水道局指定業者とは？水道修理業者選びのポイント

更新日：2023.10.23電話代行

水道局指定業者は、水道工事を問題なく遂行する技術や装備があると水道局から認定された水道業者です。水道工事の技術レベルが高く、工事後のトラブルは防ぎやすくなります。また、水道工事によっては水道局の指定が欠かせないため、業者選びには注意が必要です。一方、水道業者が依頼者の信頼を得るには、丁寧な電話対応が怠れないでしょう。そこで今回は、水道局指定業者の概要、業者選びのポイント、水道業者が電話代行を活用するメリットなどについてご紹介します。

1 水道局指定業者とは
2 水道業者選びのポイント
3 電話代行で水道業者の好感度アップ
- 3.1 電話代行の着信対応は親切・丁寧
- 3.2 24時間365日対応も可能
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水道局指定業者とは

水道局指定業者は、水道局から「適切に給水装置工事を施行できる」と認められた水道業者です。以下では、水道業者が水道局から指定を受けるための要件や、水道局指定業者でなければ扱えない業務などをご紹介します。

水道業者が水道局から指定を受けるための要件

水道局指定業者の正式名称は、「指定給水装置工事事業者」です。水道業者が水道局から当該事業者の指定を受けるには、主に以下の要件を満たす必要があります。

「給水装置工事主任技術者」を選任
給水装置工事に用いる機械器具を所持

給水装置工事主任技術者は、3年以上の実務経験が受験資格となる国家資格です。試験では専門分野の知識も問われるため、資格を取得するには経験にもとづく技術力と専門知識を身につけておく必要があります。

給水装置工事に用いる機械器具は、金切りノコや水圧テストポンプです。水道業者が必要な人材や機器類を常備するなど水道法の定める要件を満たすと、水道局から給水装置工事を適切に遂行できる業者として認められます。

水道局指定業者でなければ扱えない業務

水道局指定業者でなければ扱えない業務は、次の通りです。

上水道の給水装置の新設
給水管の種類変更
給水装置の改造工事
給水装置の修繕・撤去

給水装置は、上水道に関係した設備全体のうち給水管から蛇口までの部分です。給水装置の新設・修繕・撤去には、一般家庭や職場での給水管や蛇口の設置から補修や撤去までの工事が含まれます。給水管の種類変更は、古くなった鉄製の配管を新しくポリエチレン製に変えるケースなどが該当します。給水装置の改造工事は、給水管の経路や蛇口を増設する工事などです。

これらの工事を一般家庭や職場で実施する際は、水道局指定業者に依頼する必要があります。なお、蛇口の簡単な補修作業やパッキン交換など軽微なメンテナンスは、水道法により非指定業者でも実施可能と定められています。

下水道工事にも制約がある

下水道関係の設備も、上水道と同様に一部の工事は「排水設備指定工事店」でなければ扱えません。一般家庭や職場の排水設備は、キッチンやトイレの排水口から伸びる排水管や敷地内にある雨水桝・汚水桝が該当します。

排水設備指定工事店は、各地の市町村長から認定を受けた水道業者です。主な認定の要件としては、「排水設備工事責任技術者」の選定が挙げられます。この資格を取得するには、市町村が定める教育課程の修了や規定年数の実務経験が必要になります。

市町村から排水設備指定工事店に認められた水道業者の管轄業務は、次の3つです。

排水設備の設置・除去
排水設備の変更
トイレの構造変更

排水設備の設置には、排水管や雨水・汚水桝の新設や増設が含まれます。トイレの構造変更は、汲み取り式から水洗式に切り替える改造工事です。古い家屋や事務所の排水設備を工事する時は、市町村が認定した水道業者へ依頼する必要があります。

なお、排水設備の場合も、排水管の交換作業を伴わないトイレの清掃作業や部品交換は非指定業者でも実施できます。

水道業者選びのポイント

水道業者選びで目を向けたいポイントは、専門技術・業務実績の有無や業者に連絡した時の対応の早さです。以下では、どの業者に依頼するか決めるうえで判断基準になる注目ポイントをご紹介します。

