実は迷惑行為?通勤電車はマナーを守って乗ろう

2020.02.17スタッフブログ
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社会人なら、通勤電車にはマナーを守って乗りたいものです。自分では問題ないと思っている行為が、周りからは不愉快に思われているかもしれません。どんな行為が迷惑と考えられているか理解すれば、マナー向上やトラブルの防止に活かせるでしょう。そこで今回は、駅構内や通勤電車でとくに注意したい迷惑行為や心がけたいマナーをご紹介します。

電車

とくに迷惑な行為は座席の座り方

通勤電車でとくに迷惑と感じられている行為は、「座席の座り方」です。この10年ほど、電車内の迷惑行為で常に上位を占めています。

2019年の調査ではランキングトップ

日本民営鉄道協会では、1999年から毎年、「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表してきました。調査の主な狙いは、マナーに対する乗客の理解と快適な利用環境への協力の呼びかけです。

2019年の調査では、回答者の4割以上の声により「座席の座り方」が迷惑行為の総合1位になりました。この順位は2008年以来ですが、その後の10年間もほぼ2位か3位にランキングしており1位でなかった期間も多くの利用者から迷惑に感じられていたと理解できます。

今回の調査結果によれば総合順位だけでなく関東(大手民鉄関東9社)と関西(大手民鉄関西5社)の地域別また男女別のいずれでもトップであり、電車内での座席の座り方には注意すべきと考えられます。

こんな座り方は非常に迷惑

「座席の座り方」のうち具体的にもっとも迷惑と感じられている座り方は、「座席を詰めて座らない」(61.2%)です。これには、「間を広く取る」「荷物を置く」「足を広げる」などが含まれます。

次いで「座りながら足を伸ばす・組む」23.1%、「お年寄りや身体の不自由な方、妊婦の方等に席を譲らない」5.6%、「(子どもが)靴を履いたまま座席に立つ」4.3%、「(眠って)寄りかかってくる」2.4%です。

最近の新型車両は、座席の色分けや仕切りあるいは以前より幅の長いシートの設置により隣同士がぶつからない工夫を取り入れています。それでも、まだ古いタイプの車両は少なからず残っており、思ったほど効果が出ていないと指摘されています。

乗車時に心がけたい座り方

座席の座り方が乗客の半数近くから迷惑に思われているのであれば、車両の新旧に関係なく、座る時には周りに配慮する必要があるでしょう。

まず心がけたいのは、できるだけ詰め合って座ることです。電車の座席は、長めのシートでも1人分のスペースに限りがあります。肩や肘が多少は接触しても、我慢しなければいけないでしょう。荷物は、重くても自分の膝か棚の上に置くのがマナーです。

通勤時は、足元にも注意を向ける必要があります。混雑した車内で足を広げる・伸ばす・組むはといった行為は、隣や前方の乗客に迷惑をかけます。座席に腰かけている時は、楽に感じても姿勢を崩すのは控えましょう。

スマートフォンや携帯電話の使い方に要注意

2019年の調査で回答数の割合が大きく増えた迷惑行為は、駅構内や車内での「スマートフォンなどの使い方」です。

回答割合が前回より約1割増加

「スマートフォンなどの使い方」は、2018年から迷惑行為の選択項目に登場します。それまでは、「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」や「携帯電話・スマートフォンの着信音や通話」に分かれていました。

そのため、過去のデータと単純には比較できません。ただ、設問が同じになった前回の調査では21.5%の6位でした。今回の調査では回答割合が31.1%と約1割増加し、順位も4位に上がります。

この変化はスマートフォンや携帯電話のマナーの悪い使い方を迷惑行為と認識する乗客が増えたために起きたと考えられており、注目を集めています。

歩きスマホはとても迷惑

「スマートフォンなどの使い方」のなかでも、とりわけ迷惑に思われている行為が「歩きながらの使用」です。

前回の調査では32.1%だったのに対し、今回は43.1%を占めています。駅のアナウンスやポスターで注意を呼びかけている効果もあるためか、歩きスマホを迷惑行為と見なす意識は強まる傾向にあります。

これに次ぐのが「混雑した車内での使用」32.1%、続いて「乗降しながらの使用」11.7%、「通話の声や着信音」7.8%の順番です。歩きスマホほどではありませんが、乗降時や乗車中にもスマートフォンなどの使用により周りに迷惑をかけるケースが少なくないと分かります。

使用時には周りに気配りを

駅構内や車内で、スマートフォンや携帯電話の使用は基本的に禁止されていません。とはいえ他の方の迷惑を考えず好き勝手に使うのはマナー違反であり、場合によってはトラブルにもつながります。使用時に心がけたいのは、周りへの気配りです。

歩きスマホは、下を向いて画面に集中すると周りの様子が目に入りません。人混みのなかでなくても、他の歩行者とぶつかるリスクは十分にあります。危険な事態を避けるには、歩きながらのスマートフォン操作は控えなければいけません。

歩行中や電車の乗降時にはスマートフォンの画面から目を離し、きちんと周囲の状況を確認しながら動きましょう。駅構内でスマートフォンを使う時には通路の端など周りの歩行者の邪魔にならない場所に移動し、車内ではイヤホンを使用するとともに操作音の大きさを抑えるといった配慮が不可欠です。

その他のさまざまな迷惑行為

1位「座席の座り方」と4位「スマートフォンなどの使い方」以外にも、駅や電車ではさまざまな行為が迷惑になっています。

2位・3位・5位に入った迷惑行為

2019年の調査によると、「座席の座り方」に次ぐ2位は「乗降時のマナー」(33.2%)、3位は「荷物の持ち方・置き方」です。

「乗降時のマナー」では、扉付近から動かず他の乗客の移動を妨げるといった声が聞かれます。「荷物の持ち方・置き方」は、昨年の1位から後退しました。車内アナウンスで呼びかけた成果ともいわれますが、マナーが改善されたと見るには不十分な結果でしょう。

4位「スマートフォンなどの使い方」に続く5位は、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」です。これまで10年近く1位か2位であり、順位は変動したものの回答割合は27.6%に上ることから相変わらず多くの方にとって迷惑行為になっていると考えられます。

6~10位までの迷惑行為

今回の調査で6~10位になった迷惑行為は、以下の通りです。

6位・・・周囲に配慮せず咳やくしゃみをする(20.1%)
7位・・・ヘッドホンからの音漏れ(18.6%)
8位・・・ゴミ・空き缶などの放置(12.5%)
9位・・・酔っ払った状態での乗車(12.3%)
10位・・・車内での化粧(11.4%)

ヘッドホンからの音漏れ、ゴミ・空き缶などの放置、車内での化粧は、この10年で徐々にランクダウンしており、今回の調査結果からもマナーとして定着してきたと評価されています。ただ、いまでも10位以内にランキングしていることをふまえると、さらにマナーの意識を高める必要はあるかもしれません。

寛容な気持ちも大切

駅構内や電車のなかでは、ここに挙げた以外にもさまざまな行為が迷惑に思われることがあります。

混雑した車内では、スマートフォンを操作している時のちょっとした手の動きが周りから嫌がられる可能性があります。できるだけ小さな声で話していても、混雑状況によっては近くの方に騒がしく聞こえるかもしれません。座っている時、無意識に足を組んでしまうこともあるでしょう。

駅や電車を利用すると、自分自身では気をつけていても知らないうちに周りに迷惑をかけてしまうケースはあるものです。そんな点も考えた場合、迷惑行為に遭遇した時に多少のことでは腹を立てず寛容な気持ちをもつことも大切と考えられます。

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