ネット通販を規制する特定商取引法とは?

更新日:2022.05.06スタッフブログ

おもちゃの金のカート

近年、インターネットを活用した商取引が急増しています。とても便利で使い勝手の良いサービスですが、顔の見えない取引だけに、トラブルも多いのが実情です。その様な状況を改善するためにあるのが、特定商取引法と、ネット取引におけるさまざまな規制です。今回は、オンライン上の消費者保護の役割を持つ法律や制度の仕組みについてご説明します。

インターネットで物販を行う上で重要な規制

特定商取引法とは、悪質な業者から消費者の利益を守ることを目的に運用される法律です。特定商取引法の対象となる取引パターンは、訪問販売や電話での勧誘、テレビやインターネットなどの媒体を使った取引など。さまざまな販売活動においてルールを定め、オンライン取引でのトラブル防止を目指しています。

特定商取引法とは?

インターネット通信販売のさまざまな規制

ネットオークションやECサイトなど、昨今はインターネット上での取引も活発です。
特定商取引法では、インターネット通信販売におけるガイドラインを設け、違反した業者の罰則や行政処分に関するルールを取り決めています。具体的には以下の様な規制です。

  • 広告表示の義務(事業者名、住所、電話番号の表示)
  • 誇大広告の禁止
  • 未承認でメール広告することの禁止
  • 前払い方式の場合、承諾の事前確認
  • 契約解除に伴う債務不履行の禁止
  • 有無を言わさず申込みさせる行為

ネット通販を利用する場合は、これらの規制事項に業者が抵触していないか、確認したうえで取引する必要があります。

優良事業者を評価する制度も

これだけ多くのネット販売業者が存在すると、信頼できる業者や、法律を守って運営しているサイトの見極めも難しいといえます。
そこで活用したいのが、「オンラインマーク制度」です。これは、一定の要件をクリアしたオンライン通販業者に付与される仕組みで、消費者サイドからすれば業者の優良性を見定めるひとつの基準となります。安心してオンライン販売を利用するためにも、こうした制度の仕組みを理解してマーク優良業者を見つけましょう。

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