サラリーマンはなぜ身だしなみが重要?男女別・服装の基本ルールや夏場の対策を紹介

更新日:2023.03.01ビジネス豆知識

男女別・服装の基本ルールや夏場の対策を紹介

社会人として働く上で、身だしなみを整えることは重要です。ビジネスシーンでは、身だしなみがプラスに作用する場合もあれば、マイナスに作用する場合もあるため、仕事をスムーズに進めるためにも基本ルールを押さえておきましょう。本記事では、ビジネスシーンで身だしなみが重要な理由と、男女別身だしなみの基本ルールについて解説します。汗をかきやすい夏場の対策にも触れるため、ぜひ参考にしてください。

ビジネスマナーとして身だしなみが重要な理由

ビジネスにおいて、初対面の人と会う際にはお互いの第一印象が重要です。そのため、相手に良い印象を持ってもらうためにも、身だしなみはしっかりと整えておきましょう。

また、適切な身だしなみを心がけることは、相手への敬意を示す意味合いがある他、自身の能力を効果的にアピールするツールにもなります。社会人として適切な身だしなみを理解し、実際のビジネスシーンに取り入れてみましょう。

ここでは、ビジネスシーンで身だしなみが重要となる理由を詳しく解説します

人は第一印象で相手を判断する

一般的に、人は出会って数秒で相手の印象を判断すると言われています。第一印象を判断する要素はさまざまあるものの、視覚・聴覚・言語の3つが優先されることが特徴です。3つの要素は、下記の割合で第一印象に影響します。

  • 視覚:55%
  • 聴覚:38%
  • 言語:7%

視覚には、服装・表情・目線・仕草・態度などが含まれます。第一印象を良くするには、清潔感がある格好を意識したり笑顔で会話したり、視覚的要素に気を配ることがポイントです。一方、服装の乱れや清潔感のない見た目の相手には、無意識にマイナスなイメージを持ちやすいため注意しましょう。

自分に自信がつく・仕事への意欲が高まる

身だしなみを整えることは、メンタル面にもプラスの影響を与えます。身だしなみを整えた姿を鏡で見ることで、自身の緊張を取り払ったり不安感を軽くしたりする効果が期待できます。気持ちの鼓舞にもつながり、自信をもって仕事に取り組めることもメリットです。

また、スーツの着用やヘアセットは、仕事とプライベートの切り替えにも効果的です。メリハリをつけて仕事に励むことで、仕事への意欲や効率も向上します。

【男性編】ビジネスシーンの身だしなみ基本ルール

【男性編】ビジネスシーンの身だしなみ基本ルール

ビジネスシーンで男性が気を付けるべき主な身だしなみは、服装・ヘアスタイル・小物・靴の4つです。どのようなものが適しているか、それぞれの選び方をチェックしておきましょう。ここでは、ビジネスシーンでの男性が意識すべき身だしなみを詳しく解説します。

服装

ビジネスマンの服装は、スーツが一般的です。スーツ選びでは、下記のポイントを押さえておきましょう。

スーツ ・サイズが体型に合っているか
・柄や色がビジネスシーンに適しているか
・ズボンがプレスされているか
シャツ ・色やデザインがスーツに合っているか
・シワや汚れがないか
ネクタイ ・柄や色がスーツとシャツに合っているか
・結び目に緩みがないか
・後ろから見たときに襟からはみ出していないか

シャツやネクタイは、華美になりすぎない色と柄を選びましょう。夏場には、淡いブルーなど爽やかな色を選ぶのもおすすめです。クールビズを推奨しない企業もあるため、会社や取引先の方針に合わせて服装を決めるようにします。

ヘアスタイル

顔や頭髪は、視線が集まりやすい部分でもあるため、ヘアスタイルやヒゲはしっかり整えておきましょう。頭髪は、もみあげがすっきりとしたメリハリと清潔感があるヘアスタイルがおすすめです。派手なカラーリングや手入れされていない長髪は、相手にネガティブな印象を与える可能性があるため避けた方が良いでしょう。ヒゲはきれいに整えるか、剃り残しがないように処理しておくことがポイントです。

小物

ビジネスシーンに適した小物を持つことも、男性の身だしなみの一つです。カバン・時計・ハンカチなど、持ち物や身に付ける物にも気を配りましょう。また、小物にこだわることで仕事への意欲アップにもつながります。小物選びのポイントは下記のとおりです。

カバン ・型崩れや縫い目のほつれがないか
・デザインがスーツに合っているか
時計 ・派手な色やデザインは避ける
・袖口に収まる大きさか
ハンカチ ・落ち着いた色や控えめな柄を選ぶ
・シワや汚れがないか

