ファミリーデーとは
更新日:2023.03.07ビジネス豆知識ワーク・ライフ・バランス推進の一環としてファミリーデーを取り入れる企業が多くあります。ファミリーデーとは従業員の家族が職場訪問するイベントのことです。ファミリーデーを開催することによってどのようなメリットがあるのか、また、開催方法なども紹介します。
目次
「ファミリーデー」
ファミリーデーは社員の家族を会社に招待して交流を深めるイベントです。ワーク・ライフ・バランスの取り組みのひとつとして注目を集めている社内イベントでもあります。従業員が日頃行っている仕事に対して家族の理解を深める意味でもファミリーデーは有効なイベントと言えます。実際に多くの企業がファミリーデーをイベントとして開催しています。ファミリーデーを開催することによって、従業員のモチベーションアップに繋がり仕事への意欲が高まります。
また、新しいアイデアを発見することも可能になります。同僚の家族を知る機会にもなり従業員同士のコミュニケーション向上にも役立ちます。働きやすい職場の雰囲気づくりにも効果的なイベントです。また、ファミリーデーを開催する企業は、社員やその家族を大切にする会社というブランドイメージの向上にも繋がります。
ファミリーデーを開催するメリット
従業員の家族に職場を理解してもらえる
ファミリーデーを開催して家族が職場に来ることによって、従業員が普段どのような場所でそのように仕事をしているのかが家族に伝わります。家族は従業員が働いている職場を見ることにより安心感を持つことができます。また、今まで以上に応援したいという気持ちも湧いてくることが予想されます。結果的に従業員の仕事に対するモチベーションは向上します。
同僚の家族との交流ができる
仕事をしているだけでは交流することのなかった同僚家族との交流ができます。そのことにより、従業員同士がお互いの家族に対する理解が深まります。家族で何かのトラブルがあった時にも従業員同士で支えあっていくことが可能になります。ワーク・ライフ・バランスの推進だけでなく働きやすい職場環境を整備することができます。
企業イメージの向上につながる
ファミリーデーを開催している企業は自社のホームページなどにもファミリーデーの開催などのイベントをアップしてアピールすることができます。ブランドイメージの向上になりますので優秀な人材の確保に繋がります。また、日頃はなかなか伝えることが難しい従業員やその家族に対しての感謝の気持ちを伝えることができます。従業員は企業が存続、発展していく為には大切な存在です。ファミリーデーを通じて従業員との結束を高めることができます。
家庭内でのコミュニケーションが増える
家族が仕事に対しての理解を深めてくれることによってコミュニケーションも増加します。仕事が多忙な時期やトラブルがあった場合にも一定の理解が得られるようになります。従業員も日々仕事を一生懸命に頑張れるのは家族がいるおかげだと実感でき、今まで以上に仕事に意欲を持って取り組むことができます。
子供にとってはとても貴重な体験ができる
子供からすれば親がどんな仕事をしているのかとても気になります。また、職場は子供にとって全てが未知の世界。子供は親が思うよりもたくさんのことをファミリーデーで吸収します。これから大きく成長するためにも子供の頃の職場体験は貴重な経験になります。
ファミリーデーを開催するデメリット
顧客情報や企業秘密漏洩のおそれがある
ファミリーデーは不特定多数の人が出入りします。大切な顧客情報や企業秘密の管理に注意しなければなりません。
仕事とプライベートの混同
仕事とプライベートを分けて考えたい従業員にとってファミリーデーは迷惑なイベントです。従業員の家庭環境によっては家族を職場に招待したくない従業員もいるかもしれません。
独身者や開催日にも注意
独身の従業員にとってファミリーデーは面白くないイベントかもしれません。さらに言えば離婚した従業員にとってはファミリーデーが苦痛に感じてしまうこともあります。また、子供が苦手な従業員は子供の対応にも困ることがあります。誤ってケガをさせてしまってはいけませんし、子供が好きじゃないだけで冷たい人だと思われるのも苦痛です。平日開催のファミリーデーでは、仕事がまともにできなくなってしまう可能性もあります。
ファミリーデーの企画例
他にもたくさんありますが以下は一例です。企業にあったイベントを開催するのが良いです。
オリジナルの社員証や名刺、グッズを作成する
職場見学ツアーの開催
製品体験コーナー
子供が遊べるスペース、場所を設ける
記念撮影ができるスポットを作る
社員食堂の利用体験
ファミリーデー開催の注意点
従業員の理解を得てから開催すること
従業員の理解を得てから開催しないとファミリーデーのメリットが生かしきれません。ファミリーデーが逆効果になってしまっては開催する意味がありません。独身の従業員にも理解を得てから開催することをオススメします。
子供に対する安全対策
従業員の家族には小さい子どもがいる家族もあります。子供が来ることを想定していない場所ですので、いつも以上に注意を払って準備しなければなりません。子供の安全対策を施した上で、イベント用の保険に入るのもひとつの手段です。
セキュリティ対策
たくさんの人が来場するファミリーデーでは個人情報などの管理が重要です。準備の段階で安全な場所に保管するようにしましょう。
当日の出勤扱い
ファミリーデーは会社のイベントですので、従業員全員出勤扱いで開催するのが望ましいです。ワーク・ライフ・バランスの推進の為にも従業員が働きやすい環境作りをメインに考えてファミリーデーは開催してください。
ファミリーデーについて紹介しました。ファミリーデーを開催する前に全従業員の理解を得てから開催する必要があります。上手くいけば企業にとっても従業員にとってもメリットのあるイベントです。開催までの準備をしっかりしてファミリーデーを成功させて下さい。
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