鍵を無くした時の対処法
更新日:2023.04.18スタッフブログポケットなどから鍵を取り出そうとした時に「あれっ」と思うことありませんか?「そうだった、今日はカバンの中にしまっておいたのだ」とよく考えてみて思い出します。カバンの中を見てみますが鍵はありません。右のポケットではなくて、左だったのかなと思いポケットに手を突っ込んでみます。やっぱり鍵はありません。だんだんと焦ってきます。このままでは家に入れません。何度もポケットを探してみたけど、やっぱり鍵はない。どうやら鍵を無くしてしまったようです。自分が鍵を無くすなんて思ってもみなかった。そんな風に思っても鍵は出てきません。
鍵を無くしてしまうトラブルは24時間365日、いつでも、誰にでも起こりうるトラブルです。こんな時こそ落ち着いて行動するべきです。と言われても、鍵を無くして落ち着いてられないのが人間です。今回は、鍵を無くした時も落ち着いて行動できるように、鍵を無くした時の対処法と、鍵を無くさないようにするための予防術を紹介したいと思います。
目次
鍵を無くした時の対処法をご紹介
1、鍵を無くすまでの行動を、ひとつずつ振り返る
とにかく焦らないことです。まず、最初に行うべき行動は、冷静になって鍵を無くすまでの行動を振り返ることです。これからどうしようと不安な気持ちでいっぱいになりますが、不安になって悩むよりも、これからどうするかが大切です。近くに椅子があるなら座ってみてから考えましょう。もしくは、自分が落ち着けるような飲み物を飲んでみてからにしましょう。とにかく、焦らずに自分の気持ちを落ち着けることがとても大切です。
少し落ち着いたら、探してみましょう。人間ですから勘違いすることや、思い違いをすることだってあります。もう一度、カバンやポケットの中を落ち着いて探してみます。着ている服や、コートのポケットもひとつ残らず、忘れることなく探してみて下さい。カバンの中身は、できればひとつずつテーブルの上に出して探してみましょう。どこかカバンの奥の方に、鍵は潜んでいるかもしれません。財布やポーチの中も探してみてください。まさかこんなところにと、自分が思いもしなかったところにあったりするものです。
カバンやポケット、持ち物全てを探してみたけれど見つからないなら、やはり鍵をどこかに落としてしまったと思われます。自分の持ち物に鍵が見当たらないなら仕方ありません。思い出すのは大変ですが、鍵を無くしてしまったと気付くまでの行動を、細かくひとつずつ思い出しましょう。できるだけ、紙か何かに時系列で書きならべて思い出す方法がベストでしょう。
今朝は何時に家を出て、どこに行ったのか。途中、買い物でコンビニなどに行かなかったのか。そのあとはどこに行ったのか。行動した順番に書きながら思い出しましょう。できれば、忘れないうちに鍵の形状や特徴、分かれば鍵のメーカー、キーホルダーが付いていたかなどを一緒に書いておきましょう。
紙に書くメリットは、書くことによって記憶が蘇りやすいことです。また、書いたメモはあとで必ず役に立ちます。鍵の特徴や自分の行動を全て書けたら、メモの順番どおりに戻って探してみるのが一番良いです。時間的に戻って探すのが厳しい場合は仕方ありません。途中に立ち寄ったお店などで、連絡先が分かる場合は連絡して確認してみるのも良いでしょう。
但し、今、自分が困っているという「承認欲求」を満たしたいがために、SNS等に書きこんで探したり、助けを求めたりするのはやめましょう。とても危険です。あなたのことを知っている誰かが、あなたが無くした鍵を拾って持っている可能性もあります。良い人なら届けてくれますが、悪い人なら、あなたに黙って使ってしまう可能性もあります。時と場合によっては頼りになるSNSですが、鍵を無くした場合は利用しない方が得策です。
2、警察に遺失届を出す
思い当たる場所は探したし、持ち物は全てくまなく探した。おまけに、自分の行動を細かく振り返って考えてみたし、実際に戻ってみて探した。それでもない場合は、念のため警察に遺失届を出しておきましょう。運が良ければ警察に鍵が届いている可能性もあります。最寄りの警察署、交番に直接行って遺失届を出しましょう。遺失届を出しておけば、後日見つかった場合に連絡が来るので安心です。
ここからは、遺失届の出し方と書き方、書くべき項目も合わせてご紹介します。遺失届を出す際に大切なのは、無くした鍵の特徴です。鍵のメーカーが分かればよいですが、分からない場合は形状やキーホルダーが付いていたかどうかも含めて詳しく書いてください。
もし、無くしたのが車の鍵なら車のメーカー名で問題ありません。あとは名前、連絡先、住所、無くしたと思われる場所と日時です。時間が曖昧だと思いますので、最後に鍵を見た時間から、鍵を無くしたと気付くまでの時間を記入すればよいと思います。
ここで、先ほど思い出しながら書いたメモが役に立つはずです。また、遺失物はネットでも検索できるようになっているので、定期的に確認するのもひとつの手段です。ネットで全国の遺失物情報から、自分の住んでいる、もしくは無くしたと思われる都道府県ページに移動して、遺失物の種類や日時、場所を選択するとたくさん情報が出てきます。
但し、遺失物情報に記載されているのは「銀色の鍵、1本」等です。同じような鍵が、たくさん遺失物として届いている場合もありますので、ネットの情報だけでは自分が無くした鍵かどうかは分かりません。直接、問い合わせるのが良いでしょう。
3、鍵屋さんに頼む
自分でできる限りの手を尽くして探したし、遺失届も警察に出した。でも、見つからなかった。鍵は閉まったままで部屋に入ることができません。こうなったら、鍵屋さんに頼るしかありません。電話1本で駆けつけてくれて、手っ取り早く鍵を開けてくれます。
