新入社員の不安は「仕事の失敗」「人間関係」に集中。

2020.03.23スタッフブログ
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新入社員は、仕事に対してさまざまな不安を抱えています。日本能率協会のアンケート調査によれば、とくに不安を感じているのは「仕事の失敗」と「人間関係」の2点でした。新入社員の中では、何に注意すれば無事に仕事を進めていけるか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。今回は、新入社員が一年を乗り切るにはどんな対策と心構えが必要か考えていきます。

新入社員

アンケート調査の紹介

日本能率協会は、公開教育セミナーに参加した新社会人を対象に「新入社員意識調査」を実施しました。質問内容は、「仕事をしていくうえでの不安」や「今の気持ちを表す漢字一文字」「仕事上でこれから強化したいと思う点」「自分が働く目的」「転職を考えるシチュエーション」などです。

アンケートが示す新入社員の不安

仕事をしていくうえでの不安に対する回答は、「仕事での失敗やミス」と「上司、同僚など職場の人とうまくやっていけるか」が同率1位でした。どちらも全体の40%以上の方から選ばれています。

3位は、約30%の回答者が選んだ「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」です。そのあとは、4位「ビジネスマナーや常識」(約20%)、5位「生活リズムの変化についていけるかどうか」(約20%)と続きます。

「今の気持ちを表す漢字一文字」の回答は、1位から順に「新」「挑」「努」「進」と並びました。どの漢字からも前向きな姿勢がうかがえます。ただ、5位に入ったのは「不」という漢字でした。これからの生活に不安な気持ちを抱く方も少なくないようです。

「仕事上でこれから強化したいと思う点」の1位は「コミュニケーション力」、次いで「業務上必要な専門知識、技術」「ビジネスマナー」です。これらの結果も、人間関係や仕事への不安を物語っているのかもしれません。

働く目的は能力向上や社会貢献

「自分が働く目的」への回答は、「自分の能力を高めること」が1位を獲得しました。2位は、「仕事を通じてやりがいや充実感を得ること」です。3位に入った「社会の役に立つこと」は前年に比べて回答数が大幅に増えています。「(自分の)働いている会社が社会の役に立っているかをどの程度重要視しているか」という質問でも、60%近くが「とても重要だと思う」と答えています。自分の能力向上へ関心を持ちつつ、社会貢献への意識も高まっているようです。

「転職を考えるシチュエーション」については、「パワハラやセクハラがあったとき」が最多の回答となりました。「強く転職を考える」「転職を考える」を合わせると、全体で70%を上回ります。男女別に見ても男性が70%以上、女性は80%を超える数字です。多くの新入社員にとって、パワハラ・セクハラは転職を決意するほど受け入れがたいシチュエーションといえます。

仕事で失敗したあとの対処方法

実のところ、新入社員は仕事での失敗をあまり問題視されていません。大切なのは、失敗したあとの対処方法です。

新人に対する上司の考え

日本能率協会のアンケートでは、新入社員に対する会社側の考え方も調べています。調査対象は、人事・総務・管理系担当者・上司をはじめとする60人です。こちらでは、「働くうえでの不安」や「強化したい・強化してほしい点」を質問しています。

会社が新入社員に望んでいる「強化したい・強化してほしい点」の1位と2位は「コミュニケーション力」と「業務上必要な専門知識・技術」で、新入社員の回答と一致していました。会社の仕事は社員同士が協力して進めることも多いため、コミュニケーション力は新人にも必須の能力と見なされたのでしょう。

一方、「働くうえでの不安」の1位は「職場での人間関係」であり、「仕事での失敗やミス」は7位、「仕事のスキルや能力」は8位にとどまっています。上司の多くが重視するのは人間関係についてであり、新人の失敗に関しては気にする方が少ないようです。仕事のスキルや能力については、実務経験を通して徐々に身についていけばよいとの考え方から上位に入らなかったと解釈できます。

どんな対処が望まれるか

新入社員が仕事で失敗した時、まず欠かせないのが事実報告です。ミスが自分の評価を下げると思えば隠したくなるかもしれませんが、最初のうちは大目に見てもらえる場合が少なくありません。いつまでも失敗を隠していると、問題が解決しないどころか肥大化する恐れもあります。ミスの発覚がはやいほど対処もしやすいため、上司への事実報告は最優先で済ませましょう。

同時に、関係者への誠意ある謝罪も大切です。まだ仕事に不慣れであれば、「失敗は仕方ない」と許してもらえるかもしれません。それでも周りには多少なりとも迷惑をかけているため、どんな理由があっても謝罪は不可欠です。通常、形式的に謝罪の言葉を並べるだけでは印象がよくありません。いろいろと言い訳しても、イメージは悪くなるでしょう。基本的には、反省の気持ちを込めて素直に謝る姿勢が求められます。謝罪の言葉から仕事に対する熱意や責任感が伝われば、周囲から高く評価される可能性もあります。

職場の人間関係を良好に保つコツ

アンケート結果では、新入社員と会社側ともに、人間関係に対する不安を抱いている方が多く見られました。「あいさつ」「名前」「感謝」を意識して、職場の良好な人間関係を保ちましょう。

あいさつは積極的に

職場では、積極的にあいさつしましょう。朝、上司や同僚と顔を合わせた時、元気にあいさつするとお互いに気持ちが和らぎます。仕事に慣れずストレスがたまっている新入社員も、声を出してあいさつすれば同時にやる気がわいてくるかもしれません。業務に追われて職場が緊迫している時でも、あいさつひとつで重苦しい雰囲気を変えられることもあります。

周りから先に声をかけてくれたかどうかに関係なく、基本的には自分からあいさつするよう心がけましょう。その際、はきはきした明るい発声を意識し、笑顔も添えるのが大切です。体調が優れず声を出すのが辛い時は、微笑みながら会釈するだけでも好印象につながります。

会話は名前を交えながら

職場では、いつも気の合う仕事仲間とばかり話せるとは限りません。普段、ほとんど交流がない方でも、同じプロジェクトチームになれば多少はコミュニケーションをとる必要があります。話しにくいからといって、仕事の打ち合わせを避けるわけにはいきません。

その場合、相手の名前を交えながら話すのが会話をスムーズにする方法のひとつです。自分の名前を呼ばれて親しみを感じる方は少なくないといわれています。会話中に何度となく名前を呼べば、これまで身近でなかった方にも好感をもたれるかもしれません。ただし、名前の呼び間違えはトラブルにつながるため、正しく覚えておきましょう。

感謝の気持ちを忘れずに

職場の人間関係を良好に保つうえでは、感謝の気持ちも大切です。本来、会社の仕事は単独作業ではないといっても、自分の担当業務を手伝ってもらったら感謝するのが基本といえます。仕事の大小は、問題ではありません。ささいな事柄でも、手を貸してもらったら感謝の気持ちを伝えて下さい。

その際、言葉選びや言い方には注意が必要です。例えば、相手に背中を向けたまま小さな声で「どうも」といったら、不愉快に思われるかもしれません。相手の顔を見て、「ありがとうございます」とはっきり伝えるのが適切です。どんなに忙しくても、感謝の気持ちはきちんと表現しましょう。

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