小さい声は損?電話対応では要注意

2020.11.11ビジネス豆知識
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小さい声そのものは、決して悪い特徴ではありません。寡黙なイメージがあり、周りの声がよく聞こえるとも評価されています。ただ、いろいろなデメリットを抱えているため仕事で損する可能性があります。とくに電話対応では、マイナスに作用するケースが多いため注意が必要です。今回は小さい声のデメリットや大きな声を出すための効果的な練習方法をご紹介しますので、声量を改善する時の参考にして下さい。

小さい声は損?電話対応では要注意

小さい声で話すデメリット

小さな声で話すデメリットは、聞き取りにくさです。たいてい印象がよいとはいえず、信頼を損ねるおそれもあります。

聞き取りにくい

小さな声は、概して会話で聞き取りにくいところが特徴的です。

会話の声が小さいと、通常、大きな声に比べれば聞き取りにくくなります。たしかに人によっては小声がよく通るケースも知られますが、一般的ではありません。

電話対応では、声が小さいために氏名や用件を聞き間違えられる可能性があります。仕事では情報の正確さが求められるため、小声による聞き間違いは問題です。

小声も静かな環境が望ましい場所では大声より歓迎されますが、それでも電話対応で得られるメリットが大きいとはいえません。

印象がよくない

ビジネスシーンでは、電話対応する時に限らず小声の印象があまりよくありません。

声の小さい方が周囲からよく抱かれるイメージは、「大人しい」、「人見知り」、「引っ込み思案」あるいは「あがり症」です。いずれも、仕事ではマイナスに働きやすい特徴と考えられます。

ビジネスの電話対応では、相手に暗く沈んだ印象を与える傾向も見られます。電話の声が小さいと不快に思われる場合が多く、プラスには作用しにくい状況です。

信頼を損ねるおそれも

小さい声は、仕事上の信頼を損ねるおそれもあります。

日常会話や電話では、話の内容に自信がないと小声になりがちです。その影響から、こちらが小さな声で話すと相手は自信のなさを感じるといわれています。ビジネスの電話でも話し声が小さく元気に感じられなければ、仕事に対するやる気があるのか疑われることがあります。

いずれにしても、仕事関係の信頼を損ねれば自分自身や職場にとっては大きなマイナスです。

小さい声の原因

会話や電話対応で声が小さくなる原因は、大きく分けて身体的原因と精神的原因の2つです。他に、環境的な要因が引き金になり小さな声しか出なくなるケースも見られます。

身体的な原因

身体的に声が小さくなる主な原因は、姿勢の悪さ、小さな口の開き、声帯の閉鎖力の弱さ、吐き出す空気の少なさ、舌の筋力不足の5つです。

姿勢が悪いと肺が圧迫され、声は通りにくくなります。口の開きが小さければ、声の出る範囲も狭まります。声がよく通っている時、声帯は閉じた状態です。閉鎖力が弱いと、うまく大きな声を出せません。

声は、空気と一緒に吐き出されます。その空気が少ないと、声も小さくなるのが自然です。声の調整には、舌の筋力が欠かせません。筋力が足りず舌をうまく使えないと、声量のコントロールも難しくなります。

精神的な原因

精神面に見られる小さな声の主要原因を挙げると、人間関係に対する苦手意識、緊張によるストレス、自信のなさの3つです。

人間関係に対する苦手意識が強いと、会話自体を面倒に感じることがあります。できれば誰とも話したくないとの思いがある場合、声が小さくなっても仕方ないと考えられます。

面識のない相手や大勢の前で話す時、強い緊張によりストレスを感じると体はこわばり簡単には普段通りに大きな声を出せません。発言内容に自信がなければ不安を感じ、声も小さくなるといわれています。

これらに加え、環境的な要因も小さな声と深く関係しています。なかでも、よく知られる小声の原因は恐怖心です。過去に自分の話が強く否定され怒られた経験があると、それがトラウマになり大きな声を出せなくなるケースがあるといわれています。

小さな声を改善する場合、いずれが原因か把握したほうがよいと考えられます。

開く口の大きさや姿勢を改善するだけでも変わる

声のボリュームアップには、開く口の大きさや話す時の姿勢を改善するだけでも効果的です。

口の開き方

口は、上下左右ともに大きく動かし開きます。

大切なポイントは、口のなかを大きく広げることです。口先だけ開いても、高い効果は見込めません。口を開ける時に口から首にかけて力みがあると声は出にくいため、下あごに力を入れない意識も必要です。

実際の練習では、あくびの動きをイメージします。あくびすると口の奥の上側が持ち上がりますが、この部分を動かすと口を大きく開く練習になるためです。

ピンポン玉やスーパーボールを口に入れるイメージトレーニングも、効果が期待できます。ただし、誤飲には十分に注意しましょう。

話す時の姿勢

話す時の姿勢は、まっすぐに立った状態が望まれます。

猫背を改善する場合、肋骨を高く引き上げるとともに肩甲骨を下げる意識が大切なポイントです。背骨が丸くなっているからと無理に反らすと腰を痛めるリスクがあるため、気をつけて下さい。

首が前に出ているスマホ首は、耳たぶの後ろに中指をあて真上に押し上げると症状の改善につながります。中指を押し上げると同時に顔は上に向け、それから正面に戻します。

体幹を意識する際には、体重を足裏全体で支えるイメージをもちましょう。まっすぐに立てたら、大きな声を出す姿勢の準備は完了です。

気持ちはポジティブに

気持ちは、ポジティブな考え方を心がけると大きな声で話しやすくなります。

まず、「自分は大きな声を出せる」と考えることが重要です。さらに発言内容には自信をもち、誰かに伝えたいとの思いを大切にすれば話す時の意識は変わるといわれています。

「元気な声で話さなければいけない」と考えると、逆に大きな声を出しにくくなる可能性があります。楽な気持ちで話せなくなるなら、正しい話し方にこだわる必要もありません。

あくまで前向きに考えると、緊張感を和らげるにも効果があります。

発声練習、腹式呼吸のすすめ

電話対応での声の大きさを改善する方法としては、発声練習や腹式呼吸がおすすめです。

発声練習

発声練習を繰り返せば、大きな声を出すことに慣れてくると考えられています。代表的な練習方法は、大きく分けるとリップロール、ロングトーン、音階発声の3つです。

リップロールでは唇を閉じたまま空気を出し、唇をプルプル鳴らす練習を重ねます。慣れてきたらドレミに合わせ音階を移動し、さらに鼻歌の感覚でメロディーを口ずさみます。

ロングトーンは、同じ音程を長く発声する方法です。練習の基本段階では、同じ音程のまま音量と強さも変えずに息が切れるまで声を出し続けます。応用段階では、徐々に時間を伸ばし歩きながら練習します。

音階発声は、ドレミの音階に合わせた発声練習です。音程の正確さが重要であり、ピアノなど楽器を弾きながらの練習が望まれます。

腹式呼吸

腹式呼吸は、お腹の辺りで息をする呼吸方法です。実際には、横隔膜を上下させて呼吸しています。

基本は、口から空気を吐いたら鼻から吸い込むパターンです。お腹をへこませながら口でゆっくり息を吐き、鼻で吸いながらお腹を膨らませていきます。

ポイントは、できるだけ時間をかけることです。目安は、吐く時が2なら吸う時は1の割合といわれています。最初のうちは短くて問題ありませんが、慣れたら時間を延ばします。

腹式呼吸が習慣になると声量が増すだけでなく他にも多くのメリットがあるため、ぜひ身につけてみて下さい。

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