ネットショップを立ち上げたい人必見!ネットショップの立ち上げ方始め方
更新日:2023.10.23電話代行インターネットで商品を売りたい!そう考える人が多い時代となりました。ネットで商品を売りたい、未経験ながらECサイトを立ち上げたい、そう思っていても実際どこから手を付けていいかわからないものです。そこで今回は、初めてのネットショップ運営する方に、立ち上げ方や商品の仕入れ方、運営方法や流行らせるノウハウなど紹介していきます。
目次
ネットショップの可能性
ネットショップの市場規模は年々拡大しています。店舗で商品を買うのが当たり前だった時代から、インターネットやSNSで商品を買うのが当たり前の時代になってきました。ネットショップやECサイトの市場規模は年々増加してきています。たった十数年の間にネット経由で物が売られることが当たり前となりました。
また、最近では不用品などを簡単に売れるフリマアプリの登場も大きな要因といえます。メルカリやラクマなど、一般の方がネットショップで商品を売りやすい環境になりました。そのため、フリマアプリだけでなく自分でショップサイトを運営したい!もっと稼ぎたい!副業を頑張って本業にしたい!と考える方も増えてきています。
経済産業省の調査では、2019年のBtoC-EC市場規模は19兆3,609億円、前年の17兆9,845億円から7.65%も規模は増加しており、さらに日本のECの市場規模は拡大していく傾向にあります。ネットショップを起こしたいと思われる方は、この絶好の機会を逃さぬよう、早めの立ち上げをオススメします!
商品を決めよう
ネットショップで取り扱う商品を選ぶことは、利益に直結するため重要です。不用品がたくさんあるので売りたい!自分の作ったアクセサリーや小物を売りたい!など、具体的に売りたい商品がある人にとっては、この項目は不要かと思いますが、ネットショップで稼ぎたいけど、どんな商品で稼ぎたいか決めていない、という方にとっては、「何を売りたいか」はとても大切です。売買する商品を決めることは売り上げに関わる大切な事柄です。今後の売り方なども変わってくるためしっかりと検討しましょう!
商品を仕入れる?作る?
まずは売る商品を決めることから始めましょう!自分でなにかを作れる方にとっては、商品は自分で作ったものとなります。また、自分で何かを作る技術はない、商品は決まっていないという方は、販売したい商品を決めることが最初の一歩だと思います。簡単に仕入れられるものであれば問題ありませんが、その商品が世の中のニーズにマッチしているかはとても重要です。また、世間のニーズがあっても仕入れ先が少ないものであれば、安定した収入にはつながりません。
例えば新型コロナウイルスが流行りだしたとき、日本中からマスクが一時期品薄になりました。商品のニーズが高いため必ず売れるものでも、仕入れが安定していなければ利益を得ることが難しくなります。そのため、医療機器やマスクのメーカーではない企業が、マスクの作成を外注したりなどが一時急増しました。
これ以外にも、狭いニーズに絞るという手もあります。熱心なファンの多いキャラクターもののフィギュアやアイドル関連のグッズなどは、流行に左右されにくいためおすすめです。爆発的に利益があがるということは無いかもしれませんが、ターゲットとなる層にはダイレクトに刺さるため、利益が見込めます。
逆に、ニーズがありそうなアクセサリーなどについては、ハンドメイド作家の方がすでに多数商品販売しているため、販売価格、商品のクオリティ、ネットショップでの魅せ方などの技術が無ければ、販売しても安定して売ることは難しいかもしれません。
ネットショップで販売する商品にこだわりがない場合は、ライバルの多い商品はさけて、ニーズはあるが販売している人が少ないものがいいでしょう。また、販売している人が多い商品の場合は、価格や商品のクオリティや独自の販売特典などと行ったことで、他との差別化を最初にするのがオススメです。
商品の仕入れ方
ネットショップで販売する商品が決まったら、次は商品の仕入れ先を探します。仕入れる方法について、一つ一つ説明していきます。
