サーバントリーダーシップとは

2020.04.13ビジネス豆知識
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サーバントリーダーは新しいリーダーと言われています。どのようなリーダーシップを発揮するかによって部下のモチベーションも変化します。近年、注目されているサーバントリーダーシップについて紹介します。

サーバントリーダーシップ

 

「サーバントリーダーシップ」

サーバントリーダーシップは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱しました。サーバントは使用人、召使いという意味があります。そのため、支援型リーダーシップとも言われます。リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものであるという考えに基づかれています。
サーバントリーダーシップでは、部下に対して明確なミッションを示してそれを行う部下を支援するリーダーシップです。部下を支えチームに奉仕するリーダーシップです。日本においてこれまで主流だった支配型リーダーシップは、俺についてこいタイプのリーダーです。
上司は自分のミッションを達成するために部下がいると考えられていました。また、支配型リーダーは強い統率力を持って部下を管理、命令することで組織を動かしてきました。
ですので、支配型リーダーシップは強制型リーダーシップとも言われます。近年は働き方や多様性の影響もあり、支配型リーダーシップと正反対のサーバントリーダーシップが注目されるようになりました。
サーバントリーダーシップは、前提に相手に奉仕することが掲げられています。このことから部下の言いなりになってしまうのではないか、部下の主張や意見を何でも受け入れないといけないのか、と言われてしまうかもしれませんがこれは違います。部下を信頼して部下の能力を肯定することから始まるのです。上司と部下ではありますが、お互いの利益になる信頼関係を築くことがサーバントリーダーシップです。
もちろん部下がやってはいけないことをした場合は厳しく叱責することもサーバントリーダーには求められます。ビジネスの環境もめまぐるしく変化しています。そんな現代に柔軟に対応することができるのがサーバントリーダーです。サーバントリーダーのいるチームでは部下はリーダーに遠慮することなく自由に意見を述べることができます。その結果、チーム内のコミュニケーションが活発になります。チームとしてやるべきことが明確になりやすく、チーム全体に共有されます。
部下は主体的な取り組みをすることができるようになり、仕事に対するモチベーションも向上します。チーム全体としての組織力も向上しチームの目標もクリアできます。
チームの目標達成のためにサーバントリーダーシップは有効です。

サーバントリーダーシップのメリット

生産性の向上につながる

サーバントリーダーの存在によって部下の仕事のやり方が指示待ちから主体的な仕事のやり方に変化します。リーダーが部下の声に耳を傾け自主性を尊重することによって部下のモチベーションが向上します。
また、サーバントリーダーは部下の利益になることを考えてサポートしてくれるので部下はチームのために頑張ろうとします。結果的にチームは目標を達成することができ生産性の向上につながります。

ハラスメントやトラブルの防止になる

支配型リーダーシップにおいては、部下は常に上司の機嫌を伺っていなければいけません。組織の利益よりも上司の機嫌、消費者の声よりも上司の機嫌が気になります。
上司も部下の意見に聞く耳を持たず、自分の命令に従わない部下には激しく叱責する、またパワハラなどのハラスメントをします。権力で部下を支配しようとするからトラブルが発生します。
サーバントリーダーシップでは、部下の意見を尊重することが前提にありますので、ハラスメントなどのトラブルが発生する可能性は低いです。
問題が発生しても大きくなる前に対処することができます。

サーバントリーダー、10の特性

傾聴

一番大切なのが傾聴です。部下を尊重して相手のために聞くのです。
話し方や表情、姿勢や仕草から読み取れるようにならなければいけません。
深いレベルで部下の気持ちを理解して聴きます。
そうすることで部下の信頼を得て良好なコミュニケーションが取れます。

共感

部下の立場に立って部下の気持ちを理解します。人は誰もが不完全であるということを前提にして部下をどんな時も受け入れます。

癒やし

部下の心の傷を無くし、欠けている部分があれば補いあい、持っている力を回復させます。

気づき

常に部下の雰囲気を感じ取り気づくことができるようにします。そうすることで自分の変化にも気づくことができます。

納得

権力を利用して部下を支配することなく、また服従も強要しない。部下の同意を得ながら納得させます。

概念化

チームや自分の将来をビジョン化して部下に伝えます。

先見力

将来の展望について、現在の状況を鑑みて判断することができます。

執事役

自分が利益を得ることよりも部下が利益を得ることを優先します。
一歩引いたリーダーです。

人々の成長への関与

部下一人一人が秘めている力を把握し、部下の成長を促すことができます。

コミュニティづくり

部下が大きく成長できるような愛情たっぷりのチームを作ることができます。

サーバントリーダーはただ優しいだけではありません。部下の利益を尊重して上手くチームをまとめることが求められます。時代の変化とともにリーダーの形も変化していきます。
日本での導入事例はまだまだ少ないのですが、新しいリーダーシップの形であるサーバントリーダーシップを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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