クラウドファンディングの始め方と方法について

2020.11.12ビジネス豆知識
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最近、新規事業や起業に必要な資金を募る方法として多方面から注目を集めている仕組みが、クラウドファンディングです。インターネットを通じて支援金を集められる手軽さが大きな魅力であり、個人から企業、自治体まで幅広く利用されています。何か実現したいアイデアがあるものの資金が足りない時には、この方法を検討してみてもよいでしょう。そこで今回は、クラウドファンディンの特徴や主な種類をご紹介するとともに、実際に利用する時の手続きの流れを解説いたします。

クラウドファンディングの始め方と方法について

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、新規事業や商品開発に利用する資金をインターネット経由で不特定多数の方から集める方法です。

特徴や変遷

クラウドファンディング(crowdfunding)は、英語のcrowd(群衆)とfunding(資金調達)を組み合わせた造語として知られる言葉です。

基本モデルは、プロジェクトなどの発案者が多くの方から少額の寄付を募る手法といわれています。インターネット経由のため、資金の利用目的を発信しやすく手軽に支援を受けられるところが大きな特徴です。

この方法は、もともとインターネットの普及とともに2000年代のアメリカで登場しました。日本には2011年に取り入れられ、現在はさまざまなジャンルで市場が拡大しています。

資金調達方法の種類

資金調達方法の種類は、リターンの内訳で分けると「投資型」と「非投資型」の2つです。投資型では支援者に金銭的なリターンが発生し、非投資型では金銭以外の物品やサービスが提供されます。

投資型には金融型クラウドファンディングが該当し、「融資型」「ファンド型」「株式型」に細分されます。非投資型に含まれるクラウドファンディングの代表例は、購入型と寄付型です。

最近はふるさと納税の仕組みを活用したタイプも登場し、それぞれ出資方法、金銭的なリターンの配分割合、あるいは金銭以外のリターンの中身に違いが見られます。

プロジェクト開始にあたり、すべきことや準備

クラウドファンディングを利用し始めるにあたり、最初に着手することは事業内容や決済方式の決定です。

事業内容の決定

クラウドファンディングの仕組みを利用する際には、何のために資金調達するかプロジェクトの事業内容を決めておく必要があります。手がけたいプロジェクトや実現したいアイデアなどを膨らませておきましょう。

支援を募る前には何のために資金を集めるのか、はっきりとさせておかなくてはいけません。プロジェクトやアイデアの事業内容は、具体的な流れやビジョンなどを含めて決めておきましょう。事業内容が決定したらインターネットで提案し、賛同者に支援を呼びかけます。

決済方式の決定

プロジェクトやアイデアの内容に続いて決めるべきことは、決済方式の種類です。クラウドファンディングの決済方式は、「All or Nothing」と「All in」の2つから選べます。

All or Nothingは、支援者から集まった資金を受け取るのに条件があるタイプです。募集期間内に目標設定した金額が集まると、すべの支援金を受け取れます。この条件を満たせないと、支援金は全額返還です。

All inには、資金の受け取り条件がありません。募集期間と目標額は設定されますが、集まった支援金がどれほど目標に届いていなくても全額を受け取れます。

クラウドファンディングサイトの種類と活用方法

決済方式を決めた後は、支援を呼びかけるサイトの選択です。現在は数多くのサイトがあり、主な種類として購入型、寄付型、融資型、ファンド型、株式型が挙げられます。

購入型

購入型は、支援者にプロジェクトが手がける商品やサービスをリターンとして提供するタイプです。支援者にとっては支援金で商品を購入する感覚であり、海外商品の輸入販売に向いているといわれています。

寄付型

寄付型の場合、その名の通り寄付が前提となるため支援者には基本的にリターンが用意されません。この特徴もあり、社会貢献の意味合いが強いプロジェクトで採用される傾向が見られます。

融資型

融資型は、個人の投資家がプロジェクトを計画している企業に支援金を融資するタイプです。支援者が事業の運用資金を貸し付ける形式になるため、一般的には金融商品の一種といわれています。

ファンド型

ファンド型は、個人の投資家がプロジェクトに運用資金を出資するタイプです。通常の金融商品と異なり、社会貢献の意味合いも強くもつ特徴があります。

株式型

株式型は、プロジェクトの運用資金を出資した支援者がリターンとして未公開株を受け取るタイプです。このタイプは、主に非上場の企業により利用されています。

サイト掲載からプロジェクト開始までの流れ

掲載サイト決定後からプロジェクト開始までは、サイト記事の作成、記事の登録・審査、サイト掲載および資金集めの流れで進みます。

サイト記事の作成

クラウドファンディングサイトの利用に臨み、最初に着手する作業はプロジェクトを紹介する記事の作成です。

プロジェクトの紹介記事に掲載する基本的な項目は、プロジェクトのタイトル、カテゴリ、事業内容の説明文、支援者へのリターンの詳細、連絡先です。

サイト閲覧者は、記事をもとに支援するか判断します。より多くの支持を得るには、プロジェクトを分かりやすく説明すると効果的です。

記事の登録・審査

作成した記事をサイトに掲載するには、登録手続きを済ませ審査を受ける必要があります。

審査は、サイトを運営する会社の担当です。運営会社は、登録された記事をふまえ支援金が目標金額に届く見込みがあるか見定めます。それ以前に、公序良俗に反する内容は却下されます。

記事が審査を通った後も助言を受けられる場合があり、運営会社と連絡を密に取ればスムーズなサイト運営につながります。

サイト掲載および資金集め

プロジェクトの記事がサイトに掲載されたら、資金集めの開始です。

さまざまな賛同者から支援を受ける以上、サイトの種類を問わず募集期間内での目標金額の達成が望ましいといえます。記事のサイト掲載後似は、SNSなどを活用した積極的なアピールが不可欠です。

あらかじめ1日あたりの目標を決めておけば、モチベーションの維持に役立ちます。

プロジェクト終了後はどんな流れに?

クラウドファンディングの資金募集期間が終了した後は、目標金額を達成できたかどうかにより流れが異なります

目標金額を達成できた場合

支援金の募集期間中に目標金額を達成できた場合、資金の受け取りです。賛同者から集まった資金は、サイト運営会社を通じてプロジェクトを提案した方の口座に振り込まれます。

資金を受け取ったら、次は支援者への見返りの手配です。リターンとして提供する金銭や物品を用意し、お礼の言葉などを添えて支援者に送ります。

そもそもの資金調達の目的であった事業が始まったら、進行状況の報告なども怠れません。

目標に届かなかった場合

支援金が目標に届かなかった場合、集まった資金は寄付型を除いて基本的に全額返還です。目標を達成できなかったため、支援者へのリターンは用意しません。

とはいえ、資金調達に失敗しても支援者と良好な関係を保つことは大切です。目標を達成した場合と同じく、マナーとして手紙やサイトの記事で必ず支援者に向けた感謝の気持ちを伝えましょう。

こちらの誠意がきちんと届けば、新たなクラウドファンディングを呼びかけた際に改めて支援してもらえるかもしれません。

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