ロジカルシンキングとは
更新日:2023.04.07ビジネス豆知識ロジカルシンキング、日本語に訳すと論理的思考です。ロジカルシンキングを身に付けると分かりやすく説得力のある伝え方ができるようになります。ビジネスパーソンにとって欠かせないスキルのひとつでもあります。ロジカルシンキングは苦手だという方もいると思いますが日常のトレーニングで身に付けることができます。今回はロジカルシンキングについて紹介します。
目次
ロジカルシンキングとは何か?
ロジカルは論理的、シンキングは考えるという意味ですので、ロジカルシンキングは論理的に考えることを意味しています。複雑に絡まった情報も論理的に筋道を立てて考え自分の中で整理します。整理した情報から結論を導き出します。ロジカルシンキングを身につけると自分の考えを相手に分かりやすく伝えることができます。ぜひ身に付けたいビジネススキルの一つです。
ロジカルシンキングのメリット
説得力のある話し方ができるようになる
プレゼンや会議で話が分かりにくいと言われた。もしくは頑張って話しているのに相手に伝わっていない。仕事では感情的に訴えるよりも論理的に相手を納得させる方が上手くいきやすいです。ロジカルシンキングを身につけることによって相手に話を分かりやすく伝えることができるようになります。さらに突き詰めていくことによって説得力が生まれます。そうなると相手からの信頼も高まり、社内で提案が通りやすくなったり、営業なら成績が上がったりすることもあるでしょう。コミュニケーション能力の向上にも繋がります。
問題を解決しやすくなる
ロジカルシンキングが身につくと問題に対して論理的に考えることができるようになりますので、問題が発生した原因をつきとめることができます。原因さえ分かれば解決策も考えられます。ロジカルシンキングによって効果的な対策を講じることができ問題を解決しやすくなります。また、ロジカルシンキングによって迷う時間や不必要な作業などの無駄を省くことができますので業務の効率化も期待できます。
ロジカルシンキングの注意点
ロジカルシンキングは素晴らしいスキルですが、コミュニケーションスキルとしてロジカルシンキングを活用する場合は注意が必要です。人には感情もあれば立場やプライドもあります。相手の感情を無視して、ロジカルに正論だけをぶつけるのは考えものです。正しいことを言われているから余計に腹が立つということにもなりかねません。逆に相手を不愉快な気分にさせてしまい説得することができなくなってしまう可能性が高いです。ロジカルシンキングの目的をしっかりと把握して活用する必要があります。
ロジカルシンキングの考え方
最初にするのはMECE(ミーシー)
Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略です。意味はもれなくダブりなく、問題に対しての理由をあげていきます。問題の解決策を検討するときに正しい結論に導くためには、もれやダブりがあってはいけません。検討している問題にもれがあると正しい結論には到達することができません。また、ダブりも問題解決に向けての効率が悪くなります。違うように思えても良く考えてみるとダブっていることもありますので注意が必要です。もれなくダブりなくするためには、MECEをいつも意識しておくことが大切です。
次にWhy So?(なぜそうなのか?)So What?(だから何なのか?)True?(本当?)という問いかけをしながら結論の制度を高めます。ピラミッド構造と言われます。紙に書きだしながら結論を導き出します。複雑な情報も紙に書くことによって整理ができますし、もれも発見しやすくなります。新しい発想も湧いてきます。
ロジカルシンキングのトレーニング方法
ロジカルシンキングというスキルを知っていても使わなければ使えるようにはなりませんしロジカルシンキングのスキルも鍛えることができません。
結論から話すようにする
先に結論から話して、その後に理由を複数伝えるようにします。その際に具体的な情報も付け加えると相手に自分の主張が伝わりやすくなります。
日々の出来事をMECEやピラミッド構造を利用して考える
MECEでもれなくダブりなく、問題に対して理由をあげてピラミッド構造で紙に書きだして結論を出します。
日々の出来事に対して仮説を立ててみる
仮説を立てるには理由があります。その理由をMECEでもれなくダブりなく拾います。ピラミッド構造で紙に書きだして結論に導きます。仮説が当たらなかった場合はなぜなのか?を考えましょう。情報が不足していた場合もありますし、MECEがしっかりもれなくダブりなくできていなかった場合もあるでしょう。こういう風に考える癖をつけることもロジカルシンキングのトレーニングになります。
今回はロジカルシンキングについて紹介しました。ロジカルシンキングはMECEでもれなくダブりなく拾い上げることが大切です。その後、ピラミッド構造でふるいにかけて結論を導き出します。論理的に考えることが苦手な方は、ぜひこの機会にロジカルシンキングに挑戦してみてください。
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