メーカーから直接仕入れる
販売したい商品が決まっている場合、それを制作しているメーカーから仕入れて販売する方法です。この方法は、すでに店舗などを構えられている店舗運営者や、ECサイトを立ち上げられた方向けです。店舗を開業していない場合でも、メーカーの方との話し合いが進む場合は、名刺交換などする機会があります。もし名刺をまだ作成されていない場合は、先方にお会いする前に、あらかじめ、会社電話番号やHPの記載された名刺を準備しておきましょう。
作家の方から仕入れる
個人で商品を制作されている作家の方に連絡をとり、商品を制作して頂く方法です。ダイレクトメッセージなどでコンタクトをとり、オリジナル商品を依頼して制作してもらったり、一緒に商品開発を提案などして制作、納品して頂きます。人気のある商品ができればお互いにメリットがあります。作家の方が安心して取引して頂けるように、ご自身のネットショップをあらかじめ作っておいて、作家の方に見ていただけるようにしておくのがオススメです。
オークションやフリマアプリで仕入れる
オークションサイトやフリマアプリを使用して仕入れる方法です。この方法は仕入れ価格が安定しないため、持っている在庫が少なくなった時などに、補充を目的として使用するというほうが現実的かもしれません。また、新品を仕入れるのであれば問題はありませんが、中古品を仕入れて販売する場合は「古物商許可証」の取得が必要です。
許可がないのに中古品を販売した場合は、犯罪になります。古物営業法に違反した場合、古物営業法第31条により、懲役3年以下または100万円以下の罰金を科されたり、許可取り消し等の行政処分を受ける可能性がありますので気をつけましょう。
他にも、安く仕入れた商品を利益をのせて販売する「せどり」というやりかたもあります。取り扱う商品について造詣がある場合は利益を出しやすいでしょう。
海外で仕入れる
語学力がある方であれば、海外商品を仕入れてくるのもおすすめです。日本では未発売でも海外ではすでに大人気なものや、日本未上陸なもの、海外セレブに人気で今後日本でもブームが起きそうなものなどはねらい目です。海外から人気商品や価値のあるものを輸入するためには、輸入経路や知識など求められます。
卸問屋から仕入れる
商品を卸すことを目的とした問屋さんに買い付けを行く方法です。コストコなど会員になれば入れるところなどが有名かと思います。また、問屋街といわれるその道のプロの方が商品を仕入れに行く所などへ出向く方法もあります。コストコなどでもそうですが、仕入れを目的としたビジネスメンバーになるためには名刺などが必要であったり、自身が商売をしている証明などが必要な場合があります。卸問屋で仕入れを検討される場合はあらかじめ調べていくことがオススメです。
ネットの仕入れサイトを利用する
卸問屋のネットショップ版です。複数のジャンルのショップの取り扱いがある場合は、その中から目当ての商品を探すことになります。取り扱いたい商品が無い場合もありますが、ネット通販の要領で仕入れができます。自ら足を運ばずとも商品を仕入れることができるため、仕入れ先を探したりなどする手間を省けるメリットがあります。
どんなお店にしたい?
商品が決まったらショップの名前やショップのコンセプトを決めていきましょう!ただ、いきなりどんなお店にしたい?と言われても決めかねると思います。そこで具体的に考える方法として、ペルソナの法則を用いて考えていきましょう。
仕入れた商品は どんな人か、何歳くらいの人か、何に対して興味があり、その商品でどのようなことや欲求を満たしたい人か、などを紙に書き出すなどして自分が開きたいネットショップの顧客の特長を明確にしていきます。すると、自分のネットショップのターゲットがどんな人なのか、おぼろげながらつかめると思います。
その人たちが好みそうな商品を中心に仕入れることも想像しやすくなりますし、ターゲットが好みそうなネットショップのデザインなども考えれると思います。
ネットショップの名前を決めよう!
