クリティカルシンキングとは

2020.05.12ビジネス豆知識
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クリティカルシンキングは批判的思考と言われます。ですが批判的に捉えるということではありません。客観的に見て正しいのかを突き詰めて考える思考法です。思考法には論理的思考のロジカルシンキング、水平思考のラテラルシンキングなどがあります。今回はクリティカルシンキングについて、他の思考法との違いなども含めて紹介します。

クリティカルシンキング

 

クリティカルシンキングについて

クリティカルシンキングは客観的に物事をとらえて、本当にそれが正しいのかと疑問を持つことから始まります。批判的思考という言葉だけを見てしまうとネガティブなイメージが想像されてしまいがちですが、決してそうではありません。クリティカルシンキングは、物事に対して客観的に疑問を投げかけて、その時点での最適な結論を導き出すことができる思考法です。ビジネス環境の変化に伴い対応していくことが求められるようになった現代では、今までと同じ方法では上手くいかないことも多く出てきます。その時に今までの考え方や古いやり方を捨てていくことも大切です。しかし、全てを捨ててしまうのもリスクが高くオススメできません。何が必要で何が不必要なのかを見極めることが重要になってきます。批判的に見極める力が求められます。クリティカルシンキングを身に付けることでビジネス環境の変化にも対応できます。

クリティカルシンキングに大切なのは3つの基本姿勢

目的は何かを常に意識する

クリティカルシンキングをする前に目的が何なのか、ゴールはどこかをしっかりと決めておくことが大切です。目的やゴールが曖昧だと意味のない議論になってしまったり、部分的な議論だけで終わってしまったりします。本当の目的は違うのではないか。今、議論しなければならないのかと考える習慣を付けることが重要です。

自他に思考の癖が有ることを前提に考える

人には誰もが違う考え方の癖があるということを認識しておくべきです。育ってきた環境や身に付けた知識、教養などで思考は変わります。価値観も違うので考え方が違って当然です。思い込みや偏見もあります。そういったことにとらわれず客観的に考えることです。自分の考えがいつも最善で最適であるとは限りません。ベストなのか、他に要因がないのだろうかと根拠となる事実をもとに検討していきます。他者との対話や自分以外の意見も客観的に検討して高めていくことにクリティカルシンキングの意義があります。

問い続ける

常に問い続けることがクリティカルシンキングでは大切です。「だから何?」「なぜ?」「本当に?」という3つを常に問い続けます。問題解決まで物事を突き詰めて考え抜きます。そうすることでクリティカルシンキングの精度も高まり、同時に考える癖がつくようになります。考えて考えて考え抜くことで新しい発見、セレンディピティが起こることもあります。

クリティカルシンキングのメリット

問題の矛盾や漏れを無くすことができる

問題に疑問を持って一つ一つ考えていくことで矛盾や漏れを無くすことができます。「だから何?」から始まって「なぜ?」「本当に?」と問い続けることで矛盾点が洗い出されてきます。その洗い出された矛盾を一つ一つ解決していくことで漏れが無くなります。正しい結論を導き出すことができます。

問題の深堀りができる

物事に対して「なぜ?」「本当に?」と問い続けることによって今まで気が付かなかったことも気が付くようになります。見えていなかった側面も見えてきます。客観的に物事を考え続けることで、問題の深堀りができます。そうなると問題の本質に近づくことができ、問題の解決につながります。

問題解決や意思決定が早くできる

常に「なぜ?」「本当に?」と問い続けることによって、問題を深掘りすることができ、矛盾や漏れも無くすことができます。議論が間違った方向に進みかけても、常に「なぜ?」「本当に?」を繰り返すことにより間違いに気付くことができます。間違いが分かれば、検討し直すことは簡単にできます。
クリティカルシンキングは、間違った結論になることを防ぐだけでなく、問題解決に向けての時間のロスも労力のロスも減らすことができます。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違い

ロジカルシンキングとは

論理的思考、垂直思考とも呼ばれます。日本のビジネスではこのロジカルシンキングという思考法が根付いています。ロジカルシンキングでは複雑に絡まった情報も論理的に筋道を立てて考え自分の中で整理します。そして整理した情報から結論を導き出します。物事に対して論理的に筋道を立てて考えるロジカルシンキングはとても分かりやすく説得力のある思考法です。物事を論理的に筋道を立てて考え整理することができるロジカルシンキングと物事に疑問を持ち、客観的に考えるクリティカルシンキングは全く違う思考法です。ですが、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングを併用して思考することで精度の高い結論を導きだすことができます。

今回はクリティカルシンキングについて紹介しました。常に疑問を持って問題に取り組み考え抜く思考法です。クリティカルシンキングを実践することで考える癖を付けることができます。クリティカルシンキングは訓練すれば身に付けることができるスキルです。身に付けることで精度の高い結論を導きだすことができるようになります。

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