もしもし検定過去問:第三問「ビジネス用語のお詫び」
更新日:2022.04.27スタッフブログ「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラム、第三回目となります。
過去問とは別に、もしもし検定について何かひとつ紹介をしておりますが、今回はもしもし検定は試験がいつなのかについて紹介したいと思います。
もしもし検定の試験日
- 4級(入門級):毎月第1水曜日
- 3級(初級):1、3、5、7、9、11月の第1水曜日
- 2級(中級):2、6、8、12月の第1水曜日
- 1級(上級):4、10月の第1水曜日
- 指導者級(S級):指導者養成講座
※第1水曜日が祝日の場合には、第2水曜日に実施
それぞれ取りたい検定級によって可能な月が異なりますので、注意が必要です。
▼もしもし検定の過去問題3
それでは、問題に入ります。
設問「ビジネス用語のお詫び」
「お詫び」や「断り」を言う際のことば遣いには、細心の注意をはらう必要があります。ビジネス用語として適切な言い方を、次の中から1つ選びなさい。
- 「不行き届きでどうもすいませんでした」
- 「あいにく、今、部品がないもんで」
- 「今、回線が混んでいますので少々お待ちください」
- 「課長は今出かけちゃってるんです」
公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)
問題へのアプローチを解説
今回は選択肢の言葉の中で、どれがビジネス用語であるかという問題。ビジネス用語というのは、敬語とは異なり、ビジネスで取り扱うことがある用語で多くのビジネスマンは利用することになります。
会社として、企業間の取引が多い場合には、しっかりと身につけておきたい技能のです。今回の選択肢は日常会話とビジネス用語の混合になっていますので、しっかりとビジネス用語を見極めましょう。考え方としては、ビジネス用語は敬語とは異なりますが、それでも敬語に近い形で、相手を敬う思いがあります。その点をしっかり見極める必要があります。
もしもし検定の解答
正解:3
電話代行のオペレーターによる徹底解説
アプローチでも書きましたが、ビジネス用語には相手を敬う思いがあります。よって選択肢を見つけ出すのも、そのような部分を手掛かりにします。
1.不行き届きでどうもすいませんでした
「すいません」というのは日常会話なので間違いです。ビジネス用語で言うならば「すみません」を「誠に申し訳ございませんでした」になります。
2.あいにく、今、部品がないもんで
「ないもんで」というのは日常会話ですので、こちらも間違い。ビジネス用語ならば「切らしています」と言うべきです。
3.今、回線が混んでいますので少々お待ちください
こちらが正解。適切な言い回しとなります。逆に日常会話にするならば「少し待ってください」となるかと思います。
4.課長は今出かけちゃってるんです
とてもわかりやすい間違いです。ビジネス用語では「出かけております」となります。
以上です。
ビジネス用語と敬語の明確な違いというのはありませんので、ビジネス用語と敬語の比較という問題は考えにくいと思います。問題の回答として紹介させて頂いた、ビジネス用語の場合にはどう読むのかというのもしっかりと勉強する必要があります。
なぜなら、問題の作り方として、今回は正解を求める選択肢でしたが、選択肢の中から間違いを探す問題というのも出てくるからです。正解だけをみて納得するのではなく、逆の問題が出るかもしれないという思いで勉強をしてください。
次回の第四問は『もしもし検定過去問:第四問「電話と対面による違い」』です。
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