直感力を鍛える方法

2021.01.12ビジネス豆知識
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大手通販サイト「Amazon」の創業者である「ジェフ・ベゾス」氏いわく、「私たち人間は自分自身が下した決断の集合体」であるとのこと。事実、私たちはあらゆる局面において「選択」と「判断・決断」を行ってきました。人生とは、その繰り返しに過ぎません。

一方、人生の重大局面において自身の「直感」を信じ、見事乗り越えてきた人は少なくありません。とりわけビジネスやスポーツの世界では、「直感力に優れる人ほど成功する」ともいわれます。

そこで今回は、直感力の鍛え方とビジネスシーンにおける重要性、さまざまな鍛え方をご紹介します

直感力を鍛える方法

直感力とは?

直感力とは、ものごとを感覚的に判断する非認知能力の一種です。人によっては「野生の勘」ともいう直感力。ビジネスやスポーツで大成する人物は、いずれも「直感力が鋭い」といいます。

直感と山勘の違い

そもそも直感力の正体とは、一体何なのか。私たちは日常生活やビジネスシーンで、無意識のうちに「判断」を繰り返しています。

そのなかでも根拠がなく、当てずっぽうで判断することを「山勘」といいます。たとえば、「今日買えば宝くじが当たりそうだ」というように、山勘には一切の判断材料がありません。完全に運任せなので、結果的に良い時もあれば、悪い時もあります。

一方の直感は、「山勘」のような偶然の産物ではありません。何度も思考を重ねたうえで、稲妻のごとく最後に閃きます。「山勘」や「野生の勘」、あるいは超能力のような「第六感」とも違う、“感覚的な根拠にもとづく判断”です。

脳科学から考える「直感のメカニズム」

最近はニュース番組のコメンテーターとしても活躍する認知神経科学者「中野信子」氏によると、脳にはものごとを判断する2つの機構(システム)があるといいます。一般に右脳・左脳と呼ばれるものです。

右脳はものごとを迅速に判断する機構、左脳は理性や倫理にもとづきゆっくりと、慎重に判断する機構です。同氏によると、私たちが考える「直感力」は、右脳の働きによって決まるといいます。

「人は見た目が大事」、「ビジネスは第一印象で決まる」と良くいったもの。これはほとんどの人が、相手の評価を「見た目」や「声」、「匂い」といった情報にもとづき、直感で判断しているためです。

これは裏を返すと、右脳を鍛えれば直感力も磨かれるということです。商談相手の本当の人物像が分かったり、話の本質を見抜けるようになったりします。直感力を磨きたいなら、右脳を鍛えるトレーニングを積むことが大切です。

直感力に優れた人の特徴とビジネスシーンにおける重要性

ここでは、直感力に優れた人の特徴をご紹介します。ビジネスシーンにおける重要性も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

特徴1.その場の「変化」に気がつける人

具体例を挙げましょう。ビジネスシーンにおいて、以下のような体験をしたことはありませんか?

■「新しい上司とは気が合いそうだ・・・!」

■「○社に委託するのは、何となくまずそうだ・・・」

■「この商談には裏があるのでは?」

上記に明確な根拠はありませんが、直感力のある人は「変化」に敏感です。場の雰囲気や空気感、相手・周囲の表情など、些細な変化を判断材料に、最適な判断を下します。

つまり「直感力に優れた人」とは、周囲の変化を察知したうえで、その都度最適な判断を下せる人なのです。「山勘」に頼るのではなく、場数を踏んで培ってきた知識・経験を信じたうえで判断します。

特徴2.常識や先入観にとらわれない人

直感力に優れる人ほど、常識や先入観にとらわれない傾向があります。つまり、自由な発想や柔軟な思考が、直感力を鍛えるカギになるのです。

たびたび「子どもは直感力に優れる」といわれます。子どもは大人に比べ、知識・経験はありませんが、常識や先入観にもとらわれません。したがって、直感力が湧きやすくなります。

