街頭調査を行う際のコツとは?
更新日:2022.05.09スタッフブログマーケティング手法のひとつとして、テレビ局をはじめさまざまな企業に用いられる街頭調査。駅前で通行人に呼びかけてアンケートの回答をもらったり、インタビューに答えてもらったりするこの調査手法には、コストがかからないなどさまざまなメリットがあります。その一方で、あまり協力をえられない調査方法でもあります。今回は街頭調査のメリットと、うまく回答を引き出す方法をご紹介します。
街頭調査をしっかり行うための方法
街頭調査のメリット
街頭調査とは、駅前などの特定の場所において、通行人にモニターやアンケートをお願いするという調査方法です。質問内容はシンプルで、回答も簡潔にできる類いのものが少なくありません。街頭アンケート・路上調査などとも呼ばれ、人通りが多い場所でよく行われます。
街頭調査のメリットは、調査結果がその場で分かること。さらに、調査サイドは通行人のビジュアルから性別・年代を確認でき、属性に合わせた情報収集と調査結果をえられます。事前に用意した質問以外にも、気になることがあれば深堀して聞けるため、内容の濃い調査となるケースも多々あります。一般人と直接ふれ合う中で、生の情報が聞き出せるところが、ほかのマーケティングにないメリットといえるでしょう。
また、印刷費・郵送費などの経費を抑えることができるため、コストパフォーマンスにもすぐれます。低予算で確実に有益な情報がえられる調査方法です。
街頭調査が断られる理由
マーケティング手法としてメリットの多い街頭調査ですが、調査を行う時は相手の了解をえなければならず、声をかけたすべての方に協力してもらえるとは限りません。むしろ、断られることが多い様です。街頭調査が断られやすい原因はいくつかあります。
回答者にメリットがなく、面倒くさい
街頭調査は基本的に善意で回答をしてもらうもので、謝礼金などが配られることはほとんどありません。そのため、調査に協力してくれる人は、移動の足を止めて貴重な時間を費やすことになります。メリットがなければ、協力したいと思わなくても不思議ではありません。
「怪しい」「勧誘」と思われがち
街頭調査では、あらかじめターゲットを決めたうえで対象者に声をかけ、調査協力を依頼します。突然、街で話しかけられた側は、不自然に感じるかもしれません。テレビ調査の様にロゴが入った制服やカメラがあれば一目で調査と分かりますが、私服や簡易的な制服である行う調査もあるだけに、そうしたケースは非常に警戒されてしまいます。また中には調査ではなく何かの勧誘と勘違いして、話を聞く前に断る人も多い様です。
個人情報の取り扱いが怖い
調査内容によっては、回答者の個人情報を記入してもらうケースもあります。氏名や住所、電話番号といった個人情報を、街頭調査で第三者に教えることに抵抗を感じる人は少なくありません。情報管理に不安を感じて断る人もいます。
意外と時間がかかる
「すぐ終わる」といいながら、何十分も足止めを強いられることもあります。時間がかかる理由として、調査員が仕事に慣れていなかったり、時間についての詳細な説明がなかったりなどさまざまです。通行人からすれば好きで協力しているわけではないため、はやく切り上げてほしいと思うはず。中には、5分でも長いと感じる人もいるでしょう。
うまく興味をもたせるためのコツ
通行人に興味をもってもらうためのコツとは何でしょうか?以下でポイントをまとめます。
歩いている人ではなく、立ち止まっている人に声をかける
歩いている人の多くは、目的地に向かっているさなかです。「すぐ終わる」と前置きをしていても断られる可能性は大でしょう。休憩や待ち合わせ中、または手持ちぶさたにしている人に声をかけると、街頭調査に協力してくれる確率は高くなります。
見た目の印象を大事にする
いきなり知らない人に声をかけられたら、誰でも警戒してしまいます。少しでも警戒心を解くために、服装や身だしなみには気をつけましょう。Tシャツやデニムといったカジュアルな服装より、スーツのほうが好印象をもたれやすくなります。また、一般的に男性より女性の調査員のほうが、警戒心をもたずに立ち止まってくれる可能性が高い様です。
先に調査内容のテーマを伝える
話しかけられた側としては、最初は道を尋ねてきたのか、調査依頼なのか、それとも勧誘なのか、その目的がはっきりしないかもしれません。そのため、適当に断って足早に過ぎられてしまうことも。そうならないために「○○について調査を行っています」と先にテーマを伝えるとよいでしょう。そうすることで呼びかけられたほうもすぐに理解でき、協力してくれる可能性も高くなります。
街頭調査は、調査する側にとってはとても便利な調査方法である一方、回答者の協力をえるのに苦労する一面もあります。回答者に断られない様にするためには、身だしなみをきちんと整え、テーマ内容をしっかりと提示して、不審者ではないことをファーストコンタクトで伝えましょう。そうした細かい部分を意識するだけで、街頭調査に協力してくれる確率は上がります。街頭調査を行う際は、ぜひこちらでご紹介した方法を取り入れてみて下さい。
最新記事 by 電話代行サービス株式会社広報部 (全て見る)
- やってはいけない電話のガチャ切り|正しい電話の切り方を解説 - 2024年11月22日
- 電話の取り次ぎが業務効率に与える影響と改善策 - 2024年11月20日
- 【例文付き】信頼度UP!取引先への電話の折り返しマナー - 2024年11月18日