめれば、売り上げ目標などが明確だと何が必要な作業であるか把握しやすくなります。少しでもはやく目標を達成しようとすれば、自ずと仕事の優先順位が決まり、余計なことに手間をかけている時間はありません。各々の業務は無駄なく処理されるので、結果的に作業効率は上がり収益の向上につながります。
「人生の逆算」では、この流れを人生全体に応用するわけです。まず、会社などで自分が成し遂げたい事柄を決めます。非正規雇用であれば、「〇〇歳までに正規社員になる」という漠然としたイメージで問題ありません。ゴールを決めたら、それを実現するための方法を理解する必要があります。どんな成果を上げれば、自分の職場で正規採用される可能性があるか確認します。目的地への道筋が分かったら、そのルートを進むだけです。
ただし、最初に設定したゴールに縛られるあまり、融通の利かない生き方になるのはよくありません。仮にうまくいかなかった場合も想定し、別の選択肢もいくつか用意するなど、柔軟に生きていくための工夫も忘れないで下さい。
自分を嫌う部下でも、積極的に採用する
出世して部下を使う立場になったら、自分に好意的かどうかでなく能力や実績を重視する姿勢も大切です。
とくに自分を嫌う人でも積極的に採用した場合には、予想外の効果を見込めるかもしれません。どんな理由で嫌われているかは人それぞれですが、きちんと相手の実力を認めれば多少なりとも信頼を得られます。さらに部下として面倒をみながら才能を伸ばしてあげれば、信頼感は増すでしょう。頼もしいビジネスパートナーから、有力な後継者へと成長する期待感も生まれます。
同時に、周囲からの評価も変わることが期待できます。まず、自分に反発的な人を部下として招き入れた度胸は、高評価につながるでしょう。立場や意見を異にする相手を自分の陣営に引き込んだわけであり、部下の使い方に長けていると見なされても不思議はありません。その人物をしっかり育成すれば、潜在的な能力を見抜く目ばかりでなく、人材育成のセンスもあると評価されるでしょう。
それに対し、自分に都合のよい人ばかり集めてしまうと、「批判的な意見に耳を傾けない狭量な上司」というレッテルを貼られてもおかしくありません。
お試し感覚で起業するのもアリ
もし、社員として会社に勤めている状況に満足できなければ、気軽な気持ちで起業にチャレンジするのもよいかもしれません。
最近は起業の方法も多彩であり、個人的に自宅開業する例も少なくありません。勤務先で副業が許されている場合、夜間や週末を利用してネット通販事業をはじめる人なども知られています。本格的に独立するならある程度の初期費用は不可欠ですが、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを活用すれば物件探しなどの手間はかかりません。
ビジネスチャンスは、都市圏だけでなく地方にも隠れています。大都市に人口が集中してしまい全国的に過疎化が危ぶまれる中、地元の再生や活性化を目指す自治体が増えているためです。さまざまな地域で個人起業家を支援する動きが盛んであり、事業を立ち上げた経験がなくても基本的な手続きからレクチャーしてもらえます。
今の職場に不満がなくても、飲食店の営業などに興味のある人は全国各地で繰り広げられている支援活動の様子を調べてみるとよいでしょう。
趣味活でえた経験知識を仕事に活かそう
普段、いろいろな趣味を楽しんでいる人は、そこから会得した経験や知識を仕事に活かすことができれば、自分の付加価値を高められます。
趣味によって活かし方は異なりますが、釣りであれば魚がしっかり針にかかるまで待つ忍耐力やタイミングを逃さず釣り糸を巻き上げる判断力と行動力が必要です。楽器の演奏が好きで楽団などに所属している人は、周りの音に耳を傾け、合わせていく姿勢が欠かせません。これらは、業種を問わず多くの職場において欠かせない能力といわれています。
知識を活かすなら、趣味をそのまま仕事にするというパターンもあります。野球やサッカーが好きなら、スポーツ用品メーカーなどに勤める以外に、プロチームの運営会社に就職する道もあります。ファッション関連の業種・職種も多彩であり、デザイナーやアパレルメーカーだけでなくファッションショーの企画・運営会社などでも活躍できるでしょう。転職を希望するなら、自分の特技や好きな分野に通じる道を検討するのもよいかもしれません。
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