秘書はどんな服装で仕事するべき?
更新日:2023.04.13秘書代行秘書のファッションといえば、清潔感のあるスーツに高いヒールの靴など、きちんとしたイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、秘書のファッションに関する規則も会社によってさまざまで、秘書だからこういう服を着るべきといった決まりはありません。とはいえ、仕事柄秘書のイメージはそのまま上司や会社のイメージとして考えられてしまう可能性があります。では、秘書の理想の身だしなみとはどの様なものでしょうか。秘書に求められるコーディネートの基本をご紹介いたします。
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目次
秘書の仕事に合う服装とは?
秘書の仕事内容は上司の職業によってさまざまですが、スケジュール管理や電話・メール・来客の一次対応など、上司の業務の補佐やサポートが中心です。上司に随行する場合や来客の際など、いろいろな年代の方と対面する機会も多いため、身だしなみには十分気を使う必要があります。どんな年代、性別の方にも不快感を与えない様に、かつ、上司や会社のイメージを崩してしまわない様な清楚で上品な服装を意識しましょう。派手な柄や個性的すぎるデザインの服は万人受けしづらいため、控えたほうが無難です。
秘書はよく動き回らなくてはいけない業務も多いため、動きやすい服装を取り入れることが望まれます。ラフになり過ぎない程度にゆったりとしたデザインのものや、ストレッチ素材のものなど、機能的な服を選びましょう。靴は賛否両論ありますが、ヒールのあるパンプスが望ましいようです。高すぎるヒールは動き回る時に支障が出るため、7㎝程度に留めておきましょう。また、つま先やかかとが出てしまうサンダルやミュール、ブーツはビジネスシーンにふさわしいとはいえません。
職場でのNGファッションとは?
制服着用が義務付けられていたり、オフィスカジュアルが認められていたり、職種や職場によってファッションに関する規則はさまざまです。こちらでは、一般的にビジネスマナーに反するといわれている職場でのNGファッションをご紹介します。
露出し過ぎている
胸元が開きすぎている服や、ノースリーブなど肩を露出する様な服装は基本的にNGです。ビジネスシーンでは、どんなに暑い季節でもひじ・ひざ・鎖骨は出さないのが基本です。スカート丈がひざより短いと、ソファーに座って対面する場合などに向かいの方が目のやり場に困ってしまいます。また、同様の理由から下着や体のラインが出過ぎてしまう様なタイト過ぎる服も避けるのが無難です。
カジュアル過ぎるもの
一般的に、デニム素材の服はカジュアルになり過ぎてしまうためNGとしている会社は少なくありません。ニット帽やキャップ、サングラスなどのファッションアイテムはもちろん、スニーカーやサンダルなどもオフィスにふさわしいとはいえないでしょう。いくらオフィスカジュアルが認められている会社でも、どこまで許されるかのラインがあるものです。会社のルールにしたがい、節度ある服装を心がけましょう。
だらしなく見えるもの
フォーマルな服装をしていても、しわがついていたり毛玉だらけだったりした場合はだらしない印象を与えてしまいます。服のメンテナンスや管理方法を徹底し、周りに不快感を与える服装はしない様に気を付けましょう。
派手なアクセサリーやメイク
職種にもよりますが、ビジネスシーンでは基本的に、派手すぎるメイクやアクセサリー、ネイルなどは仕事上の身だしなみの域を超えているため、マナー違反とされています。仕事中は誰にも不快感を与えない様な、TPOをわきまえた節度あるメイクを心がけましょう。
オフィスカジュアルとは?
オフィスカジュアルは、基本的にはフォーマルに少しカジュアルを取り入れたファッションを指します。とはいえ、オフィスカジュアルの線引きも会社によって千差万別であるため、会社のルールにはしたがいましょう。オフィスカジュアルOKの職場だとしても、判断を誤れば常識がない、だらしないと思われてしまう可能性があります。
特に年配の方は、スーツ以外の服装で仕事をしていることを快く思わない方も少なくありません。社内外のさまざまな年代の方と接する機会が多い場合は、誰に対しても不快感を与えない服装を意識することが大切です。
秘書が意識すべき着こなしのポイント
会社によって規則は違いますが、どの業界の秘書であってもファッションで気を付けるべきポイントは同じです。清潔感と上品さを兼ね備えた、相手に安心感と信頼感を与える服装を意識することが大切です。自分の好きな服装や自分がおしゃれに見える服装ではなく、常に相手にどういう印象を持たれるかを考えながら選んで下さい。こちらでは秘書として持っていて損はない、着回しに便利な5つのアイテムをご紹介します。
黒ジャケット
何にでも合わせやすく季節を選ばない万能アイテムです。会社のロッカーに置いておけば急な来客にもすぐに対応可能となるため、普段ジャケットは着ないという方でも1枚は持っておいて損はないでしょう。
白シャツ
白シャツは、清潔感と品の良さを兼ね備えたビジネスシーンでは定番のアイテムです。素材違いやデザイン違いなど、何枚か持っていると着回しに便利です。
スカート
女性の正装はズボンではなくスカートとされているため、急な訪問や来客にもすぐ対応できる様にスカートを選ぶのが賢明でしょう。スカートの場合は多少色柄がはっきりしていても、シンプルなトップスと合わせれば上品で女性らしく見えるためコーディネートが簡単でおすすめです。
シンプルなパンプス
黒やベージュなど落ち着いた色のシンプルなパンプスは、どんなコーディネートにも合わせやすいため重宝します。通勤時に汚れてしまったりヒールがとれてしまったりしても困らないために、通勤用とオフィス用を分けて会社で履き替えるのもおすすめです。
カーディガンやストール
冷房病や冷え性に悩まされている方に特におすすめなのが、カーディガンやストールなどの羽織りものです。自分の体調管理も秘書の大事な仕事のひとつです。体温調整できるものを常備しておくとよいでしょう。
全体的に調和のとれたファッションが理想
秘書のファッションは、華美過ぎず上品な色、デザインのものが理想です。控えめに輝くアクセサリーや派手すぎない程度に色柄を取り入れて、さりげない女性らしさや柔らかい雰囲気を演出するのもおすすめです。秘書はあくまでも上司の補佐であるということを忘れずに、ファッションで悪目立ちしない様に注意しましょう。
また、一緒に行動する上司の服装とも調和がとれていると、より印象が良くなると考えられます。たとえば、自由な社風をアピールするためにラフな服装でいる場面で、秘書だけがスーツを着ているのは不釣り合いといえるでしょう。秘書だからこういう服装でなければいけない、という決まりはありません。TPOをわきまえ、上司の服装との調和を考えながら、最適な服装で仕事に臨みましょう。
秘書のファッションは、上司や会社のイメージまで左右してしまう場合もあるため、十分注意する必要があります。自分が着たい服装を選ぶよりも、周囲に不快感を与えないことを第一に考えることが大切です。秘書は服装選びも仕事のひとつと捉え、その場にふさわしい服装で仕事をするのが正しいかもしれません。上司の服装とのバランスも考えつつ、最適な服装を心がけてみましょう。
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