社会人におすすめ!朝活のメリットとスケジュール

更新日:2023.04.06ビジネス豆知識

朝活で読書をする男性

朝の時間を有効活用する「朝活」。社会人の間では、2008年頃から朝活をする方が増えてきたといわれます。朝は集中力が増しやすく、仕事や勉強をするのに最適な時間です。効率的に作業したい方は、朝方に切り替えてみてはいかがでしょうか。こちらでは、朝活のメリットやスケジュールをご紹介します

人間の脳は朝のほうが活動しやすい?

朝は「脳のゴールデンタイム」とも呼ばれています。人間は、日中に目や耳からたくさんの情報を得ますが、それらの情報は寝ている間に整理されます。朝の脳は情報が整理され、リセットされた状態であるため、インプットやアウトプットをしやすいのです。時間を効率的に使いたい方は、朝、集中的に勉強や仕事をして、夕方はゆっくり過ごすことをおすすめします。

人間はもともと夜型の生き物ではありません。朝が苦手で昼間や夜にやる気が生まれるという方もいらっしゃいますが、それは生活サイクルに順応した結果ともいえます。自分が夜型だと感じている方も、ぜひ一度朝方の生活に挑戦してみて下さい。

朝活のメリットとは?

朝活にはさまざまなメリットがあります。

時間を有効活用できる

朝活の大きなメリットは、時間を有効活用できることです。取り組みたいことがあっても、忙しくてなかなかできない、前に進めないという方も多いのではないでしょうか。しかし、朝に行うと決めれば、時間を確保しやすくなります。また、朝は夜の3倍集中力がアップするといわれているため、短い時間でも効率良い作業が期待できます。

体の調子が整う

朝活を続けていくと、体の調子が整います。人間の本来の生活リズムは、日の出とともに目覚めて暗くなったら眠るというものです。そのため、早起きをしていると健康な体に近づいていけるわけです。ホルモンバランスが整うため、肌の状態も良くなります。

さらに、同じ睡眠時間でも早めに眠ると疲れが取れやすくなるため、翌日の業務に集中しやすくなるというメリットもあります。夜型の生活を送っていて体調がすぐれない方は、ぜひ朝方に切り替えてみましょう。

ダイエットや運動の効果が高い

朝は、ダイエットや運動の効果を得やすい時間帯です。この時間は空腹状態であるため、運動をすると脂肪を燃焼しやすくなります。ストレッチや筋トレ、ランニングといった運動がおすすめです。また、運動の代わりに家事をして体を動かす方法でも良いでしょう。

朝の運動には、血行を促進して脳を活性化させるメリットもあります。ダイエットしたい方や健康になりたい方、日中の活動を効率的に行いたい方は、ぜひ朝の運動を習慣化してみて下さい。

何時に起きる?1日のスケジュールを紹介

朝活をはじめたい場合は、何時頃に起きてどんなことをすれば良いのでしょうか?朝活のスケジュールの例をご紹介します。

8時台から仕事が始まる方

8時台から仕事が始まる方は、4時台に起きましょう。出勤するまでの時間を、運動や勉強に有効活用できます。

  • 4:00:起床
  • 4:30~5:00:ウォーキングやランニングといった運動
  • 5:00~6:00:勉強や仕事
  • 6:00~7:00:出勤準備
  • 7:00~:出勤

10時台から仕事が始まる方

出勤時間が遅めの方は、6時頃に起きるのがおすすめです。早めに起きてやりたいことをするための時間を取りましょう。

  • 6:00:起床
  • 6:30~7:00:家族を起こす、運動をする
  • 7:00~8:00:読書や資格取得のための勉強
  • 8:00~9:00:出勤準備
  • 9:00~:出勤

朝活では、無理に運動や勉強をしなくても、好きなことをして過ごして構いません。しかし、夜のうちに朝のスケジュールを決めておくと、時間を有効活用しやすくなります。朝どんなふうに過ごすか考えておき、充実した1日を過ごしましょう。

早起きするためのコツは?

早起きするためには、夜の過ごし方が重要になります。夜はあまり予定を入れずに、早めに寝る様にしましょう。新しいことを行うと目が冴えてしまうこともあるため、寝る前は以前見たことのある番組を見たり、読んだことのある本を読んだりしてリラックスするのがおすすめです。

朝に目が覚めたら、まずは太陽の光を浴びましょう。太陽の光が網膜から入って視神経が刺激を受けると、脳の覚醒を促すセロトニンが放出され、頭がすっきりします。さらに、朝に目が冷めて、夜は眠くなるという生体リズムも整います。時間があるのでしたら、起きてすぐに外を歩いて光を浴びましょう。部屋にいる場合も、窓を開けて太陽光を浴びると、気持ちよく起きることができます。

朝活では、いきなり大きな目標を立てる必要はありません。普段7時に起きている方が、次の日から4時に起きようとすると、体が生活サイクルの変化についていけません。はじめは30分~1時間早起きすることからスタートしましょう。少しずつ体を慣らしていくことがポイントです。

また、朝活というと集中してたくさんの作業をしなければならないと思っている方もいるかもしれませんが、無理に長い時間何かをする必要はありません。1分間勉強するだけでも、脳にとってはプラスです。これから朝活をはじめる方は、まずは小さな目標を立てて、少しずつ体を慣らしていくうちに、できることを増やしていきましょう。

睡眠時間は削らないこと!

朝活をする際は、睡眠時間を削らないことが大切です。早起きをする時は、その分早く寝る様にして下さい。睡眠時間を削ってしまうと、せっかく早起きして活動できても日中の集中力が落ちてしまいます。それでは意味がありません。毎日7時間はきっちり睡眠をとる様にしましょう。

ただし、必要な睡眠時間は人によって異なります。必要な睡眠時間のカテゴリーは、大きく9時間以上(ロングスリーパー)、6時間未満(ショートスリーパー)、6~9時間の間(バリアブルスリーパー)の3つがあり、どれがふさわしいかは個々の体質や生活習慣、体調で決まります。自分に必要な睡眠時間が分からない場合は、それぞれの時間を試してみて、もっとも調子良く動けるものを選びましょう。

朝活では何をすれば良い?

朝活にチャレンジする場合、どんな活動が適しているでしょうか?おすすめの行動をいくつかご紹介します。

英語を学ぶ

朝活をしている方に人気が高いのが、英語の勉強です。朝は集中力が高まる時間帯。脳が活発に動くため、単語や文法の暗記をするのに最適です。英語の勉強をしたい方は、朝に行ってみてはいかがでしょうか。朝でも講義を受けられる英会話教室に通うのもおすすめです。

読書タイムに活用

朝活で読書をする方も少なくありません。朝の読書は内容が記憶に残りやすく、情報が整理されやすいというメリットがあります。日中に読書する時間を取れないという方は、ぜひ朝の時間を読書に充ててみましょう。

ヨガでリラックス

女性に人気なのがヨガで、さまざまな目的で習慣づけている方がおられます。朝にヨガを行うと、体が活動モードになり、基礎代謝もアップします。朝から通えるヨガスタジオもあるため、健康に気をつけたい方は挑戦してみましょう。一度はじめたら、継続することが大切です。

仕事の整理

朝は、1日のなかで脳がもっともスッキリする時間。仕事のタスク整理をするのに最適な時間です。朝に1日の動きを考えておくことにより、効率的に仕事がはかどります。また、良いアイデアが出やすいのも朝といわれます。企画を考えたい、アイデアを生み出したいのなら、早起きしてみることをおすすめです。

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