ネットショップの名前ですが、安易に決めるという方もいらっしゃると思います。しかし、名前を付ける際にもネットショップを軌道に乗せるためのコツがあります。
- 1、個性的かつ、覚えてもらいやすい名前
- 2、検索エンジン(Google)で検索されない名前
1、個性的かつ、覚えてもらいやすい名前
楽天やアマゾンなど、単語として短く、インパクトがあり、覚えやすい特徴があるショップ名というのは、有名なネットショップに共通する特徴です。ネットショップ名を決める際に検索してもらいやすくもなるため、インパクトや覚えやすさを意識して名前を付けるのはオススメです。
例えば秋田の名産品を販売する「秋田名物販売ネット.COM」というショップ名があったとします。この店舗名の良い所は、何を売っているのかは一目でわかります。しかしインパクトがあるかと言われたらそこまでという印象です。たとえば「秋田えもの狩り.COM」という名前はどうでしょう。一瞬ぎょっとしますが「えもの」→「いいもの」という秋田の方言を組み合わせることでインパクトが生まれます。
2、検索エンジンで検索されない名前
Googleなどの検索エンジンで、付けたいネットショップ名を一度検索してみてください。検索結果に沢山の名前が出てきた場合、そのネットショップ名でお客様が検索しても、ショップにたどり着いてもらえない可能性が大きくなります。もしつけたいショップ名が検索してもあまり出てこないキーワードだった場合、もしくはヒット件数が少ないネットショップ名だった場合はショップ開設後に見つけてもらいやすい名前ということになります。
ネットショップを作ろう
取扱商品やネットショップの名前、ショップのコンセプトなどが決まったら、次はネットショップの作成です。ネットショップの作成方法にはいくつか種類があります。
ネットショップの作り方 (自作、外注 比較)
一番最初にネットショップを作成しようと思った時に頭に浮かぶのは、CMでもおなじみのBASEやSTORESなどのネットショップ作成サービスではないでしょうか?手軽に自分のサイトを作成できる上に、専門的な知識もほとんどなく作成することができるのが特徴です。それ以外にも楽天やアマゾンなどのようなネットショッピングモールに出店するという手もあります。ネットショップ作成について、より詳しくみていきましょう。
大まかにわけると、ネットショップは4種類に分けられます。
■モール型
アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネットショッピングモールに手続きをして店舗を出店する方法。
■ソフトウェア型
ショッピングモールを運営するためにサーバーを用意して、ネットショップに必要なソフトをインストール、構築する方法。
■ASP型
クラウド上で提供されるシステムを利用しネットショップを構築する方法。
■自作
自分でサーバーを用意、またはレンタルサーバーを契約して、1から構築したりCMSを使用してプラグインを入れたりする方法。
個人で商品を販売する際に、初めから良いサイト作りや、いいモールに出店することばかりを意識していると、サイト制作費用や出展料でかなりのお金を取られてしまいます。最初から無理してリスクを負う必要はありません。自分の欲しい利益目標を決めたら、そこから、サイトの規模や何が必要で何が必要ないか逆算していきましょう。
会社でECサイトを立ち上げをされる方であっても同様です。目標を設定したら、それを実現できる規模やリスクを出して、ネットショップ作りを進めます。既にたくさんの商品を取り扱っていて、今よりも売り上げのアップや顧客拡大を求めているならモール型を選択でも、ソフトウェア型でも結構かと思いますし、初期費用を抑えたい、コツコツお客様を作って商品を売りたい、ショップアプリが欲しい、と思われている方は作りやすいASP型を選択される方がいいと思います。
目標となる結果で出店方法を選択することはとても大切です。それ以外でも、扱う商品と関連性の高いモールやサービスを利用するのもオススメです。
ツール紹介
BASE
ネットショップ開設数1700万店舗(2022/6/16時点)ショップ開設実績No.1、香取慎吾さんのCMでもおなじみのネットショップ開設サービスのBASEです。BASEの特長は初期費用や月額費用が0円であることや、サイトデザイン、決済機能も搭載されていることなどがあげられます。誰でも低リスクでネットショップをオープンさせることができるサービスとなっています。また、専門的な知識が無くてもネットショップが作れてしまうのが魅力です。
2022年4月から新たに有料プランも誕生し、SEO対策やデザイン面の自由度がUPし、テンプレートの追加もありました。豊富な決済方法や無料プランでもHTMLを編集できるなど魅力が満載です。BASEは即日かんたん決済という決済サービスがあるため、商品を即日販売できるのが魅力です。
STORES
