コールセンターの職場では英語力も活かせる!
更新日:2022.05.09コールセンター外資系や貿易会社のコールセンターで働く場合、オペレーターに求められるスキルはまず、英語力でしょう。英会話に自信がある方は、その能力をさまざまなコールセンターの現場で活かせます。常に英語が飛び交う環境で業務に取り組むだけに、さらなるスキルアップとキャリアアップも期待できるでしょう。
英語が話せる人は歓迎されます
英語スキルが必要なコールセンターの現場とは?
コールセンター関係の求人を見ると、「英語が話せる人歓迎」「英語対応できる人」など、英語力を求める企業が少なくありません。以下は、英語スキルが活かせるコールセンターの職場です。
外資系のコールセンター
保険会社や自動車メーカー、IT関係などの外国企業が日本に籍を置いて事業展開する、いわゆる外資系企業のコールセンターでは、最低限の英語スキルが不可欠です。外資系とはいっても日本国内で活動しているだけに顧客は日本人が多く、人員も日本人で構成されているところが目立ちます。外資系と聞くだけで、相当な英語力が必要だと思われがちですが、実際には「英会話が多少できる程度で十分」という声もあります。
高級ホテルのコールセンター
外国人の宿泊客も多い、観光地のメジャーなホテルのコールセンターで勤務する場合は、ビジネス英会話がしっかり通用する程度のスキルが求められます。ホテルの予約受付や設備の説明、宿泊における注意点のアナウンスなど、オーダーを受けながらホテル側から伝えるべきこともしっかり伝えなければなりません。多くの現場では基本問答を想定したマニュアルがあるものですが、英語力次第では自分の言葉で分かりやすく、丁寧に伝えることも可能になります。
貿易会社コールセンター
貿易会社は海外企業と取引するだけに、顧客と接する営業マンなどは英語力がなければ通用しません。コールセンターのオペレーターも同様で、輸出入貨物の配送状況や、支払いに関する問い合わせに対して的確に対応するには、相当な英語レベルが必要です。
「海外に住んでいたから英語はほとんど話せる」「英語専攻だったので問題ない」「自分の英語スキルをもっと伸ばしたい」という方は、貿易会社のコールセンターでそのスキルを活かしてみてはどうでしょうか。求められる英語レベルは高度で仕事も厳しいことが予想されますが、それだけやりがいも多く、そこで得た経験は大きな財産となるでしょう。
職場によって、スキルレベルは異なる
職場環境や業務の内容、サービス対象によって、求められる英語スキルのレベルは異なります。英会話初級レベルで通用するコールセンターの現場もあれば、通訳ができるほどの高度なスキルが求められる職場もあり、一様ではありません。英語力が活かせるコールセンターでの勤務を希望する場合、最低限必要なスキルレベルを把握しておくことも大切です。
しかし、「自分の英語力はまだまだだけど、貿易会社でどうしても働きたい!」という願望があれば、その気持ちをぜひ優先して下さい。英語力は、勉強方法や努力次第でいくらでも伸ばせるものです。自分のやりたい仕事を第一に尊重し、そのために必要なことに取り組んで、採用の壁となっている問題をひとつ一つクリアしていきましょう。そんな実直な方法が、理想的なキャリア形成、そして悔いのない人生の実現につながります。
英語力をアップさせる方法
英語力を確実にアップさせるには、確実に身に付けるための効果的な勉強が不可欠です。英語が話せる方は、とにかくたくさんの英会話を聞く「リスニング」や、英字新聞や英語の書物を読む「リーディング」を通して今のレベルに達したことでしょう。これらの勉強方法は、初心者に限らず、中級・上級レベルの方にも有効で、日課としてリスニングやリーディングを試みる習慣があれば、気付かないうちに英語力がどんどんアップしていきます。
また、英語で文章を書く「ライティング」もおすすめです。ライティングに取り組むことで、文法の理解度が高まり、話し言葉・文章言葉の区別も明確になって、より確実性の高い英語スキルの習得につながります。日常的に英語ライティングを実践するためにも、まずは毎日の出来事を日記につづっていきましょう。そして自信が付いたら、英語記事や英語で書く評論の仕事を受けてみてはいかがでしょうか。理論構成を英語でできる様になり、外国人との商談や取引にそのスキルが役立ちます。
文化の違いも理解しよう
外国語で電話応対や接客対応する場合は、文化・習慣の違いや、マナーにも気を配る必要があります。それらを重視しなければ、せっかく高い英語スキルがあったとしても思わぬトラブルや、信用失墜の事態を招くでしょう。
例えば、「Oh, my god!(オー・マイ・ゴッド)」という英語があります。これは英語に詳しくない方の間でも広く知られている言葉ですが、いたずらに多用するのはよくありません。なぜなら、「ゴッド」というのは神様のことであり、キリスト教圏の方々にとっては、「イエス様」ということになるからです。敬虔なクリスチャンほど、安易にこの言葉を用いられるのを好まない傾向があるため、アメリカなどでよく用いられる「gosh」の使用が無難です。
グローバル化が進み、コールセンターでも英語力のある人材に対するニーズが高まっています。英語スキルが重要といいながらも、オペレーターに求められる資質はやはり「気配りある対応」「相手の立場に立った姿勢」「先を読むコミュニケーション技術」です。これらを念頭に、どんなコールセンターの現場でもお客様を満足させるサービスを目指して下さい。
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