プロパー社員とは

2020.06.19ビジネス豆知識
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会社にはプロパー社員と非プロパー社員がいるということを聞いたことがあるでしょうか。そもそもプロパー社員とはどういう社員なのでしょうか。今回はプロパー社員について紹介します。

プロパー社員

 

「プロパー社員」

英語でプロパー(proper)とは、本来の、適切な、ふさわしいなどの意味があります。プロパー社員は、大きく分けて3つの使われ方をします。一般的に新卒採用で入社した、生え抜き社員のことをプロパー社員と呼ぶ使われ方です。この場合は、他社で経験を積んで中途入社してきた中途採用社員、出向にて入社してきた出向社員との区別をするために使われます。通常は、プロパー社員ではなくプロパーという言葉だけで使われます。プロパー社員を略しているように感じますが、プロパーで正式名称です。

また、単純に正規雇用の社員をプロパー社員と呼ぶこともあります。この場合は中途採用の社員もプロパー社員として呼ばれます。契約社員や派遣社員などの非正規雇用社員との区別をするために使われます。プロパー社員の使われ方は他にもあります。自社に下請け企業などから出向してきている社員や専門的な分野の業務を手伝ってもらっている別企業の社員などが多くいる場合に使われます。派遣社員や正社員に関わらず、自社の社員と他社の社員を区別するために自社の社員をプロパー社員と呼んで使われます。

また、プロパーという言葉は企業や業態、使われる場面によっても使われ方が変わります。流通業界では商品に対してプロパーという言葉が使われます。プロパー商品は、卸業者から小売店に卸される正規の商品のことです。金融業界では融資をする際にプロパーという言葉が使われます。

プロパー融資は、信用保証会社の保証を一切付けることなく金融会社が独自で融資を行うことです。アパレル業界では、セール時のセール価格ではなく、新商品が販売された時など通常時の販売価格に対してプロパー価格として使われます。このようにプロパーという言葉は色々な企業や業態で使われています。クレジットカードもプロパーカードと言えば、他社と提携していないオリジナルのクレジットカードのことを言います。

プロパー社員のメリットとデメリット

プロパー社員のメリットは、新卒から働いていることを評価されて昇給や昇格などを受けやすいことです。また、新卒から働いていることで企業の対しての従業員エンゲージメントが高まりやすいです。同期入社社員との良いつながりやチームワークが生まれるなど横のつながりが強くなりやすいというメリットがあります。更に、同期以外にも上司などとのつながりも強固になりやすく、業務を進める上で周りの協力を仰ぎやすいという面があります。

逆にデメリットは、中途入社の社員と違い他社を知らないため、融通が効きにくいと捉えられる面が発生することもあります。また、色々な経験を積みたくても、自社しか知らないので積むことができない。結果的に視野を広げることが難しくなりやすいのがデメリットです。社内で派閥ができてしまうと柔軟さに欠ける偏った考え方になってしまいがちです。

中途採用社員がプロパー社員に感じるギャップ

融通が効かない

プロパー社員は他社を知らないため、視野が狭くなりがちです。中途入社の社員からすると、もっと他にやり方があるのにと、やきもきしてしまうこともあります。プロパー社員は他の方法を受け入れることが難しく、新しいことにチャレンジしないという人が多い傾向にあるようです。

人間関係が閉鎖的

中途入社の社員からすれば、同期だけで集まっているプロパー社員のグループには入りにくいものです。業務を行う上でも、閉鎖的なグループとは連係を取ることも難しく感じてしまいがちです。社内コミュニケーションの取りづらさが人間関係でのストレスに変わります。中途入社の社員は、仕事に対するモチベーションを維持するのが難しくなってしまいます。

年功序列で評価されやすい

プロパー社員と同じ業務をこなしても、プロパー社員以上に業務をこなしても、中途入社の社員評価がプロパー社員の評価に負けてしまいがちです。評価も給料も昇進も負けてしまうことが多いです。実力がなくても昇進や昇給が発生しやすいプロパー社員がいるということもあるでしょう。経験豊富で実力もある中途入社の社員からすれば納得ができない場合があります。こうなってしまうと、中途入社の社員とプロパー社員との間に壁ができてしまいます。

プロパー社員と中途入社社員との壁を解消する方法

プロパー社員という言葉を使わない

そもそもプロパー社員や生え抜き社員という言葉を使っている時点で、中途採用社員とプロパー社員との間で壁が発生してしまいます。同じ会社で働いている者として仲間として意識することが大切です。
そのうえで懇親会や研修などを開催し社員同士のコミュニケーションを活発にします。社員同士がお互いのことを良く知って分かりあえるようになれば、中途採用社員もプロパー社員も関係なく業務に取り組むことができます。また、プロパー社員も中途入社社員も同じ基準で評価される人事評価制度を構築することも必要です。プロパー社員も中途入社社員も前向きな気持ちで仕事に取り組めるように、会社に対して貢献した人を正当に評価することが必要です。

プロパー社員について紹介しました。プロパー社員という言葉は使われる場面によって意味合いが変わります。また、中途入社社員との壁を作らないようにすることが大切です。企業にとってはプロパー社員も中途入社社員も大切な人材です。お互いが協力して働ける環境作りが大切です。

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