専門技術・業務実績の有無

水道工事に関する専門技術・業務実績の有無は、給水装置や排水設備の工事を依頼する時の大切なポイントです。専門技術の高い業者に水道設備の工事を頼んだ場合、必要な作業を速やかに進めてくれると期待できます。難しい作業にも手間取る心配はなく、工事に余計な時間がかからず費用も抑えやすくなると考えられます。

業務実績は、水道業者の技術レベルを示す指標です。これまでに豊富な実績を積み重ねている業者は、優れた手腕で多くの依頼者の信頼に応える工事を実施してきたと判断できます。水道業者の公式サイトなどで営業年数や業務実績をチェックすれば、工事を手がけてきた期間や具体的な作業内容を確かめられます。

水道業者に連絡した時の対応の速さ

水道業者選びでは、水道工事の件で連絡した時の対応の速さも業者の力量を判断する重要なポイントです。トイレの故障をはじめ水回りのトラブルは、一般家庭や職場で快適に生活あるいは仕事する時の妨げになります。また、長く放置すると被害が広がる可能性もあり、速やかな解決が望まれます。

水回りのトラブルの多くは緊急性が高いため、水道業者の対応の速さは工事の依頼先を決めるうえで重要な判断材料です。トラブルが発生した時、水道工事の技術・実績に優れた業者が素早く駆けつけてくれれば、問題の早期解決につながります。

さらに水道業者が終日にわたり対応してくれると、深夜にトラブルが発生した場合も翌日まで待たず即座に緊急連絡を入れられます。

見積の記載の細かさ

水道工事を依頼した時に用意される見積の記載の細かさは、水道業者が良心的かどうかを示す重要な指標です。水道業者の場合、見積の記載方法は定まっていません。同じ工事を頼んでも、業者によって記載方法に違いが見られます。簡単に「水道工事一式：〇〇円」とだけ記された見積は、工事の具体的な内容や各作業にかかった費用が見えにくくなります。

水道工事の費用は、基本料金や作業料金など費用項目ごとに設定されているケースが一般的です。見積を用意する際、それぞれの項目の費用を詳細に記してくれる業者は信頼できるといえるでしょう。また、見積の記載内容が詳細であれば、水道工事も細かい見積に沿って丁寧に進めてくれると期待できます。これらに加えて電話対応が丁寧である場合、水道業者が従業員を適切に教育指導している可能性は高いと考えられます。

電話代行で水道業者の好感度アップ

電話対応は、水道工事の依頼者にとって水道業者選びで失敗しないための重要なポイントです。裏を返せば、水道業者の印象は電話対応に左右される可能性があるということになります。水道工事が忙しく電話対応まで手が回らない場合、電話代行を活用すると好感度アップに効果的です。以下では、このサービスの導入が水道業者にもたらすメリットなどをご紹介します。

電話代行の着信対応は親切・丁寧

電話代行は、いずれの用件で電話を受けてもオペレーターの着信対応は常に親切・丁寧です。電話代行のオペレーターは、電話の用件に関係なく通話相手の気持ちに寄り添いながら丁寧に会話を進めていきます。いたずら電話や間違い電話でも、この基本姿勢は変化しません。

水道業者が活用した場合、オペレーターは依頼者の言葉に耳を傾けて何に困っているかを的確に把握するため、電話対応の印象をよくするのに効果があります。

24時間365日対応も可能

電話代行の多くは、利用者からの要望があれば24時間365日着信対応することも可能です。水回りのトラブルは深夜に起きる場合もあり、水道業者に終日対応を求める声は多く聞かれます。最近の電話代行はオプションサービスとして24時間365日対応するケースが増えているため、夜間帯の電話にも対応できます。いつでも電話がつながりやすくなれば、水道業者の好感度は上がるでしょう。電話対応の印象がよくなれば依頼件数の増加にもつながるため、電話代行の活用はおすすめです。