希望の配属先でなくてもチャンスはある?

2020.12.04ビジネス豆知識
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新社会人の配属先は、面接や研修で見られた適性などを基準に決められます。本人の希望も確認されますが、必ずしも反映されるとは限りません。ただ配属先が希望通りでなくても結果を出せばキャリアを積み重ねるチャンスがあり、しっかり仕事する意味はあると考えられます。そこで今回は、配属の基本的な意味や転属・異動との違いを解説した後に希望部署に配属されなかった時の心がまえなどをご紹介します。

希望の配属先でなくてもチャンスはある?

配属の基本的な意味

配属とは、「配置し、属させること」です。転属や異動とは、基本的な意味が異なります。

配属とは

配属は、辞書の記述にしたがうと基本的に誰かを何らかの組織に「配置し、属させること」を意味する言葉です。

類語としては、所属、直属、専属、帰属などの単語が挙げられます。これらの表現と使い分けるなら、配属はとくに「振り分けること」や「割り当てること」を指します。

ビジネスでは、会社が各社員を特定の部署・部門に所属させるなど人事的な意味合いをもつ言葉です。仕事を割り当てる時、「○○業務に配属する」といった使い方も見られます。

転属とは

転属は、辞書にしたがい説明すると「所属を変えること、あるいは変わること」を意味する言葉です。

一般的には所属する組織や場所が変わる時に使われ、類語には配置換えや配置転換があります。とくに本籍を他に移しかえる場合、転籍あるいは移籍とも表現されます。

ビジネスシーンに目を向けると、転属は主に社内での所属部署・部門の移動や変更を指している言葉です。営業部から人事部への移動、あるいは勤務先となる職場の変更を意味します。

異動とは

異動は、厳密には概念的な意味合いで事物の位置や状態が変わることを指す言葉です。それに対し物理的な変化には、移動が使われます。

概念的に位置・状態が変わる例としては、住民票の移しかえが挙げられます。住民票の内容は概念的な情報と見なされ、転居に伴い住所が変わる時には異動と表現されます。

ビジネスで異動が使われるケースは、社内での所属変更や役職や勤務先の変化から別会社への出向まで広範囲です。ビジネスの場では、異動の1パターンとして転属が位置づけられています。

新社会人の配属先が決まる流れ

一般的に、ビジネスにおいて新社会人の配属先が決まるまでは、面接などにより適正を判断したうえで、本人の希望をふまえながら検討する方法がとられます

面接や研修を通して適性を判断

多くの会社で採用担当者は、面接やグループディスカッションを通して就活生の適性を判断します。

就活生のほとんどは、まだアルバイト経験しか職歴がない状況です。中途採用者と異なり、これまでの業績を採用の判断基準にする方法は使えません。

たいていの場合、採用担当者は面接での就活生の回答やグループディスカッションの様子から適性について判断しています。この時点で就活生に抱いた印象は、配属先の決定に大きく影響するといわれています。

本人の希望もふまえ配属先を検討

面接やグループディスカッションでどんな適性があるか見たら、次は本人の希望確認です。

採用担当者により適性があると判断された部署は、就活生本人が希望する配属先と一致するとは限りません。両者にあまり関連性がないと、会社が内定を出しても採用を断られる可能性があります。

たいてい、採用担当者は新入社員にできるだけ長く勤務してほしいと望んでいます。そのため、適性のみを判断基準にせず本人の希望もふまえながら配属先を検討するケースが一般的です。

採用後に配属先を検討するケースも

新社会人の配属先が決まる流れは、すべての会社で共通しているわけではありません。

会社によっては、新入社員に研修を受けてもらってから配属先を検討するケースも見られます。この決め方は、就活中の印象だけでなく入社後の様子も含めて適性が判断されるパターンです。

他には、採用者の判断や本人の希望に関係なく経営トップの意向で決まる会社も知られます。いずれにしても現状では、配属先の決定にどれくらい本人の希望が反映されるかあまり明確になっていません。

希望部署に配属されなかった時

望部署に配属されなかった場合、その状況にどんな考え方で向き合うかは大切なポイントです。

好きと得意は必ずしも一致しない

入社後の配属先が希望と異なった時、まず覚えておきたい考え方に「好きと得意は必ずしも一致しない」があります。

普通は誰にでも好き嫌いが見られ、それとは別に多くの方は得意分野と苦手分野をもっています。実際のところ、好き嫌いと得意・不得意は必ずしも一致しません。

ビジネスでは、社員の得意分野を最大限に活かすため本人の意向より適性を優先して配属先を決める場合があります。希望と違っても得意分野が重視されたと考えれば、気持ちに余裕が生まれるかもしれません。

仕事が辛ければ進め方を工夫

仕事が辛く感じられる時には努力も大切ですが、「仕事の進め方を工夫してみよう」と考えるのもよい方法といわれています。

得意分野が活かせる部署に配属されても、好きな仕事でないと辛く感じることがあります。そんな場合、人によっては「とにかく努力するしかない」と思うかもしれません。

それでも考え方を変えて仕事の進め方を工夫すると、好きになれる可能性があります。辛い仕事を好きになれない時、考え方を変えることは状況の改善を見込める方法です。

自分の才能をうまく活かすには

自分の才能をうまく活かすには、きちんと得手不得手を意識する姿勢が重要です。

仕事を進めるうえで、好き嫌いは多少なりとも生産性を左右する大切な要素といえます。不得意な分野でも、好きであれば楽しく取り組めるでしょう。

とはいえ、得意分野に比べれば多くの時間がかかる傾向にあります。仕事で自分の才能をうまく活かすなら、得意分野で腕を振るうほうが望ましいと考えられます。

キャリアを積み重ねるチャンス

配属先が希望通りでなくても、好き嫌いにこだわらずしっかり仕事すればキャリアを積み重ねるよいチャンスです。

配属された理由を確認

希望の配属先でなく仕事へのモチベーションが上がらない場合、配属された理由を確認してみるとよいかもしれません。

配属先に不満を感じている場合、モチベーションの維持は難しくなると考えられます。才能が活かせる部署でも、仕事に身が入らなければ多くの成果を出せなくても仕方ありません。

そんな時、上司から「面接の話を聞いて、一緒に働きたいと思った」と説明されたら仕事へのモチベーションは上がるでしょう。配属理由から自分が評価されていると分かれば、やる気の向上につながります。

自己アピールを継続

会社が決めた配属先で働き始めた後も希望部署で仕事したいと考えている場合、自己アピールの継続は欠かせません。

会社で就活生や新社会人の適性を検討できる場面は、主に面接や研修を通してであり限定的です。人事関係の担当者は、いつでも新入社員の適性を的確に見定められているとは限りません。

この点を考慮すると、入社後も自己アピールを続ける意味はあると考えられます。就活中に見過ごされた適性を通常の勤務で示せれば、希望部署に異動となる可能性はあります。

キャリアを積み重ねる

最初の配属先で働くか希望部署に異動となるかを問わず、ひとつの会社で仕事を続けるとキャリアを積み重ねるチャンスになります。

入社時の配属先は、あくまでファーストキャリアです。その部署に適性があり仕事で成果を出せると、自信につながります。新たな才能をアピールできれば、他の部署で必要とされる可能性も生まれます。

最初の配属先が希望と違っても、残念に思う必要はありません。そこで力を発揮すれば、さまざまなキャリアを積むチャンスは広がると考えられます。

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