毎月1万ショップOPENしているSNS感覚でネットショップを開設できる、ネットショップ開設サービスが「STORES」です。BASE同様に無料で作成、運用できるため、初期費用を安く抑えることができます。無料でもテンプレートが充実しているのが魅力です。商品が購入された際の決済手数料はBASEの方が割高なため(スタンダードプランとフリープラン比較)STORESの方がお得といえます。
クレジット決済の利用に審査があるため、4営業日程かかります。有料プランでもBASEの有料プランよりもお得です。また、代引き支払いはBASEでは対応していないため、代引き利用が主なターゲットの場合アドバンテージがあります。
カラーミーショップ
18万店舗に利用されているカラーミーショップ。80種類以上のテンプレートやフリープラン、レギュラープラン、ラージプランなど3種類のプランの選択が可能。飲食店を中心に利用者が多い特徴があります。クレジットカード決済の審査手続きが不要なのはBASEと一緒で有難いポイントです。また、カラーミーショップへの決済手数料が無料です。定期購入機能などがあるのも特徴です。
MakeShop
月額費用1万円でテンプレート170種類以上、操作性と自由度、カスタマイズ性の高さがMakeShopの特長です。また、サポートの充実は魅力的です。電話、メール、掲示板、アドバイザーによる無料サポート、集客や売り上げアップセミナーなど初心者に優しいサポートが魅力です。また、ネットショップは主にBtoCですが、MakeShopは有料ではありますがBtoBにも対応しています。
ショップサーブ
1999年に「Eストアー」という名称でスタートしたサービスです。魅力はECサイトの構築実績の長さや定期的に勉強会などが開催されているところです。月額プランの高さや6ヶ月の最低利用期間はネットショップにお金をあまりかたくない層にとっては導入障壁が高いといえます。
Shopify
世界157か国100万ショップ以上に導入されるカナダの企業で、多言語対応、多通貨、海外配送も簡単にできることが魅力です。また、決済方法も豊富で外部サービスとの連携にも強いです。楽天市場とも連携しておりShopifyを通して楽天市場で販売もできます。
また、ワードプレスなどに機能追加することも可能です。大変魅力的な有名サービスですが、無料プランは無く、一番安いプランで25ドル/月となっています。また、24時間体制のサポートがありますが、英語となっています。
楽天市場
日本三大モールの一つで国内最大級のインターネットショッピング関連サービスです。一番の魅力は国内での集客力と知名度の高さです。三大モールの中では基本料金が一番高いですが、販売手数料は3.5~7%ととなっています。またシステム手数料など諸々が高いため、導入障壁が高く、すでに実店舗が軌道に乗っているような方におすすめです。
アマゾン
ネット通販大手の世界企業として有名なAmazonは、ネットショップモールとして世界最大級の規模と知名度、革新的な技術でも有名です。欲しい商品を探し出し、安い順に出てくるため、最安値を探す必要もないため、欲しいものが明確に決まっている人にとって、これほど楽なネットショップモールはないでしょう。
楽天と同じくアマゾンポイントがあり、リピートにも貢献しています。月額費用はありますが、初期費用はありません。また、楽天よりも費用は安くすみます。日本では女性客が多い楽天に比べて、アマゾンは男性ユーザーが比較的多いとされています。
https://www.netratings.co.jp/news_release/2021/06/Newsrelease20210615.html
ヤフーショッピング
ソフトバンクユーザーにはお得がいっぱいのYahoo!ショッピングはポイント還元率やTポイント使用、圧倒的に多い出店数などが特徴です。また、出店時の初期費用や月額使用料が無料であることなど、出廷者には大手モール型の中では良心的です。
PayPay支払い、キャリア決済、Suica決済、など決済方法も充実しており、楽天よりも出店審査は簡単といわれています。出店数がとても多いため競合は多いですが、外部リンクに規制が無いのも魅力的です。
決済方法を決めよう
昔は銀行振込、代金引換、コンビニ払いなど、支払い方法は数えるほどしかネットショップは対応していませんでした。しかし、今では様々な決済方にネットショップは対応しています。しかし、提供されるサービスによって決済方法が限られていることもあるため、ターゲットとなる層が明確なのであれば配慮した決済方法があるほうが良いと思います。
たとえば、10代だとクレジットカード払いではなく代金引換やコンビニ払い、銀行振り込みができるほうが決済しやすいでしょう。18歳でクレジットカードが作れるようにはなりましたが、それよりも若い世代はそうはいきません。
