コールセンター用ヘッドセットの選び方
更新日:2022.03.24コールセンターコールセンターの業務を行う上で、ヘッドセット(インカム)は必要不可欠な機器です。ヘッドセットにはさまざまな種類や価格帯があり、仕事を円滑に進めるためにも使いやすいものを選ぶ必要があります。ここでは、コールセンター用のヘッドセットの選び方についてご紹介します。
目次
コールセンターにヘッドセットが必要な理由
私達が普段電話をする際、受話器を上げてから電話番号を押して電話をかけます。また、かかってきた場合は受話器を上げて耳に当てながら対応するのが一般的です。1日に電話対応する件数が少なければ、この方法で問題ないでしょう。
しかし、コールセンターは電話対応を専門としているため、1日に数10件、数100件の電話対応をしなければいけません。そのため、毎回受話器を上げてダイヤルしていては効率が悪いですし、片手がふさがる事で、通話中のメモやパソコンへの情報入力、資料やマニュアルの確認など、素早い対応の妨げとなりかねません。また周りの雑音などで相手の声が聞き取れない可能性もあります。
近年では、コールセンターの多くがパソコンを使用したシステムで運用しているので、ヘッドセットを使えば電話をかけたり受けたりする場合もクリックひとつで行えます。利便性だけでなく、電話の掛け違いの防止や、話を聞きながら直接データ入力をする事で、入力漏れを防ぐなど、対応の正確性にもつながります。
ヘッドセットの価格の目安
ヘッドセットの価格帯は幅広く、安いものは2,000円程度から、高いものでは30,000円を超えるものがあります。値段が高いヘッドセットは主に音質が重視されていることが多く、サラウンド機能などが搭載されゲームや音楽をメインに楽しむものになっています。
コールセンターで使用するヘッドセットは、5,000円位のものが選ばれることが多いです。あまり安いものを導入すると「相手の声が聞き取りづらい」、「マイクが雑音を拾ってしまう」などの問題が多いため注意して下さい。
ヘッドセットの選び方のポイント
ヘッドセットは、価格以外にも用途によってさまざまな種類に分かれています。よくある機能や種類を以下にまとめました。
両耳タイプか片耳タイプか
ヘッドセットは両方の耳で音声を聞く両耳タイプと、片側の耳だけで音声を聞く片耳タイプの2種類があります。両耳タイプは音がしっかり聞き取れますが、周囲の音を聞き取るのが難しくなります。コールセンターの形態にもよりますが、周りの音も聞き取れる片耳タイプがおすすめです。
ヘッドセットのみで音量調節は可能かどうか
ヘッドセットの音量は基本的にパソコン側で調整できますが、設定画面を出して操作するのは手間がかかります。電話口のお客様の声の大きさはそれぞれ異なるので、瞬時に対応できるようにヘッドセットだけで音量調整ができるものを選びましょう。
耳が痛くなりにくい素材かどうか
コールセンターでは、業務中ずっとヘッドセットを装着することになります。耳が痛くなるような素材では業務に支障が出てしまうので、素材にも目を向けることが大切です。イヤーフックはウレタン製や柔らかいプラスチック製など、耳に優しい素材のものを選びましょう。
マイクの位置は調節できるかどうか
マイクの位置はとても重要で、遠すぎると自分の声が相手に聞こえづらいですし、近すぎると音が割れてしまいます。安いものはマイクの位置が調整できないことがあるため、購入前にマイクの位置調整ができるものかどうかチェックして下さい。
ノイズキャンセリング機能はついているかどうか
ノイズキャンセリングとは、周囲の雑音をできるだけ減らして相手の声を聞き取りやすくする機能です。相手の声が聞こえず何度も聞き返してしまうといったことを防ぐ上で役立つ機能なので、ぜひノイズキャンセリング機能がついたものを選ぶようにして下さい。
コールセンターにとってヘッドセットはなくてはならないもの。ヘッドセットには多くの種類や機能があるため選び方が大切です。上記を参考にして、オペレーターが使いやすいヘッドセットを選ぶようにしましょう。
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