ビジネスマンのための夏スーツの着こなし方

2020.06.15ビジネス豆知識
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クールビズの影響で、夏はノータイ・ノージャケットが主流となっている会社も多いようです。しかし、業種やシチュエーションによってはスーツ着用が義務付けられることもあるでしょう。そんな時のためにも、夏用スーツはしっかり用意しておく必要があります。高温多湿な気候の日本の夏をスーツで乗り切るためには、暑さと蒸れへの対策が必須です。夏でもスーツを外せないビジネスマンのために、夏スーツを選ぶ際のポイントや手入れ方法などを伝授いたします。

ビジネスマン夏スーツ

 

スーツの種類

四季によって気候が変わる日本では、それぞれの季節に適したスーツを着用することで快適に過ごすことができます。スーツには大きく分けて、春夏用と秋冬用、オールシーズン用の3種類あり、一般的には色味・厚み・織り・素材などに違いがあるようです。まずはそれぞれの特徴をご説明しましょう。

 

春夏用

地域や気候によって前後しますが、大体3月~9月に着用する薄手で軽めのものが春夏用スーツです。生地は空気を通しやすい素材を使用し、風通しを良くするために粗めに織られています。少しでも通気性をよくするために、通常ジャケットの背中についている裏地を極力小さくしているものが多いようです。特に盛夏用スーツともなると、日本の高温多湿な気候夏を乗り切れるよう、通気性と吸汗性に特化した仕上がりになっています。ライトグレーやベージュ、明るめのネイビーなど、さわやかな印象を与えてくれる明るい色味のものが春夏向きといえるでしょう。

 

秋冬用

10月~翌2月を目安に着用する厚みがあって暖かいものが、秋冬用スーツです。風を通さない様に細かく織られたツイードやフランネルなどの毛足の長い生地を使っているため、保温性に優れています。裏地も温まった空気を逃さない総裏仕様で、防寒にも役立ちます。コートやオッドベスト、カーディガンなどと合わせ、ファッションを楽しめるのも秋冬用スーツの魅力といえるでしょう。色味は落ち着いたダークトーンのものを選び、暖色系の小物を合わせることでより温かい印象になります。

 

オールシーズン用

オールシーズンスーツはその名のとおり、1年中着られる工夫が施されているスーツです。オールシーズンスーツには明確な定義がないため、メーカーそれぞれが工夫を凝らした作りになっています。一般的には春夏用と秋冬用の、中間程度の厚みの生地を使って裏地は背抜き仕様にするなど、複合的な作りです。そのためオールシーズン対応とはいっても、真夏は暑く感じ、真冬は寒さを感じてしまうこともあるでしょう。1年中あまり気温の影響を受けない内勤作業がメインで、常時スーツ着用が義務付けられている方にはおすすめのスーツといえます。

 

夏スーツの選び方

夏スーツは生地や素材、機能性を重視すれば、汗ばむ夏をより快適に過ごすことができます。夏スーツを選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します。

 

◇生地

コットン(綿)

夏用カジュアルジャケットの定番のコットンは、吸湿性・保湿性・通気性に優れた生地です。天然繊維ならではの優しい肌触りが魅力で、幅広い年代の方に人気があります。

 

リネン(麻)

リネンはコットンの4~5倍の吸水性があるといわれており、汗ばむ季節にもってこいの生地といえます。発散性にも優れ、サラリとしたさわやかな手触りが涼しげな印象を与えてくれるでしょう。

 

モヘア

モヘアは、アンゴラヤギの毛で作られた生地です。生糸のような光沢と強い張りが特徴で、しわもつきにくいため夏スーツに適した素材といえます。少々お値段は張りますが、清涼感があって見栄えよく仕上がるため、価値ある1着になるでしょう。

 

シアサッカー

別名「しじら織り」とも呼ばれるシアサッカー生地は、清涼感のあるブルーとホワイトのストライプと生地表面の波状の縞模様が特徴です。独特な波状の生地によって肌との接地面積が少なくなるため、快適な着心地が得られます。

