エニアグラムとは

2020.05.12ビジネス豆知識
Pocket

近年、ビジネスの分野でも積極的に活用されるようになったエニアグラム。自分のことを良く知ることで、より一層自分の魅力を発揮して生きることができます。今回はエニアグラムとはどのようなものなのかについて紹介します。

エニアグラム

 

「エニアグラム」

ギリシャ語で9つの図を意味する幾何学図形をシンボルとしています。エニアは「9」グラムが「図」を意味しています。エニアグラムの図形は、宇宙万物の本質を表す象徴と言われています。エニアグラムは性別、国籍、遺伝などに関係ありません。人間が生まれ持った資質を9つのタイプに分けて、それぞれの思考や行動、強みや苦手なことを教えてくれます。現在は心理学の世界を飛び越えて、ビジネスやカウンセリングや教育など、様々な分野で活用されています。実際に誰もが聞いたことのある大企業がエニアグラムを取り入れています。エニアグラムを使って自分を知れば、自分がどのような行動を取るのか、どのように考えるのかが分かります。

自分のタイプを知ることで自分の行動パターンや思考パターンを理解することができます。自分のことが分かれば、色々なことにスムーズに対応することができるようになります。エニアグラムは本来の自分を知り、豊さに触れ、成長していくためのものです。対人関係においても、お互いを活かしあい成長していくための助けにするものです。エニアグラムを知ると、一生付き合う自分のことが良く分かります。自分の本質を知ることができ、自分と仲良くすることができます。そして自分が成長するための道標になり、自分らしいのらしいが分かるようになります。また、さまざまな場面での自分の行動や思考が予測できるようになります。さらに、自分では自覚していない未知なる自分の能力に気付くこともあります。

エニアグラム3つの性格

エニアグラムでは、性格の基本要素3つを定義しています。私達の性格は生まれた時から、本能、感情、思考という3つの基本要素があります。この3つの基本要素は生まれた時点でどのタイプに属するか決まっています。調子が良い時は3つの要素を使いますが、ピンチになると自分が持っている得意な要素を使います。

本能タイプ(タイプ1完全主義者、タイプ8統率者、タイプ9調停者)

食欲、性欲、睡眠欲の3大欲求に忠実。素直でまっすぐ。情熱的でまずは動こうとする。

感情タイプ(タイプ2献身家、タイプ3達成者、タイプ4芸術家)

繊細、褒められて伸びる。自分の気持ちを優先しがち。喜怒哀楽がはっきりしている。

思考タイプ(タイプ5観察者、タイプ6堅実家、タイプ7楽天家)

考えてから行動する。具体的な目標やゴールがあると頑張れる。抽象的な話が苦手。

エニアグラム9つのタイプと特徴

タイプ1 完全主義者 本能タイプ

何事も完全でありたがる人であり、そのための労力を惜しまない人。
正義感が強くて目的意識も高いです。
固定概念が強く、物事に対して〇〇すべきという考え方を持っている場合が多い。
自分自身に厳しく、ストイックな努力家です。
本能と情熱の人です。
弱点は常に時間に追われているということ。
十分に時間があったとしても、完璧にこだわるあまり、時間がかかってしまいます。
慎重に丁寧に努力しますので、時間があっても足りないという状況に陥ります。
タイプ1の完全主義者が成長するには、タイプ7楽天家の要素を取り入れると良いです。
自分とは違う人の意見を取り入れることができると成長に繋がります。

タイプ2 献身家 感情タイプ

多少自分のことを犠牲にしても周りの人を助けたいと思っている優しい人です。
困った人には手を差し伸べないと気がすみません。
周りの人の気持ちに共感したり、人の気持ちを感じ取ったりするのが得意です。
あたたかさで人を包み込むので、どのようなタイプの人も受け入れることができます。
弱点は尽くしても感謝されないと怒りを覚えます。
自分が相手に必要とされていないと分かれば落ち込みます。
その代償として自分にも愛情をかけてもらいたいと考えます。
タイプ2の献身家が成長するには、タイプ4芸術家の要素を取り入れると良いです。
自分自身のことを最優先で考えるようにして自分自身に向き合うことで自分を理解して魅力をもっと表に出すことができ成長に繋がります。

タイプ3 達成者 感情タイプ

自身が成功するためには手段を選ばない。
目標達成するのが得意でカリスマ性が有ります。
リーダーとして活躍することが多く、周りから尊敬されることが多いです。
時間を効率的に活用して実行します。
結果こそが全てという価値観を持っています。
弱点は価値のある存在で有りたいと思うあまり、人を道具のように扱ってしまうことがあります。
友好関係までも切ってしまい孤立することもあるでしょう。
タイプ3の達成者が成長するには、タイプ6堅実家の要素を取り入れると良いです。
信頼関係の築き方やコミュニケーションの取り方を学ぶことで、周りの人をサポートする楽しさを知ることができ成長に繋がります。