汗をかきやすい夏場は、ハンカチだけでなく汗拭きシートもあると便利です。汗はにおいの原因になるため、こまめにハンカチや汗拭きシートで拭き取りましょう。

ビジネスシーンでは、足元の身だしなみにも気を配りましょう。靴と靴下でチェックすべきポイントは、下記のとおりです。

・きれいに磨かれているか
・汚れや靴底のすり減りがないか
靴下 ・派手な色やデザインは避ける
・袖口に収まる大きさか
ハンカチ ・スーツに色が合っているか
・スーツに白の靴下は避ける
・くるぶし丈の靴下は避ける

しゃがんだときに素足が見えてしまうと相手にマイナスのイメージを与えてしまう可能性があるため、靴下の丈はふくらはぎに掛かる程度のクルー丈かハイソックス丈を選ぶと良いでしょう。また、夏場は蒸れにくく通気性が良い靴や靴下を選ぶこともおすすめです。汗や蒸れによるにおいの防止にも役立ちます。

【女性編】ビジネスシーンの身だしなみ基本ルール

【女性編】ビジネスシーンの身だしなみ基本ルール

男性と同様に、ビジネスシーンでは女性にも身だしなみのマナーが求められます。ビジネスシーンでは、服装・メイク・ヘアスタイル・小物4つを意識して身だしなみを整えましょう。ここでは、ビジネスシーンで女性が意識すべき身だしなみを詳しく解説します。

服装

ビジネスシーンでの女性の服装は、スーツまたはオフィスカジュアルが一般的です。オフィスカジュアルの場合は、夏場は露出が多い服装を避けましょう。スーツとオフィスカジュアルで気を付けるべきポイントは、下記のとおりです。

スーツ ・シワがなく清潔感があるか
・スカートの丈が短すぎないか
・ストッキングに裂けやほつれがないか
オフィスカジュアル ・お客様の対応に相応しいか
・会社の雰囲気に合っているか

スカートの丈の長さは、ひざ上5㎝程度からすね中部あたりにすると上品な印象になります。オフィスカジュアルでは、ボディラインが出過ぎる服や生足は避けましょう。夏場は体温調節ができるように、ジャケットやカーディガンを備えておくと安心です。

メイク

ビジネスシーンでは、できるだけ自然なメイクを心掛けましょう。夏場は皮脂や汗によりメイクが崩れやすいため、メイク直しアイテムを常備しておくと良いです。

ビジネスシーンでは、派手な色のアイシャドーやカラーコンタクトは浮いた印象になります。アイシャドーは、ブラウン系やグレー系など落ち着いた色を選ぶと無難です。

また、ノーメイクは不健康に見えたり暗い印象を与えたりする場合があります。アレルギーなどでメイクが難しい場合は、眉毛を整えたりリップで唇にツヤを出したり、無理のない範囲で身だしなみを整えましょう。

ヘアスタイル

ビジネスシーンには、派手なカラーや寝ぐせのある頭髪は相応しくありません。髪が長い場合はまとめたりアップにしたりすると、仕事の支障にならないだけでなく、すっきりした印象になります。

髪をまとめる場合は、ヘアアクセサリーが悪目立ちしないように注意しましょう。ヘアアクセサリーが大きすぎたり派手すぎたりすると、品のない印象になります。落ち着いた色のヘアクリップやバレッタなど、オフィスに馴染むヘアアクセサリーを選びましょう。

小物

カバンや時計などの小物は、好みだけで選ぶとビジネスシーンに適さない場合もあるため、選び方のポイントをチェックしておきましょう。小物選びのポイントは、下記のとおりです。

カバン ・荷物の量に合ったサイズか
・自立するデザインか
時計 ・ベルトの素材は金属または革を選ぶ
・歩くたびにジャラジャラと音がするものは避ける
・きれいに磨かれているか
・歩きやすいデザインやヒールの高さか

ビジネスシーンでは、口が閉まり中身が見えないカバンが好まれます。小物の色は、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた色を選びましょう。夏場は、扇子や日傘があると暑さ・紫外線対策に役立ちます。

身だしなみを整えて出来るビジネスマンを目指そう

初対面の人の第一印象は、出会って数秒で決まると言われています。身だしなみを整えることは、ビジネスをスムーズに進めるために欠かせません。身だしなみで相手に好印象を与えるには、清潔感と品の良さを意識することが大切です。

身だしなみのポイントは、服装・ヘアスタイル・小物・靴の4つです。女性の場合は、メイクも身だしなみの一つです。男女ともに、職場に相応しい服装やヘアスタイルなどを意識して、スムーズなビジネスにつなげましょう。

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