また、20代より上になると使用できるクレジットカードの種類が多いものや、キャリア決済ができる者の方が好ましいでしょう。取り扱う商品のターゲットが利用しやすい決済を選択できるようにすれば、ネットショップをせっかく利用しても離脱してしまうユーザー対策にもつながります。
費用や特商法について知ろう
通販サイトやネットショップのサイトには必ず「特定商取引法に基づく表記」のページを作成し表記する義務があります。特定商取引法は、企業と消費者間でのトラブルを防ぐためにある法律です。ネットショップは「通信販売」に該当します。そのため、特定商取引法の規定を順守して販売活動をしなければいけません。「通信販売」についての詳しい内容はこちらをご覧ください。
※消費者庁 特定商取引法ガイド 通信販売 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/
もし「特定商取引法に基づく表記」をしなかった場合は「業務改善の指示」や「業務停止命令」や「業務禁止命令」という処分対象となる可能性があります。自分は1人でやっている個人事業主で、規模も小さいから表記しないでいいや、というわけにはいきません。商売の大小や規模に関係なく「特定商取引法に基づく表記」は必ず表記しなければいけません。
「特定商取引法に基づく表記」の記載内容について
特定商取引法に基づく表記は以下の内容を踏まえて記載しましょう。
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 販売価格、送料
- 代金の支払い方法
- 支払い時期、商品の引渡時期
- 返品特約・瑕疵担保責任
配送方法を選ぼう
野村総合研究所が発表した調査結果によると「ネットショッピングを選ぶ時に送料が安いことを重要視する」と72%の人が回答しています。
※野村総合研究所 2016年4月21日 「ネットショッピングの定着と消費者向けビジネスの構造変化 | 野村総合研究所(NRI)」https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2016/160421_1.pdf
それだけ、送料の安さはネットショッピングや通販をする人に重要視されています。ということは、送料が安いというだけでもショップを選んでくれるアドバンテージになります。このことから、配送料金はとても重要なファクターです。
しかし、商品の粗利がとても少ない商品の場合送料も店舗負担だと、かなり厳しい場合があります。そのため物の大きさや、配送地域、配送方法、運送会社ごとの強みなどはしっかりと把握して作ろうとしているネットショップに最適な運送会社、運送方法を選びましょう。
ネットショップを流行らせよう!
コロナ禍で巣ごもり需要が高まったとはいえ、それ以前からネットショッピングを利用したことが無い人は日本ではほとんどいなくなりました。それほどまでにネットショッピングは日本では当たり前の購買方法として浸透しています。
2019年4月24日 消費者庁 の[参考・3月(確報)]ネットショッピングに関する意識調査結果
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/price_measures/pdf/price_measures_190424_0006.pdf
でも70代以上の方のネットショッピング利用率は78.9%にも上ります。もしショップをすでに立ち上げたのにいまだお客様から購入されない、見に来てもらえない人はPR方法に問題があります。こちらで正しいPR方法を学んで、人気ショップを目指しましょう!
目標を決めよう
ネットショップの準備や商品、配送方法などが決まったら、次は売り上げ目標を決めていきましょう。売り上げ目標の設定方法は現在のネットショップの規模などによって変わってきますが、立ち上げたばかりの方や、まだ軌道に乗っていない方は、少額の売り上げ目標達成を目指しましょう。
集客方法を知ろう
TVのCMで多くの消費者が情報を得ていた時代から、今はSNSや検索エンジンで情報を得る時代になりました。年代別のSNS活用に関するデータもこちらに掲載予定です。
若者世代には圧倒的にSNSの支持が高く、もっぱらInstagramやTwitter、TikTokなどで情報を収集しているというデータがあります。特に、Instagramから購買に繋がることが多くなってきてます。現在の検索の主流はGoogleですが、検索エンジンの対策と並行してSNS対策とブログ、動画の配信も行っていきましょう。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SEO対策
などあります。自分自身で学んで対策できる者もあれば、多少勉強した程度では難しいもの、少なくないお金が必要な対策もあります。しかし、ネットショップが繁盛するようになれば必ずと言っていいほど集客方法は学んで損はないものです。ある程度の知識や対策は必ず勉強しましょう。
キャンペーンを打ち出そう