タイプ4 芸術家 感情タイプ

自分は特別な才能を持っていると思っており、自意識が強く繊細です。
人と同じであることや平凡を極端に嫌います。
独自の世界観をもっており、自分のことを分かってくれる人と一緒にいたいと考えます。
感受性が強く人への思いやりもあります。
どんな人生を歩むべきか自己分析します。
弱点は自分の世界を守るために周りの人との距離を取ってしまうところです。
不安を感じると嫉妬や羨望を持ってしまい落ち込みます。
好き嫌いが激しく臆病な面を持っています。
人間関係でストレスを感じやすく孤立しやすいです。
周りをしっかりと見るような視野の広さを持ち合わせていません。
タイプ4の芸術家が成長するには、タイプ1完全主義者の要素を取り入れると良いです。
妄想の世界で生きるのではなく、現実を見てしっかりとバランスを取ることが重要です。
現実を知り、周りとコミュニケーションを取ることで、新たな自分の能力や才能、ニーズに気付くことができ成長に繋がります。

タイプ5 観察者 思考タイプ

知性的で分析が得意です。
勉強熱心で知識や情報を集めることが好きです。
洞察力が高かったり分析力に優れていたりすることが多いです。
一人の時間が必要なタイプ。
コミュニケーションが苦手な場合が多く、遠慮することも多いです。
行動するには思考と情報取集が重要であると考えます。
傍観者でいることも多いです。
弱点は自分に自信がないことです。
自信がない分を知識量で補おうとします。
コミュニケーションを取ることが得意ではなく社会から孤立しやすいです。
タイプ5の観察者が成長するには、タイプ8の統率者の要素を取り入れると良いです。
統率者としてインテリ系リーダーになることができればよいです。
人とコミュニケーションを取るようにし、豊富な知識で人を引っ張っていく力を身に付けることができれば成長に繋がります。

タイプ6 堅実家 思考タイプ

真面目で誠実であることに重きを置いています。
責任感も強く周りの人を大切にするタイプです。
リスクを嫌い、安全を求めて行動します。
誠実という言葉がぴったりです。
責任感の強さから一生懸命に働きますし、感情的にも非常に豊かな面がありますが自分に自信がありません。
長いものに巻かれます。
弱点は自分で物事を決めることができず、力のあるものに依存してしまいます。
自分で決めることができませんので、結論を先延ばしにしてしまいます。
タイプ6の堅実家が成長するには、タイプ9の調停者の要素を取り入れると良いです。
自分が所属している場所以外の人とコミュニケーションを取るようにして関わりを持つことで自然と自分に自信が持てるようになり成長に繋がります。

タイプ7 楽天家 思考タイプ

好奇心に溢れており、元気で前向きなポジティブタイプです。
頭の回転が早く楽しいことが好きですが、興味のあることに手を出しすぎて自分が何をしているのか分からなくなる面もあります。
様々なことに挑戦するのが得意で、自分と同じ方向を向いている人と関り、自分の魅力を高めようとします。
弱点は熱しやすく冷めやすい面があり、深く考えることなく物事に手を出してしまいます。
落ち着きに欠ける面があり、一つのことを成し遂げるのが難しいです。
タイプ7の楽天家が成長するには、タイプ5の観察者の要素を取り入れると良いです。
一つ一つの出来事や事柄をゆっくりと深く向き合うようにしましょう。
集中して冷静に物事を考えることができるようになれば成長に繋がります。

タイプ8 統率者 本能タイプ

自己主張が強くパワフルで積極的に色々なことに挑戦するタイプです。
カリスマ性もありますのでリーダータイプとも言われます。
挑戦することや困難を自ら克服することで自分の存在価値を実感します。
人に頼られると、ほぼ断ることはなく助けようとします。
直感も鋭いです。
弱点はエネルギッシュで自分に自信がありますが、好き嫌いが激しい面があります。
自分を守るために周りを排除することもあり、敵を作ってしまいがちです。
タイプ8の統率者が成長するには、タイプ2の献身家の要素を取り入れると良いです。
人の気持ちを考えたり、共感したりすることができるようになれば、相手に尊敬や感謝の気持ちが伝えられるようになります。
そうなることができれば成長に繋がります。

タイプ9 調停者 本能タイプ

安定感のある穏やかな平和主義者です。
のんびりしていて控えめ、非常に落ち着いている人です。
自分の気持ちを乱されることが苦手で争いごとが嫌いです。
ほとんど自己主張もしませんし、葛藤やいさかい、不安があれば解消したり、避けたりします。
人の影響を受けやすいタイプでもあります。
弱点は気持ちの起伏が少なく安定を求めますので、周りの人に合わせてしまいます。
個性がなく新しいことやものが手に入りにくいです。
タイプ9の調停者が成長するには、タイプ3の達成者の要素を取り入れると良いです。
自分自身の価値を認めて、自ら発信することが大切です。
自分の言葉で周りの人の信頼を勝ち取った時に、自分を必要としてくれていることに気付くことができるようになれば成長に繋がります。

ウイングは誰でも持っているもの

エニアグラム9つのタイプを紹介しました。ごくまれにはいるかもしれませんが、誰もが一つのタイプだけに当てはまるわけではありません。大抵は隣り合うどちらかの特徴を併せ持っています。
例えば、タイプ1の方は、隣の2のウイングか9のウイングを持っています。タイプ4の方は隣の3か5のウイングを持っています。自分のタイプを知ることで、自らの課題を克服することができます。

エニアグラムについて紹介しました。エニアグラムは占いでもありませんし、スピリチュアルでもありません。自分自身を知るためのツールです。自分自身のことを客観的に知ることができます。この機会にエニアグラムを活用して自分の成長に繋げましょう。

Pocket

The following two tabs change content below.

電話代行サービス株式会社広報部

最新記事 by 電話代行サービス株式会社広報部 (全て見る)

お問い合わせ