逆転送とは?電話番号貸出サービスとの違い

更新日:2023.04.14スタッフブログ

転送される電話

逆転送サービスとは、電話代行業者から契約企業様へ電話を転送するサービスです。一般的な電話代行は、契約企業様が電話代行業者に電話を転送してサービスを利用するので、通常とは反対方向に転送することから逆転送と呼ばれています。
今回は、電話代行業者が行う逆転送とサービス内容、電話番号貸出サービスとの違い、また、具体的な利用シーンなどもご説明します※現在、弊社では逆転送サービスは行っておりませんので、ご了承ください。

逆転送と電話番号貸出サービスの違いは?

逆転送とは、電話代行業者が貸し出す電話番号にかかってきた着信を、契約企業の指定する電話番号へ転送するサービスです。一般的に電話番号貸出サービスとして認知され、そのような意味で使用されています。つまり、逆転送と電話番号貸出サービスに実質的な違いはありません。「逆転送」ではどのようなサービスなのかがわかりづらいので、「電話番号貸出サービス」というわかりやすい表現も同時に使われているのです。

電話番号を選ぶことができる

逆転送サービスは即ち電話番号を貸し出してくれるサービスですが、電話番号をある程度の範囲で選ぶことができます。電話代行業者が所有している範囲に限定されますが、希望する地域の番号や、フリーダイヤルといった選択が可能です。遠距離の地域にある電話番号を使いたい時や、同じ地域であっても、既存とは別の連絡先が必要な場合に役立ちます。

ただし、覚えやすい番号や、語呂合わせなどを行うことは非常に困難です。あくまで電話代行業者が取得・所有し、提示している電話番号の中から選択しなければならず、「東京03から始まる番号」「大阪06から始まる番号」といった、おおまかな範囲しか指定ができません。指定した範囲内でいくつか候補が提示されると思いますので、その中から良いと思う電話番号を選択するのが通例です。

また、逆転送サービスに関わらず、良い電話番号は既に取得され、使用している企業が存在します。利用者の思惑と完全に一致する電話番号を使用するのは困難となっている点に留意が必要です。

電話代行と併用する

ほとんどの電話代行業者で、逆転送と電話代行を併用することができます。せっかく電話番号を借りたとしても、時間がないなどの理由で応対できなければ意味がありません。
電話代行と逆転送を併用した際は、転送せずに電話代行業者が応対をしてくれるため、自社までの転送通信費がかからなくなります。セールス電話や間違い電話などであっても転送通信費が発生するので、その点をふまえると、電話代行も併用するほうがお得な場合もあります。

逆転送の利用事例

ここからは、逆転送の利用事例や利用シーンについてご紹介します。

一時的なキャンペーン事務局

キャンペーン事務局を一時的に開設する場合、新たな事務所を開設するよりも、あらかじめ電話番号や住所を借りることができるサービスを利用すると、コストダウンが可能となります。事務局を開設するとなると、各種事務用品の購入や物件の敷金といったイニシャルコスト、運営する上での家賃や光熱費といったランニングコストがかかりますが、どちらも抑えられます。開設までの各種手続きにかかる時間が大幅に短縮され、導入設備の減価償却なども考える必要がなくなります。

起業時の固定電話として

起業したばかりの頃は資金に余裕がないことが多く、固定電話を設置することが難しい場合もあります。そのような時、逆転送を利用し、自身で所有している携帯電話やスマートフォンに転送してもらえれば、固定電話番号を公表しつつも、スマートフォンで電話応対をすることができます。副次的な効果として、作業場となる自宅だけでなく、外出先でも応対が可能です。将来的に事務所をかまえ、固定電話を設置する予定があったとしても、一時的な利用として有効です。
自宅に固定電話がない場合も多く、電話番号を公表することは望ましくはありません。プライバシー保護の観点からも、逆転送の利用は有効です。

ネットショップの連絡先として

ネットショップを行う場合は、連絡先となる電話番号を明記しなければなりません。事務所に電話があれば、同じ電話番号を問い合わせ先として使用することは多いでしょう。しかし、ひとつの電話番号で様々な方面とやりとりをすると、弊害が出てくることがあります。
配送業者や取引先との電話が長引くこともあれば、従業員同士でやりとりをしているかもしれません。そのような時にお客様様からの入電があると話中になってしまうため、「このネットショップは電話が通じない」という良くない印象を持たれてしまう可能性があります。ひとまず電話に出て丁寧な応対さえすれば、ネットショップのイメージを大きく落とすことはなくなるので、お客様専用として別の電話番号を用意することは無意味ではありません。

ただ、あまり電話がかかってこない場合は、電話番号を維持するコストを捻出することに疑問を覚えるかもしれません。そのような時は、電話代行も契約し、一次対応だけを委託しておけば、コストカットを実現できるかもしれません。社員などが業務の片手間で電話応対をする必要がなくなるので、発送業務などその他ネットショップの運営業務に専念することができます。集中力を保って業務を進めることができるので、残業時間の短縮を実現できるでしょう。

逆転送サービスは、手軽に電話番号を利用することができるサービスです。中小企業様や個人事業主様など、様々な方が利用され、ビジネスチャンスを掴んでいます。ぜひ、利用されてみてはいかがでしょうか。

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