楽天やアマゾン、Yahoo!ショッピングなど、名前を知られているショッピングモールは必ずと言っていいほど行っているのが「キャンペーン施策」です。お客様が飽きる暇もなく、あの手この手でどんどんと、商品を買いたいと思わせる魅力的なキャンペーンをリリースしてきます。最初から商品数やバラエティーに富んだ魅力的なネットショップを作ることは難しいかもしれませんが、魅力的な施策は商品数が少なくてもできます。
値引きセールPR
値引きセールPRはわかりやすくお客様に利益があるPR法です。定期的に値引きセールPRをおこなえば、このショップは良く値引きをしているから定期的に来たい!とブックマークや良いね、お気に入り登録してくれたりというメリットがあります。しかしそれは副次的なメリットです。大切なのが会員登録による会員獲得です。
値引きセールPRは中長期的なファンやリピーター獲得に効果的ですが、対策をしないと商品を安く売っているだけという状態に陥ったりもします。そこで、セール商品を購入するためには会員登録をしないといけないという条件を設定します。会員になればメリットを得られる構図が大切です。
毎回セールのたびに会員数が増えていけば、リーチできる母数が増えるため、反響の効果が大きくなってきます。定期的にセールを行うことを会員が知っている状況が大切です。
セールを成功させるにはコツがあります。
- 利用者にインパクトを与えるために30%以上の値引きを行う。
- セールの理由を明確にする
- セールの目的を決める
ポイント還元PR
今や色々なネットショップが採用しているポイント還元というシステム。ポイント還元は値引きセールPRのようにインパクトがありますが、値引きほど負担が大きくないPR方法です。また、モールに出店している場合、値引きと違い、売り上げは変わらないためショップの負担は少なくなります。またポイントには有効期限が付いたものが多いため、失効した場合は負担も消えるのもショップにとってはいい点です。しかし、ポイントを無限に使われるのもショップ側には痛い所です。もし還元率を大きくした場合、商品数を限定してしまうというのも手です。
クーポンPR
クーポンは購買意欲向上にはとても効果的なPR方法です。有効期限や1回限りの使用回数であったとしても、「2000円offクーポン」などもらえた日には小躍りするでしょう。ポイント文化が日本に根付いて久しいなか、2000円とはポイントに置き換えるとかなりのポイントが必要です。「早く使わないと損!」と多くの人が思うはずです。ショップ側にとっても有効期限が過ぎれば損失はありません。ユーザーにはクーポンをくれたショップという好印象も与えることができます。
季節イベントPR
イベントには季節ごとのイベントやキャンペーンを行って会員獲得など狙って行きましょう。福袋や、バレンタイン、ホワイトデー、母の日、父の日、イベントをフル活用していきましょう。
売り上げUPに有効なツールやサービスをしろう
ここから読まれた方は、すでにネットショップを運営して、より売り上げを伸ばしたいとお考えの方もいらっしゃると思います。もし、何カ月も売り上げが鳴かず飛ばずだったなら、運営するネットショップの課題が明確になっていないのではないでしょうか。
ネットショップの売り上げは
アクセス数 x 購入率 x 平均客単価
で出されます。この数字を意識してネットショップの対策は行われます。しかし、アクセス数が伸びれば売り上げも一緒に上がってくるというわけではありません。「アクセス数」「購入率」「平均客単価」は全て向上させていきましょう。
リピート率UPの秘策
メルマガ、ダイレクトメール、サンクスメール
印刷する必要のないチラシと思えばメリットを感じやすいのではないでしょうか。メルマガは主に文章主体で作成することができるため大変低コストでリリースすることができます。また、メールするタイミングはこちらで決められるため、リーチにもつながりやすくなります。
年齢層が高い方へ向けて発信すると効果的と言われるのがDM(ダイレクトメール)です。チラシと同様に申込番号などを添付しておくと反響が得やすいです。サンクスメールは、お客様の安心感と満足感を高めることに一役買います。ショップ側からの感謝の気持ちや、お客様を大切に扱う気持ちを表すことができるためリピーターに繋がりやすいアクションです。
ポイント付与・クーポン発行
購入されたお客様のリピート購買意欲を高めるうえで、購入後のポイント付与や、クーポン発行はとても効果的です。有効期限などを設定するとさらに効果的です。
手書きの手紙を同封
メールやチャットでのやりとりが多いネットショップだからこそ、手書きの手紙は温かみや、ネットショップ側の労力が見えるため、リピーター獲得にとても効果的です。面倒なことですが、お客様や季節ごとに文章を変えて、お手紙を書くからこそ、リピーターはそこに惹かれるのです。手間を惜しまずファンを獲得していきましょう。
PRツールの紹介
