もしもし検定過去問:第二十九問「欠勤する場合の対処」
更新日:2022.04.27スタッフブログ「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラム、第二十九回目となります。
前回、前々回は上位級で追加される「アサーション」「メディエーション」について紹介をさせて頂きましたが、なかなか聞き慣れない言葉だったのではないでしょうか。そのため、それぞれの説明もなかなか実感を持って頂くこともできなかったと少々危惧しております。そこで紹介させて頂きたいのが、もしもし検定を実施団体でもあります「日本電信電話ユーザー協会」さんのコラムです。
コラムの中には先ほど紹介した「メディエーション」を取り上げた内容が記載されており、実例をもとにどんな対応が必要になるのかなどを学ぶことができます。このコラムを書かれているのは、しっかりとした講師の方や、企業のコールセンターとして実務を経験されている方ですので、読んでいてもためになります。上位級を目指して頑張りたいと思われる場合には、「日本電信電話ユーザー協会」さんのコラムなどにも目を通されると良いと思います。
では、今回の第二十九問の問題はこちら
▼もしもし検定の過去問題29
設問
無断遅刻や無断欠勤は、社会人として絶対にしてはいけないことです。病気や家庭の事情などでやむを得ず欠勤する場合、社会人として好ましくない行為を、次の中から1つ選びなさい。
- 風邪をひいて熱が出て体が辛かったので、家族に頼んで会社に連絡してもらった。
- 母が夜中に倒れたので、始業前に電話で直属の上司にその旨を伝え、休むと自分から電話で申し出た。
- 風邪で休む旨を連絡したが、上司が不在だったので同僚に伝えてもらい、あとから連絡するようにした。
- 風邪で休む旨を上司に連絡したが不在だったので、先輩に伝えてもらい、あとからもう一度上司に連絡した。
公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)
問題へのアプローチを秘書が解説
今回の問題は区分としてはマナー。社会人として必要になってくる社会常識と言えます。正直な話、新社会人や学生でなければ、ほとんど問題にもならないとは思います。ですが、公式問題集に掲載されていることから実際に過去に問題として取り上げられたのでしょう。
アプローチとしてですが、やはり重要になってくるのは「社会人としての自立性」です。社会人とはしっかりと社会に貢献し、給金などを頂くことです。そこには社会人としての責任が発生するのです。そんな風に考えればどれが自立性が足りなかったのか、判断ができるかと思います。
もしもし検定の解答
正解:1
電話代行のオペレーターによる徹底解説
オペレーターでなくても、社会人ならば誰もが知っているような問題です。徹底した解説が必要なのかと尋ねられれば、正直なところ必要ないと思うのですが…。とはいえ、ここでは解説が主体なので、徹底した解説をさせて頂きたいと思います。
正解は選択肢1が誤りであると言えます。それはアプローチでも書かせて頂いたように、やはり「社会人としての自立性」が重要です。親兄弟に欠席の連絡を代理でお願いできるのは、学生までです。社会人となり、社会で仕事をする場合には、年齢は関係ありません。しかし、自身が話しもできない状況などの重病な場合には、当然ながら代理も認められます。
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