「席を外しております」は正しい?失礼にならない言い換えと例文
更新日:2026.04.07 / 公開日:2026.04.09ビジネス豆知識
ビジネスシーンでよく使われる「席を外しております」という表現。これが「本当に正しい敬語なのか」「失礼に聞こえないか」と不安に感じたことはありませんか。電話応対や来客対応、メール返信など、状況によっては別の言い回しのほうが適切なケースもあります。とくに、相手に与える印象が重要な場面では、わずかな表現の違いが信頼感を左右することも少なくありません。本記事では、「席を外しております」の正しい使い方や注意点をはじめ、「不在」「外出中」「離席中」などの言い換え表現、それぞれの使い分け方をわかりやすく解説します。さらに、戻り時間がわからない場合でも失礼にならない伝え方や、すぐに使える例文も紹介しますので、ぜひ実務にお役立てください。
【関連記事はこちら】>>【シーン別例文付き】電話対応の敬語使い方完全ガイド
「席を外しております」は正しい敬語?電話対応の基本

「席を外しております」は、ビジネスシーンにおいて正しい敬語表現であり、失礼にあたるものではありません。電話対応で担当者が不在の場合に広く使われている、基本的かつ無難な言い回しの一つです。とくに、不在理由がはっきりわからないときや、詳細をあえて伝える必要がない場面では、相手に余計な情報を与えず、柔らかく状況を伝えられる表現として適しています。
実際の電話応対では、「どこにいるかわからない」「外出中です」といった直接的すぎる表現は避け、「席を外しております」と伝えることで、丁寧さと配慮を両立できます。さらに、「申し訳ございません」「恐れ入りますが」といったクッション言葉を添えることで、より印象の良い対応になります。
たとえば、
- 「恐れ入りますが、中村はただいま席を外しております。戻り次第ご連絡いたしますので、お名前とご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
- 「申し訳ございません。ただいま席を外しております。折り返しご連絡いたしましょうか?」
といった形で、次のアクション(折り返し連絡)まで案内するのが基本です。
このように「席を外しております」は、単に不在を伝えるだけでなく、相手への配慮と業務のスムーズな引き継ぎを両立できる表現です。まずはこの基本形を押さえておくことで、どのような場面でも安心して対応できるようになります。
【言い換え一覧】不在・外出・離席の違いと使い分け

「席を外しております」と似た表現は複数ありますが、それぞれ微妙にニュアンスや適したシーンが異なります。状況に応じて使い分けることで、より自然で丁寧な印象を与えることが可能です。ここでは、代表的な言い換え表現とその使いどころを解説します。
それぞれの表現には、伝える状況や丁寧さのニュアンスに違いがあります。簡単に整理すると、以下のとおりです。
※横にスクロールできます。
| 表現 | 意味・状況 | 使う場面 | 丁寧さの印象 |
|---|---|---|---|
| 席を外しております | 一時的に席を離れている状態 | 電話対応全般、短時間の不在案内 | 基本的で自然 |
| 離席しております | 席を離れている状態をやや丁寧に表現 | 来客対応、受付、役員宛の電話対応 | ややフォーマル |
| 外出しております | 社外に出ていて、すぐ戻らない可能性がある状態 | 営業外出中、訪問中、メール返信 | 丁寧で実務的 |
| 不在にしております | 不在理由をぼかして伝える表現 | 公式な案内、メール、詳細を伏せたい場面 | ややかしこまっている |
一時的に席を離れている場合:「席を外しております」
もっとも基本的で使いやすい表現が「席を外しております」です。数分から1時間程度の短時間の離席を伝える際に適しており、電話対応ではとくに違和感なく使えます。
不在理由がわからない場合にも使いやすく、「とりあえずこの表現を使えば問題ない」という汎用性の高さが特徴です。迷ったときの第一選択として覚えておくと安心です。
やや丁寧に伝えたい場合:「離席しております」
「離席しております」は、「席を外しております」とほぼ同じ意味ですが、やや丁寧で落ち着いた印象を与えます。電話だけでなく、来客対応や受付での案内にも適している表現です。
たとえば来客時に「ただいま離席しております」と伝えると、事務的すぎず、きちんとした印象を保つことができます。応対品質を重視したい場面で選びたい言い回しです。
社外に出ている場合:「外出しております」
担当者が社外に出ている場合は、「外出しております」が適切です。「席を外しております」よりも不在の範囲が広く、すぐに戻らない可能性があることを自然に伝えられます。
この表現を使う際は、「〇時頃戻る予定です」といった戻り時間を添えると、より親切で信頼感のある対応になります。電話だけでなくメールでもよく使われる表現です。
詳細を伏せたい場合:「ただいま不在にしております」
理由をあえて伝えたくない場合や、フォーマルな印象を重視したい場合には「ただいま不在にしております」が適しています。ややかしこまった表現のため、メールや公式なやり取りで使われることが多い言い回しです。
不在理由をぼかしつつも丁寧に伝えられるため、「会議中」「外出中」など具体的に言及する必要がない場面で便利です。
長時間不在の場合:「本日は不在です」
終日戻らないことがわかっている場合は、「本日は不在です」と伝えるのがシンプルです。ただし、やや事務的で冷たい印象になることもあるため、「本日は終日外出しております」と言い換えると、より柔らかい印象になります。
とくにメール対応では、相手に安心感を与える表現選びが重要です。単に不在を伝えるだけでなく、「翌日以降に対応予定です」といった一言を添えると、より丁寧な印象になります。
このように、不在を伝える表現は「どのくらい席を外しているのか」「どこにいるのか」「どの程度丁寧さが求められるか」によって使い分けることが大切です。適切な言葉を選ぶことで、相手に与える印象を大きく向上させることができます。
【例文】折り返し・メール・来客対応の伝え方