無料ツール紹介
ネットショップを立ち上げ当初は、PRまで予算が回らないことが多いと思います。PRや集客は認知度が上がって売り上げがあがってきても継続的に行う施策になりますので、初期の予算が少ない時に対策しながら学んでおくことはとても有用です。ネットショップを成功させるためにはPR活動はショップを続けていく限り継続的に行う施策です。予算が少ない最初から取り組むことはメリットしかありません。しっかりと運用方法を学んでいきましょう。
ブログ
ブログは主に、個人でサイトを作って運用する方法と、大手ブログサービスを利用する方法があります。
個人でサイトを作成
自分でサイトを作成できる場合、ネットショップとも連携することもできたり、SEO対策したりなどの自由度がかなり高いです。知識を付けていけばその都度ご自身で操作することができるので、スピーディーな施策ができるのも魅力です。一方で運営費用やドメイン費用、サーバー料金、サイトトラブルなども自己責任のため、かなりの知識が求められるのも事実です。
大手ブログサービス利用
Abemaブログなどの大手サイトで無料でブログ開設する方法です。大手ブログサイトはすでにサイトの認知度やSEO対策が少なく済むなどのメリットがあります。ショップ自体への導線の弱さなどのデメリットはありますが、サイト構築やSEO対策にかかる時間は自作とは比べ物になりません。
SNS運用
使用方法などはご存じの方も多いと思いますし、使ったことが無い方でも少し調べれば使えるようになるのがSNSの良い所です。しかし、それは個人で使用する場合です。ビジネスとして使用する場合はある程度勉強する必要があります。
しかし、ネットショップの立ち上げやブログ開設などに比べればハードルは低めと考えてもいいのではないでしょうか。しかし、SNSでも有料広告に関しては専門知識が必要です。広告発信する際は外注するかしっかり勉強しましょう。また、SNSはリピート率を上げるツールとしても有用です。ユーザーとのコミュニケーションもとることができ、信頼関係を構築することにもつながります。
画像中心に情報発信するInstagramは商品購入もすることができるため、メインユーザーである20代を中心にアクセサリーやファッションなどの感度の高い方が商品購入する文化が出来上がってきています。インスタグラムのみのブランドなどもあり、SNSネイティブ世代をターゲットとするのであれば、Instagramでの情報発信は欠かせません。
経営者層で40代以降がメインに利用するフェイスブックは、広告発信のバリエーションが多いのが特徴です。また、企業セミナーやサービス紹介、PR動画などしっかりとネットショップのターゲットを念頭に置いて対策する必要があります。
タイムリーな情報を検索するツールとして優秀なツイッターは、その性質から、最新の情報を発信したり、リツイート、拡散されやすい内容を中心に構成するのがオススメです。Instagramやフェイスブックもそうですが、ハッシュタグを上手く活用していきましょう。
SEO対策
SEO(Search Engine Optimization)の略で「検索エンジン最適化」と日本語では訳されます。簡単に言うと、Googleなどの検索エンジンで、「アクセサリー 人気」などの特定のキーワードを検索したときに、検索結果の上位に運営するネットショップのサイトが表示されるように対策することを「SEO対策」といいます。
ネットショップ運営で流行らせたいと思っておられる方なら、1度はSEO対策について聞いたことや読んだことがあるのではないでしょうか。SEO対策といっても、何から手を付けたらいいかわからないと思います。まずは下記の項目をみて順に設定していきましょう。
サイトタイトル
こちらをしっかりと考えて決めていきましょう。サイトタイトルは、ネットショップの店名やどのような商品を取り扱っているのかなど、一目で何のサイトかわかるもの、店名は他と被りが無い店名が望ましいです。ディスクリプションはサイトの説明文です。どのようなサイトでどのような特徴があって、などのようにしっかりと簡潔にまとめて書きましょう。ページごとにサイトタイトルやディスクリプションは個別に設定したほうが効果的です。
ディスクリプション
次にサイトボリュームです。サイトの文章の量は多いほうがいいです。しかし、ただ多くすればいいというものではありません。アクセサリーショップならアクセサリーに関することを、雑貨であれば取り扱っている雑貨のことを中心に書きましょう。
テキスト内容、ボリューム、キーワード比率
取り扱っている商品を買いたい人は、どんなキーワードで検索しているのかを知りましょう。検索されるキーワードを文章に増やすことによって、キーワードで検索されたときに上位表示されやすくなります。だからと言って過剰にキーワードを詰め込むと記事の内容が薄くなるため、大したサイトではないとみなされます。すると上位には表示されません。絶妙に、そして情報量や内容は濃くがオススメです。
