就活で名刺は必要?

2020.10.29ビジネス豆知識
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就活で名刺は必要?

就活中の名刺利用に関するアンケートを見ると、名刺の必要性を認識した社会人は3割に満たない少数派でした。回答者の7割強は、必要なかったと答えています。それでも就活時に名刺を活用すると、自己アピールに効果的といわれています。就活生でも名刺を有効活用すれば、いろいろなメリットを得られるでしょう。そこで今回は、リクルートサイトでのアンケート結果をふまえ就活時に名刺が活躍する場面や、名刺交換がもたらすメリットをご紹介します。

リクルートサイトでのアンケート結果

リクルートサイトで実施したアンケートによれば、就活中に名刺の必要性を実感した社会人は少数派でした。

名刺を必要と思った社会人は3割未満

アンケート結果では、就活中に名刺を必要だと思った社会人は3割未満です。

就活用の名刺に関するアンケートは、2018年に実施されました。調査対象は、就活経験のある入社後1~2年目の社会人222名です。「就活中、名刺は必要だと思いますか?」との質問には、222名全員から回答を得られました。

回答の内訳を見ると、「はい」は24.8%、「いいえ」が75.2%を占めています。調査結果をふまえれば、就活中に名刺を必要と思った社会人は全体の約1/4となる25%弱であり3割に届きません。

同じくアンケート回答者のうち就活中に名刺を用意した割合は約23%にとどまり、この数字からも就活中に名刺が必要であると認識した社会人は少数派と分かります。

名刺が必要と思った理由

2018年実施のアンケートでは、就活中に名刺が必要であると回答した社会人にその理由も聞いています。

とくに目立った回答内容を示すと、「相手へのアピールにつながるから」、「自己紹介を端的に行えるから」、「コミュニケーションのきっかけになるから」、「自分の名前を覚えてもらえるから」などです。

これらの回答には「アピールにつながる」や「名前を覚えてもらえる」といった言葉が含まれ、面会相手に名刺を渡すことで自己アピールの効果を高められると期待している傾向が見られます。

調査結果をふまえた分析でも、就活用に名刺を用意する学生が少数派なら自分の印象を残しやすくなるとの意見が聞かれます。さらに名刺は氏名や学校名をはじめとする基本情報の誤解を防ぎ、名刺交換がコミュニケーションのきっかけにもなると評価しています。

どんな場面で名刺は活躍する?

就活中、実際に名刺をよく使ったとの回答が多かった場面は、会社説明会やOB・OGを訪問した時です。

トップは会社説明会・合同企業説明会

アンケートで「就活中はどんなシチュエーションで名刺を使いましたか?」と質問したところ、トップは会社説明会・合同企業説明会でした。

この質問項目は複数回答可であり、51人から回答を得ています。調査結果の詳細を見ると会社説明会・合同企業説明会が62.7%を占め、次いでOB・OG訪問が56.9%です。その後は、面接などの選考の場が37.3%、その他が2.0%と続きます。

会社説明会やOB・OB訪問は、先輩社員と直接に会えるよい機会です。あらかじめ自分の名刺をつくっておいた就活生の多くは、このタイミングを活かして名刺を有効活用していると分析されています。

面接など選考の場で使ったとの回答も4割近くに及び、少数意見とはいえません。面接会場でも先輩社員と顔を合わせる可能性があり、あいさつする時間があったので名刺を渡した就活生も見られます。

名刺を渡す相手は採用担当者・先輩社員が中心

就活生が会社説明会やOB・OG訪問した時に名刺を渡した相手は、主に採用担当者と先輩社員です。

アンケートのうち「就活中は、誰に対して名刺を渡しましたか?」との質問には、47人が複数回答可で答えました。結果は採用担当者が70.2%を占め、トップを獲得しています。先輩社員も61.7%に達し、過半数を占める多さです。

会社の採用担当者は人事に大きく関わる存在であり、先輩社員も入社に向けて力強い支えになる可能性が小さくありません。就活中に名刺を用意する主な目的が自己アピールであれば、採用担当者や先輩社員に渡すのは自然な結果と考えられます。

この質問では、さらに就活仲間が34.0%と続きました。会社説明会や面接会場で出会った就活生は一緒に採用を目指す仲間であり、連絡先を交換するため名刺交換するケースがあります。

名刺を持つメリットとは?

就活する際、名刺を用意する主なメリットは、採用担当者と連絡先を交換できるうえ社会人としての自覚も芽生えるところです。

採用担当者と連絡先を交換できる

採用担当者の連絡先を知っていると、会社訪問のアポイントを取りやすくなるといわれています。

社会人は仕事に対して責任があり、担当業務の期日を守るうえで時間は貴重です。自分と親しい先輩でも、作業に忙しければ簡単には会ってもらえません。それでも採用担当者に仲介してもらえると、面会の約束を取りつけられる可能性は高まります。

採用担当者の連絡先を知っていると、面会の後にも効果を発揮します。先輩に取り次いでくれたことへのお礼メールを送れば、印象をよくするのに有効です。会社訪問で失礼があった時も、後日に電話やメールで謝罪の気持ちを伝えられます。

社会人としての自覚が芽生える

就活中に名刺を用意しておくと、場合によっては入社前から社会人としての自覚が芽生えます。

就活生はまだ社会人の立場になく、あくまで学生身分です。最近は入社後のミスマッチを防ぐため就活中に業務体験できるケースが増えているものの、問題が起きても責任は問われません。

そんな状況のなか、名刺には就活生に社会人としての意識を自覚させる効力があります。通常、名刺には氏名や連絡先の記載が不可欠です。名刺を渡した相手には個人情報を知られるため、就活生でも社会人として責任ある行動を心がける傾向が見られます。

これらに加え、就活用の名刺があると他大学の就活生と知人になれるメリットも見込めます。就職に不安があると就活仲間は心強く感じられ、さまざまな会社の情報を得られる意味でも有益です。

名刺交換時のマナーや注意点

就活で名刺交換する時には、きちんとマナーを守る必要があります。相手から失礼に思われないため、注意も怠れません。

名刺交換時のマナー

就活生でも、社会人と名刺を交換するのであれば、正しいマナーを守ることが大切です。

名刺は、目下あるいは訪問者から先に渡します。名刺入れから出したら片手で持ち、残りの手を添えながら渡すのが基本です。名刺は相手に正面を向けて差し出し、自分の氏名や学校名を名乗ります。

お互いが同時に差し出した場合の交換方法や受け取った名刺の置き方にも、正しいマナーがあります。余裕があれば、細かい点についても詳しく調べておくとよいでしょう。

覚えておきたい注意点

名刺交換で失敗しないためには、記載事項やデザインに注意を欠かせません。

就活生の場合、名刺に記載する基本事項は大学名、学部、氏名、メールアドレス、携帯電話の番号です。所属サークルやボランティア活動の経験をアピールしたくても、肩書きが多過ぎると印象を悪くする恐れがあります。

名刺のデザインは、シンプルにとどめておくと無難です。写真を添えると印象に残りやすいですが、イラスト入りや派手に装飾を施したデザインは避けましょう。会社によっては就活中の名刺交換を禁止しているケースもあるので、ルール違反にならないかくれぐれも気をつけて下さい。

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