 

◇素材

クールマックス

クールマックスは、スポーツウェアなどに使われている吸水速乾性が非常に高い高機能素材です。汗や湿気を素早く吸収し、気化熱によって服にこもった熱を排出してくれるため、汗の不快感が軽減するといいます。

 

ウォッシャブル

ウォッシャブルスーツは、しわになりにくい素材や乾燥しやすい芯地など、随所に工夫が施されています。気になる汗やにおいも自宅で簡単に洗い流せるため、高温多湿の日本の夏にぴったりのスーツです。

 

涼感素材

触るとひんやりと冷たく感じる涼感素材を使用したスーツなど、夏を快適に過ごすための新素材スーツが続々と誕生しています。各社競う様に涼感スーツを作っていますから、自分に合ったものを選んでみて下さい。

 

◇裏地

背抜き仕様

背抜き仕様とは、裏地が肩から肩甲骨辺りまでしかついていない仕様のことを指します。裏地がついていない部分は表地のみですから、その分通気性があり涼しく着られます。春夏用スーツは大半が背抜き仕様です。

 

半裏仕様

半裏仕様とは、背抜き仕様からさらに前身頃の裏地まで弧を描く様に半分ほど切り取った裏地の仕様です。裏地が少ない分涼しく過ごせますが、仕立てに技術を要するためオーダースーツなどでよく見られます。

 

アンコン

アンコンとは「unconstructed jacket」が語源となっており、非構築的な上着という意味です。裏地や肩パッド、芯地などをすべて取り払っているため、軽量感と清涼感が格段にアップします。

 

◇その他

より涼しく過ごすために気にかけたいポイントは、肩パッドや芯地の厚みです。どちらもより薄いものを選ぶことで熱がこもりにくくなるため、夏スーツを選ぶ際はチェックしてみて下さい。また、できるだけ明るい色味のものを選ぶ様にしましょう。太陽の光を反射してくれるため熱がこもりにくく、周囲にも涼しげでさわやかな印象を与えてくれます。

 

夏スーツの手入れ方法

汗をかきやすい夏は、スーツにも汚れやにおい、しわなどがつきやすくなります。スーツは頻繁にクリーニングに出すことはおすすめできません。夏場でも清潔にスーツを着こなすためには、日々のお手入れが重要です。自宅で簡単にできる夏スーツのお手入れ方法をご紹介します。

 

◇しわ取り

まず、ブラシでスーツについているほこりを払い、スーツ全体が湿る程度に霧吹きで水をかけます。スーツ用の太めのハンガーにかけ、風通しの良い場所に干しておくだけです。霧吹きの水をしわ取りスプレーに変えればさらなる効果が期待できます。

 

◇汗じみ取り手順

洗えないタイプのスーツの場合、汗を放置しておくとにおいやカビの原因になってしまいます。水で濡らしたタオルで汗じみ部分を強めに叩き、丁寧に汗抜きしておきましょう。クリーニングに出す際は、通常のドライクリーニングだけでは汗抜き効果はありません。汗抜きしたい旨をしっかり伝えましょう。

 

◇におい取り

においは、アイロンのスチームなどの蒸気を当てて蒸発させることで、簡単に取ることができます。シャワーを浴びる時に浴室内の濡れない場所にかけておき、湯気を当てておくだけでも効果的です。また、衣類用の消臭スプレーも手軽でおすすめです。蒸気やスプレーをかけた後は、風通しの良い場所でしっかり乾かして下さい。

 

スーツ選びは一見仕事に関係ない様に思われますが、季節に合わないスーツは、着ている本人だけではなく周りの人にも不快感を与えてしまう可能性があります。汗をかきやすい夏場は特に、素材や仕様にこだわったスーツを選ぶことが重要です。季節に合ったスーツで快適に過ごすことで、仕事の効率もアップするかもしれません。正しいスーツ選びと日々のお手入れで、高温多湿の日本の夏を清潔で快適に乗り越えましょう。

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