不在対応では、「何を伝えるか」だけでなく「どう次の行動につなげるか」が重要です。ここでは、電話・メール・来客対応それぞれで使える実務的な例文を紹介します。状況に応じて自然に使い分けられるよう、基本パターンを押さえておきましょう。
電話対応の基本例
「あいにく○○はただいま席を外しております。恐れ入りますが、ご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
戻り時間がわからない場合
「申し訳ございませんが、○○はただいま席を外しており、戻り時間が未定でございます。差し支えなければ、ご用件をお伺いし、戻り次第ご連絡させていただきます。」
折り返しを提案する例
「ただいま離席しておりますので、戻りましたらこちらから折り返しご連絡させていただきましょうか。ご都合のよろしいお時間帯がございましたらお知らせください。」
伝言を預かる場合(実務でよくあるパターン)
「申し訳ございませんが、○○はただいま席を外しております。よろしければ戻りました際に申し伝えますが、お名前とご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
FAQ(よくある質問)

「席を外しております」という表現については、正しさだけでなく、使う場面や言い換えに迷う方も少なくありません。ここでは、実務でよくある疑問をわかりやすく解説します。
Q1. 「席を外しております」は失礼な表現ですか?
A. 失礼にはあたりません。「席を外しております」はビジネス電話でも一般的に使われている適切な敬語表現です。ただし、不在時間が長い場合には、「外出しております」や「不在にしております」といった表現のほうが、状況に合った自然な伝え方になります。
Q2. 「離席しております」との違いは何ですか?
A. 意味はほぼ同じですが、「離席しております」のほうがややフォーマルな印象を与えます。そのため、役員宛の電話や来客対応など、より丁寧さが求められる場面では「離席しております」を使用すると、落ち着いた印象の応対になります。
Q3. 戻り時間がわからないときはどう伝える?
A. 戻り時間が不明な場合は、その旨を正直に伝えたうえで、折り返しの提案を添えるのが適切です。たとえば、「ただいま席を外しており、戻り時間が未定でございます。戻り次第、折り返しご連絡いたしましょうか」といった形にすると、相手に配慮した丁寧な対応になります。
Q4. 「席を外しております」を英語で言うと?
A. 英語では状況に応じていくつかの言い方があります。
- 「He is away from his desk.(席を外しています)」
- 「He is not available right now.(現在対応できません)」
が一般的です。電話対応では、「He is away from his desk right now.」と伝えると自然です。
Q5. メールで「席を外しております」は変ですか?
A. 間違いではありませんが、やや口頭向きの表現です。メールでは「外出しております」や「不在にしております」といった表現のほうが、文面として自然で読み手にも違和感を与えにくい傾向があります。
まとめ
社内で電話対応の負担が大きい場合や、常に丁寧な応対品質を維持するのが難しいと感じている場合は、電話代行サービスの活用も有効な選択肢です。
弊社・電話代行サービス株式会社では、問い合わせ受付や取り次ぎ、伝言対応といった一次対応を専門オペレーターが担い、安定した電話応対を実現します。適切な言葉遣いや状況に応じた言い回しで対応するため、「席を外しております」といった基本表現も含め、印象の良いコミュニケーションを継続することが可能です。
電話対応を外部に任せることで、社員は本来の業務に集中でき、業務効率と顧客満足の両立が図れます。電話対応に課題を感じている方は、ぜひ一度導入をご検討ください。
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