もし直感力を鍛えたいなら、童心に返ってものごとを考えるクセをつけると良いかもしれません。

特徴3.“メモ魔”ほど直感力に優れる

直感はいつ何時湧き出てくるか分かりません。そのため、思考を重ねて「あっ!」と閃いた瞬間にメモすれば、大切な判断材料を忘れずに済みます。直感力を鍛えたいなら、日常的にメモを取る習慣を身につけることが大切です。

特徴4.リラックスする時間を取れる人

直感は思考を重ねた結果の産物です。しかし、常に脳をフル回転させていては、柔軟な発想はできません。

たとえば、企画立案。「良い企画をつくりたい!」と意気込んでデスクに向かうよりも、公園でぼーっとしている時や、入浴中・就寝前などのリラックスしている時に、「あっ!」と閃くことも少なくありません。直感力を磨きたい人こそ、1日のどこかでリラックスタイムを設けてみましょう。

直感力を鍛える方法は?

ここでは、日常的に直感力を鍛える方法をご紹介します。「メモを取る」「リラックス状態になる」などのほか、以下の方法があるので実践してみてください。

1.   瞑想をする

近年のビジネストレンドになっている「瞑想」。「Google」のマインドフルネス・人材育成プログラムである「SIY(Search Inside Yourself)」が有名です。

瞑想自体は、決して難しいものではありません。仰向けまたはあぐらをかいて座り、軽く目を閉じて呼吸に意識を向けます。頭を空っぽにしたまま、10分ほど同じ状態をキープしてください。

瞑想をしているとたびたび、思いがけないアイデアやイメージが浮かび上がります。それを忘れないようにメモし、直感力を磨いていきましょう。

2.   自分の中の「異端・例外」を受け入れる

同僚や上司、クライアントなど、ビジネスシーンではさまざまな人と出会います。そんな時、「自分とは合わないな・・・」と感じる人が、必ず出てくるものです。

私たち人間には、自分とは価値観が合わない“ヒト・モノ・コト”を「異端・例外」として扱い、シャットダウンするクセがあります。大人になるほど似たもの同士が集まり、あたかもぬるま湯のような、「刺激が失われた環境」に慣れてしまうのです。

繰り返しますが、常識や先入観は直感の創出を阻害します。日ごろから自分と違う人・・・つまり、「価値観が異なる人」との交流が刺激となり、直感力は着実に磨かれていきます。

成功者は直感力に磨きをかけていた?

ビジネスにおける成功者は、さまざまな方法で直感力を磨いていました。たとえば、日本人発明家である「ドクター中松」氏の場合です。

同氏が10億円を投じ、自宅に24金の“黄金のトイレ”をつくったのは、有名な話です。すべての音と電磁波を防ぐ“黄金のトイレ”にこもり、発明のアイデアを考えるのだといいます。これが同氏ならではの、直感力を高める方法なのでしょう。

また、直感や閃きは「夢」という形で現れることもあります。夢に関する偉人たちの逸話は、数え切れないほど存在します。代表的なケースを2つほどご紹介しましょう。

ケース1. アウグスト・ケクレ

ドイツの有機化学者である「アウグスト・ケクレ」は、夢に現れた“自分の尻尾を咥えた蛇”をヒントに、現代化学式に用いる「ベンゼン環」を思いつきました。現代有機化学における基礎的構造式は、ある男の夢をヒントに到達していたのです。

ケース2. ラリー・ペイジ

1996年、「Google」の共同創業者である「ラリー・ペイジ」氏は、夢でみた革新的なアイデアをもとに、「PageRank」と呼ばれるアルゴリズムを開発します。後に「PageRank」は「Google検索エンジン」の原型となりました。

こうした夢は大抵、起きてから数時間のうちに忘れてしまいます。しかし、夢の中に成功のヒントが隠れているケースは少なくありません。少しでも気になる夢をみたら、起床後すぐにメモを取る習慣をつけましょう。こうした積み重ねにより、直感力は養われていきます。

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