顧客満足を高めよう
クレーム対策を万全にしよう
どれだけ素晴らしいネットショップ運営を行っていても避けて通れないのがクレーム対策です。お客様の中には一定数「クレーマー」と言われる方々がいらっしゃいます。文句を言いたいだけの方もいらっしゃるため対策は必要です。しかし、それ以外の純粋なクレームはネットショップの問題点を気付かせてくれるいわば金言です。こちらへの不満を素直に訴えてくださるお客さまには迅速丁寧に対応し、しっかりとお話を聞く必要があります。
しかし、立ち上げたばかりのネットショップですと、コールセンターの開設や問合せフローなどが確立されていない場合も多く、それらの施策を行うには、時間と労力と資金が必要になります。しかし、対策を怠れば、リピーターを逃し、評判は下がるのが火を見るより明らか。そこで、クレーム対策の方法についてお話します。
電話代行サービスに依頼
ネットショップを立ち上げたばかりの企業や、個人で副業として始めた場合、電話対応はかなり大きなハードルとなります。しっかりとした電話対応ができなければクレームの二次被害を招きかねないからです。クレームは一次対応が一番大切だと言われています。しかし、一次対応ができる環境になかったり、そもそも日中に電話対応できない本業がある方にとっては、絶望的かに想われます。そのような方には電話代行がオススメです。
お客様からの一次対応は訓練と経験を積んだプロのオペレーターが対応し、客観的に内容をまとめて、ネットショップ側に連絡させていただきます。お客様は一次対応時が一番ボルテージが上がっており、しっかりと話を聞いてもらった後は徐々に落ち着いていきます。
二次対応時にはネットショップ側のタイミングでお電話をさせてもらうため、お客様も冷静になってお話ができるため、クレーム対応の満足度があがります。クレーム対応はしっかりと対応した場合、そのサービスのリピーターになる確率が飛躍的に上昇するため、しっかりと対応することはとても大切です。
また、コールセンターや専用部署を作成するような莫大な資金も必要ありません。毎月1人アルバイトを雇うよりも安い価格でネットショップのサービス内容を向上させることができます。
Q&Aを作成
お客様があらかじめ疑問に思われることや、お問合せで予想される内容を記載しておくことで、クレーム量を減らすことが期待できます。時間外でお客様が疑問に抱いたり、不満に思われた場合でもQ&Aで解決できることもあるため、Q&Aは是非用意しておきましょう。
お問合せ窓口を設置して、ショップ評価をアップさせよう
ちょっとした質問や商品についての問い合わせなど、最近は問い合わせフォームで完了させることが多くなっています。機器のトラブルや操作方法はいまだに文章だけでは理解できない場合があり、電話で問合せたい方が多いのですが、ネットショップではもっぱら問合せフォームやチャット問いあわせが多くなっています。
それは10代から20代までのメインユーザー層が生まれた頃からSNS文化で育ってきたため、会話ではなく文章で問合せることが普通であるからです。しかし、30代よりも上の世代になると電話問合せが主流です。電話問合せどころか、電話番号すら載せていない、または分かりにくい所に掲載されている最近のネットショップのサイトに困っている声も耳にします。
しかし、個人で運営しているネットショップオーナーも多いため、平日の昼間は電話対応は容易ではありません。売り上げの少ないネットショップでは、電話対応できるスタッフを雇うこともままならないことも多いです。
そんな時こそ、電話代行がオススメです。電話対応を専門に研修を受けたプロのオペレーターが代わりに電話を一次対応することで、お客様への対応だけでなく、問い合わせ理由のヒアリングも行えるため、安心してご自身のタイミングで折り返し電話をすることができます。お客様は電話にすぐ一次対応してもらったため、二次クレームになりにくく、折り返しの電話を待つだけなのでレビューの評価も下がりにくいため、昨今のショップレビューや評価が売り上げにもつながるようなフリマアプリだと、特に効果的です。
まとめ
ネットショップを開設する目的は、利益を得る手段をつくるためです。しかし、目的意識や目標が定まらないままでは、対策も立てることができません。「月に3万円くらい稼げればいい」「お小遣い程度かせげたらいい」というかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、いくら目標が低くとも、ネットショップ初心者であってもネットショップを立ち上げたら「運営側になる」ということを自覚しましょう。たとえ月に1件しか商品が売れなくても、その一人に自分ができる最大限のサービスを提供していくことがリピーター獲得やネットショップの人気につながります。
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