イントレプレナーとは

2020.07.30ビジネス豆知識
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会社のリーダーとなり経営を率いていくのが企業家です。一般的にアントレプレナーと呼ばれます。近年はアントレプレナーだけでなく、企業内で起業するイントレプレナーに注目が集まっています。今回はイントレプレナーについて紹介します。

イントレプレナー

 

「イントレプレナー」

イントレプレナーは「社内起業家」「企業内起業家」のことです。イントラプレナーとも呼ばれます。企業の中で新規事業を立ち上げる際にリーダーとなる人材をイントレプレナーと呼びます。一般的な企業家であるアントレプレナーと区別するためにイントレプレナーと使われます。イントレプレナーは、新規事業拡大の際にリーダーとなって、経営者的な能力を発揮できる人材のことです。グローバル化した社会で生き残るためには、アントレプレナーシップ(企業家精神)を持った人材を社内でイントレプレナーとして育成する必要が出てきました。イントレプレナーを制度化することによって、新たな市場を拡大できる優秀な人材の育成、それに伴う新規事業拡大につなげる企業が増えています。企業が新たな市場を開拓するためにはイントレプレナーが必要なのです。

イントレプレナーとアントレプレナーの違い

企業に属していないアントレプレナーは全てがゼロからのスタートです。しかし、アントレプレナーと違いイントレプレナーは企業に属している会社員ですので、所属企業からのバックアップを受けることができます。

また、イントレプレナーは多くのリソースやインフラなどの支援を受けることができます。所属企業に新しいビジネスを立ち上げるための有益なノウハウがある場合もあります。ただ、イントレプレナーは企業内の取り組みであるため、自由度はアントレプレナーと比べるとありません。企業内の決定事項で制限や打ち切りも発生します。会社員ではないアントレプレナーは、バックアップもリソースもインフラも受けることができませんが、自由に動くことができるというメリットがあります。

新しい事業を興すとう点では変わりませんが、イントレプレナー、アントレプレナー、どちらにもメリットとデメリットがあります。ビジネスを成功させるための動き方も変化します。

イントレプレナーが必要な背景

大企業病改善のため

大企業病とは非効率的な企業体質のことです。大企業病になった企業の労働者は、与えられた役割しかこなさない、新しいことに挑戦する意欲を失ってしまいます。大企業病に陥ると、無責任な体制や発想の陳腐化、意思決定が遅れる。非効率的な業務フロー、縦割り組織、労働者のモチベーション低下がみられます。大企業病に陥った企業は、事業活動の勢いやスピードが衰退していきます。大企業病という名前だけ見れば、中小企業やベンチャー企業は関係ないのだろうと思われがちですが違います。

労働者が与えられた仕事のみをこなすようになってしまえば、企業の大きさに関わらず起こりうる現象です。
ただ、仕事をこなすだけになってしまった企業は市場の変化に付いて行くことができません。もちろん新しいアイデアも生みだすことができません。そうなってくると、経営状態が悪化するのは目に見えています。そこで、イノベーションを興すことができる人材が必要になってきました。大企業病から脱却するために、新たな市場の開拓をするために、イントレプレナーの育成が重要なのです。

イントレプレナーに必要な特性

総合的な視点

利益を生み出すことができるビジネスモデルを構築するには、ビジネスを総合的に見ることができる経営者的な視点が必要です。リソースのバランスを総合的に検討して事業計画を立案しなければいけません。サービスの内容や人員の配置、商品開発やプロモーションなどの仕組み作りも必要です。当たり前ですが売上もいりますしコストの計算もしなければいけません。持続可能な事業にするために、こういった一連の仕組みをトータルで考えることがイントレプレナーには求められます。

新たな市場を見出すスキル

ビジネスは誰かの困りごとや抱えている問題を解決する、既存のサービスをもっと便利にすることから始まります。現在、世の中にはどのような問題が発生しているのか常にアンテナを張っていることが求められます。
そして課題を見つけることができたら、その課題をどのようにすれば解決できるのかを考えること、そしてそれを事業として構築することができるスキルが必要です。

強いリーダーシップ

社内起業家といえども一人でできることは限られています。新しいビジネスモデルを構築することは、どれだけ優秀な人でも一人ではできません。周囲の協力があってこそですし、多くの人の力を上手く使っていくことが求められます。そして他部署の人をも巻き込むことができる、たくさんの人を動かすことができる強いリーダーシップが必要です。イントレプレナーには欠かせないスキルが強いリーダーシップです。

今回はイントレプレナーについて紹介しました。イントレプレナーは社内起業家です。経営的視点を持った優秀なイントレプレナーを育成する制度を立ち上げている企業も多く見られます。この機会にイントレプレナー育成制度の検討をしてみてはいかがでしょうか。

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