ただ、鍵屋さんに電話するとなると緊張してしまいがちです。何度も鍵屋さんを利用したことがある人は少ないと思います。でも、心配はいりません。電話で現状をそのまま伝えればよいのです。「鍵を開けてもらいたい」と。その際に鍵の種類等を聞かれますが、これも、自分が書いたメモの通りに答えればよいので安心です。
当然ですが、鍵屋さんは有料です。金額は業者によってバラバラですが、鍵開けはおよそ5,000円からです。鍵の種類によって、鍵開けの値段は変わってきます。必ず、現地で作業前に確定料金を確認してから、正式に鍵開けを依頼しましょう。業者によっては、鍵開けとは別に、出張料金を取られる場合もあります。ただでさえ、鍵を無くして困っているのに、鍵屋さんと鍵開けの料金で揉めてしまっては、踏んだり蹴ったりです。
鍵屋さんはその名の通り鍵のプロですから、鍵のことなら何でも手っ取り早く解決してくれます。交通状況によっても変わりますが、駆け付けにはおよそ15分から40分程度と言われています。鍵開けには5分から30分程度あれば解決してくれます。
鍵屋さんのお陰で鍵は開いて少し安心ですが、まだ心から安心はできません。なぜなら、鍵は開いても閉める鍵がなければ意味がないからです。家の中に合鍵がない場合は、合鍵を作ってもらわないといけません。こちらはおよそ10,000円からです。
さらにいえば、合鍵を作るよりも、鍵全体を交換する方が良いかもしれません。無くした鍵が戻ってこなかった場合は、誰かが鍵を持っている可能性もあるのです。近所の人が落とした鍵を拾って悪用していた事例もあるくらいです。今は、ネットで簡単に合鍵が作れてしまう時代ですので、運よく無くした鍵が戻ってきたとしても、拾った人が合鍵を作っている可能性もあります。
鍵全体を交換するとなると、それなりに費用も掛かりますが、安心を買うと考えれば高くないと思います。鍵交換をしてしまえば、無くした鍵が戻ってこなくても問題ありません。但し、賃貸住宅に住んでいる方は、勝手に鍵交換をすると契約違反になる場合がありますので、事前に大家さんなどに相談しないといけません。
鍵を無くさないようにするための対策と予防術
鍵を無くしたことによる精神的ショックと経済的負担は、とても痛いものです。もう二度とこんな思いはしたくありません。そのための対策と予防術を紹介したいと思います。
マイルールを作り、鍵をしまう場所を決める
家に帰ったら鍵を置く場所を決めて、外出する際は鍵を右のポケットにしまうなど。ポケットがない場合もありますから、カバンの中のポケットに入れるなど、自分だけが分かる場所を決めることです。そして、いつも決めた場所にしまいましょう。そうすれば、慌てることも減るはずです。
あとは鈴の付いたキーホルダーなどを付けておくのも大切です。落としても鈴が付いていれば気付きやすいためです。また、鍵を自分の体から離れないように、チェーンで繋ぐのも有効な対策です。鈴もチェーンも100均で売っていますから簡単に手に入ります。
それ以外の対策としては、自分独りだと無理ですが、周りの人に「自分は物を無くすので、いってください」とお願いしておくのも手段のひとつです。「鍵を忘れているよ」と一声かけてくれるでしょう。
極論になりますが、鍵自体を減らすことも無くさないようにするためのひとつです。自転車やバイクの鍵は数字式のロックチェーンにしてしまう。南京錠などの使用もやめて、自分が持つ鍵の数を減らすのも、鍵を無くさないために有効な対策と言えます。
「もし、また鍵を無くしてしまったら」と考えておく
人間ですから、どれほど気を付けていても、また鍵を無くしてしまうこともあるかもしれません。その時のことも少し考えておきましょう。
無くした時を考えて、あらかじめ合鍵をどこかに用意して置いておくのも良いです。ポケットとは別にカバンの中や、会社の自分しか分からない場所に合鍵を置いておくのも良いと思います。
ただ、玄関ポストの中や、植木の下など、誰もが気付きそうな場所はやめておくのが無難でしょう。
また、鍵を住所の分かるものと一緒に保管しないのも重要なことです。財布や定期入れ、また保険証などと一緒に鍵を保管しているなら、今すぐ別の場所に変更しましょう。もし財布や定期入れ、保険証を落としたら?と考えると、住所が書いてあるものと一緒にするのは避けるべきです。
良い人なら届けてくれますが、悪い人なら悪用されてしまう可能性があります。かなり危険ですし、また鍵交換しなければいけなくなります。それ以外には、鍵の紛失防止に役立つ探し物発見器、キーファインダーを使うという手もあります。安いものなら500円からあります。受信機を鍵に付けておけばいいのです。
送信機のボタンを押せば受信機が鳴るので、探し物がどこにあるか見つけやすいという道具です。ただ、発信機自体を無くしてしまったら、使えなくなりますので注意が必要です。また、もし無くしてしまった時に慌てなくていいように、自分の持っている鍵の写真を取って保存しておくのも良いかと思います。
今回は鍵を無くした時の対処法について、鍵を無くさないようにするための対策と予防術についてご紹介しました。鍵を無くしてしまったら、誰もが慌ててしまうものですが、ひとつずつ順番に行動していけば、なんとかなるものです。鍵を無くさないようにするための対策と予防術も参考にして頂き、試していただけると幸いです。鍵は無くさない方が良いですが、もし無くしてしまっても落ち着いて行動すればきっと解決できると思います。
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