ネットショップを開業する際に必要な仕入れを解説

更新日：2022.10.31スタッフブログ

ネットショップでは単に商品を売るだけではなく、上手に仕入れることが商売を成功させるポイントと言えます。仕入れ先をしっかり選ばないと商品供給が不安定になったり、思った以上に利益が出ない場合もあるので、開業時には信頼ができて長く付き合える仕入れ先を選びましょう。ここでは、ネットショップを開業する際の仕入れについてご紹介します。

1 ネットショップの仕入れの重要性
2 商品の仕入れ先の探し方
3 仕入れ先を探す際に確認したいこと

ネットショップの仕入れの重要性

ネットショップをはじめるときは、自分で作った商品を売る場合を除き、どこかで商品を仕入れる必要があります。安定した仕入れ先を確保できるかどうかがネットショップの成功を左右すると言えます。

ポイントとしては同じ価格で安定した供給が可能かどうか。どんなによく売れる商品でも一定数を仕入れることができなければ品切れになってしまい、継続して利益を得ることはできません。また仕入れの価格がころころ変わるような仕入先では、利益の確保や見通しが立たなくなってしまいます。
信頼できる仕入れ先さえ確保できれば商品の販売に専念できるので、ネットショップを運営しやすくなります。

商品の仕入れ先の探し方

では、商品の仕入れ先はどのようにして探せば良いのでしょうか。一般的な方法を以下にまとめました。

インターネットで検索

これは、インターネットで卸販売を行っている業者を探す方法です。検索サイトなどを使う場合は、「○○（商品名）　卸」や「○○（商品名）　取り引き」などで検索すると希望通りの仕入れ先が見つかりやすいでしょう。

業界専門誌、仕入情報誌で探す

近年では、仕入れに関するさまざまな情報誌が出回っており、代表的なものとしては「ザ・バイヤー」が挙げられます。業界専門誌ではどのような商品が売れているか、現在のトレンドはどんなものなのかがリアルタイムに分かるので、仕入れる商品の参考になります。

展示会で探す

展示会やギフトショーに足を運んでみる方法もおすすめです。展示会やギフトショーとは、企業や問屋が集まって新商品などのPRを行う場のことで、新たな取り引き先を探す機会でもあります。インターネットや雑誌などとは違い実際に商品を手にとって確認できるだけでなく、気に入った商品があればその場で買付の交渉もできます。

海外から仕入れる

独自性のある商品を仕入れられるのが、海外から商品を輸入する方法です。海外製品を取り扱っている卸売り業者を経由する方法もありますが、自分で直接海外へ行って買い付けることもできます。言葉の壁や輸入に関する法律、送料や関税などのハードルはあるものの、ほかのネットショップにはない個性的な商品を扱うことができるでしょう。

仕入れ先を探す際に確認したいこと

最低ロット数はいくらか

商品を仕入れる場合、ある程度まとめて商品を買わなければいけません。卸売り業者や商品の種類によって違いはあるものの、一般的に「最低ロット」が決められています。最低ロットとは、最低何個から商品を発注できるかという単位のことです。

また、仕入れる量によって価格も変動（一度に多く仕入れれば仕入れるほど安く卸してくれる）する場合もあるので、事前に最低ロットや価格などを確認しておきましょう。

掛け率はどれくらいか

掛け率とは、定価に対する卸値の割合のことを言います。たとえば6掛けと言えば、定価1000円のものなら600円が仕入れ価格になるという計算です。掛け率が高すぎると思ったより儲けられない場合があるので、利益がどれくらい出るのかを把握する上でも掛け率を知ることは重要です。

支払いの方法（代金引換、前払いなど）

支払い方法も業者によってさまざまです。ただしネットショップを開業して間もない場合や、はじめて取り引きする場合は商品を受け取ってから一定期間後に代金を払う掛け売りが難しく、代金引換、前払いなどの現金決済になる場合もあります。支払い方法は業者によって異なるため、トラブルを避けるためにも事前によく確認しましょう。