香典の書き方
更新日:2022.03.22スタッフブログ昨日の、「通夜のマナーについて」に関連して、本日は「香典」についてです。社会人になると通夜などに参列する機会もあるでしょう。その際、香典を持参する必要がありますが、知らせを受けてから用意するものであり、普段は話題にする内容ではありませんから、知らないことも多いと思います。しかし、その時になって慌てると思わぬ失態を招きますから要注意。そこで今回は、香典の書き方ついて説明いたします。
香典の書き方やマナーについて
宗教ごとに異なる書き方
香典は香典袋に入れて渡しますが、宗教によって種類や表書きが異なります。訃報を受けたら先方の宗教を確認しておく必要があります。
まず仏式の場合、香典袋は白無地か蓮の絵柄の入ったものを使用し、水引は白黒あるいは双銀(銀一色)の結び切り、表書きは「御霊前」「御香料」「御香奠(御香典)」のいずれかです。ただし浄土真宗は「御仏前」と書きます。
次に神式は白無地の包みを使用し、水引は白黒か双白(白一色)の結び切りあるいは麻緒の結び切り、表書きは「御霊前」「御神前」「御玉串料」「御榊料」のいずれかです。
キリスト教式は白無地、あるいは白百合や十字架の入った封筒を使用し、水引はかけないか双銀の結び切り、表書きは「御霊前」「御花料」のいずれかです。
なお、先方の宗教が分からない時は白無地の包みを使用し、水引は白黒か双銀の結び切り、表書きは「御霊前」とするのが無難です。
香典のマナー
香典として用意するお金は、新札を避ける習慣があります。新札しか手元になければ、折り目をつけてから包みましょう。金額にも相場がありますから、確認しておくと安心です。
香典はそのまま持参するのではなく、「袱紗(ふくさ)」という四角い布に包みます。色は寒色系のものを選びますが、紫色は慶事にも使えます。包み方にも決まりがあり、まず角が上になる様にして広げます。香典袋を布の中央やや右寄りに置き、必ず右からたたみます。次に下、上の順にたたみ、その後に左をたたむのが基本です。
会場に到着したら、受付でお悔やみの言葉を添えながら両手に持って渡します。その際、右手に袱紗を乗せて左手で開いて香典を出します。袱紗をたたんだら、その上に香典を置き相手が読める向きに直して差し出します。また受付がなければ遺族の方に手渡しするか、御霊前に供えます。これら一連の作法もしっかり身につけておきましょう。
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