「デベロッパー」と「ゼネコン」の違いについて
更新日:2022.05.06スタッフブログ不動産情報を見ていると「デベロッパー」や「ゼネコン」という言葉が出てきます。これらは業界用語であり、それぞれの業務内容を知らない人も少なくないでしょう。しかし、各業者は不動産に深い関係があります。建物を購入する時、建築に関わったデベロッパーやゼネコンが分かると参考になることも。そこで今回は、両者の違い及び不動産との関係性についてご説明します。
それぞれの役割があるデベロッパーとゼネコン
デベロッパーとは?
デベロッパーとは、さまざまな開発事業を担当する業者です。宅地造成やインフラ整備を行い、土地や街を開発していきます。
たとえば街を再開発する場合、多くの人に住んでもらうために大型マンションなどの宅地造成を計画します。住宅地から駅までの道が狭ければ拡幅するなど、インフラ整備も予定します。また帰宅時の買い物を便利にするために、駅周辺に大規模な商業施設の建築も検討します。
基本的に開発事業は、この様なデベロッパーの考えにしたがって進められます。そのため実際に工事が始まると、デベロッパーは現場作業にあたる各種の業者を主導していくことになります。
ゼネコンとは?
ゼネコンは、建築事業を請け負う総合建設会社です。デベロッパーが開発方法を考えるのに対し、こちらは建物の造成を担当します。
実際には、建築業務に関わる各種の業者をまとめる立場にあります。建築作業は、基礎工事から内・外装、電気・ガス・水道関連の設備の取付けまで多岐にわたります。これらを一括して受注し、個々の専門業者に割り振ります。
つまりゼネコンは、デベロッパーが考えた事業のうち、建築部門を引き受け、実際に作業する業者の取りまとめを行います。
不動産との関わり方は?
建物を購入する際には、立地や値段だけでなく、建築に関わったデベロッパーやゼネコンの情報も参考になります。
たとえば、マンションを建築する際、デベロッパーは建物の機能性を考えて間取りやデザインなどを設計します。担当したデベロッパーを確認すれば、どの様なコンセプトで建物が建てられたか、その方向性の理解に役立つでしょう。一方、建物の施工はゼネコンの業務です。実績豊富で信頼できる業者が工事を請け負っていれば、安心して建物を購入できます。
不動産は高い買い物。これらの情報も含め、多くの判断材料を収集しておくのが賢明です。
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