アサーションとは

2020.08.05ビジネス豆知識
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社会人だから人間関係で悩むことは仕方がないと諦めている方にはぜひアサーションを学んでいただきたいです。自分の言いたいことも我慢しているなんて方にもアサーションを学んでいただきたいです。自分のことを上手く表現したい、他の人と上手くコミュニケーションを取りたい方にもうってつけです。今回はアサーションについて紹介します。

コミュニケーション

 

アサーションとは

対人コミュニケーションスキルの一つです。「人は誰でも自分の意見や要求を表現する権利がある」という立場に基づいた適切な自己表現のことです。アサーションという言葉は主張、断言と訳されますが、自己主張するスキルのことではありません。自分のことも相手のことも大切にするのがアサーションです。アサーショントレーニングを通じて、お互いを尊重しながら、かつ自分の気持ちを制限することなく自己表現をして上手くコミュニケーションを取ることができれば人間関係に悩むことは少なくなります。コミュニケーショントラブルを改善するためにもアサーションはうってつけです。発言力が弱い人はなかなか自分の意見が言えません。
ついつい発言力の強い人に負けてしまいます。社内がこういう状態では生産性も業務効率の向上も見込みにくいです。本来は社員一人一人が自分の意見をしっかりと発言し全員で上手くコミュニケーションを取るべきです。そうすることで生産性、業務効率の向上が期待できます。

アサーションのタイプ

アサーションを学ぶ前に自己表現のタイプを知っておく必要があります。自分がどのタイプなのかを理解して、そのタイプに合ったコミュニケーションスキルを身に付けることが重要です。自己表現のタイプは大きく分けて3つあります。

ノン・アサーティブ型

常に他人を優先して自分を後回しにしてしまうタイプです。自分の意見や気持ちを表現することができなかったり、しそこなったりしてしまいます。また、あいまいな表現しかしないのも特徴です。自分に自信がないタイプともいえます。そのため、自分のことを分かってもらえないという気持ちが残ることが多く、後で言い訳をしてしまいます。少しずつ不満がたまっていきます。

アグレッシブ型

相手の気持ちを考えることをせず、自分の意見を相手に押し付けてしまうタイプです。自分が一番という気持ちが強くあり攻撃的です。相手よりも優位に立ちたい、自分が一番で他人はダメという気持ちがあるため、大声で怒鳴ることもありますし、きつい口調で話します。また、自分勝手な行動をして相手を操作しようとします。自分がよければ他人はどうでもいいと思っているタイプです。勝つことで一時的に満たされますが、長い目で見ると人間関係が悪くなるので満たされません。

アサーティブ型

理想的なタイプです。自分の意見も表現しながら相手のことも考えて行動できます。このタイプの人はその場の空気を読んでふさわしい表現ができます。また、意見がぶつかることも予想しており、その場合にはお互いに意見を出し合って双方が納得いくような結論を出すことができます。相手の意見も尊重しながら自分の意見も伝えることができ、お互いが心地良く感じることができる目標とするタイプです。

アサーショントレーニングを行うメリット

アサーショントレーニングによってアサーティブなタイプになれば、お互いに自分の意見や気持ちを表現することができ、相手の意見や気持ちを聞くことができるようになります。相手と意見が違っても否定することなく受け入れることができ、自分の視野や可能性が広くなります。さらに食い違った意見もお互いが納得できる範囲で結論付けることができます。自分の気持ちや意見を相手に伝えることができたという事実が自分に自信をもたらしてくれます。また、素晴らしいアイデアが生まれます。なぜなら多くの人の意見を受け入れて考えるからです。一人では考えることができなかった素敵な発想ができます。アサーショントレーニングをしてアサーティブ型になった人は上手くコミュニケーションを取ることができるので人間関係で悩むことは減ります。

アサーショントレーニングを行うデメリット

アサーショントレーニングにもデメリットがあります。自尊心の低い人には向いていません。自尊心の低い人は相手を尊重することが少ないです。また、自分の意見が一番正しいと思いこみ、相手の意見を間違いだと決めつける傾向にあります。それ以外にも自分を守ることに必死で言い争い、相手を攻撃する人にも向いていません。自分を認めてもらいたがる人にも向かないです。また、自己肯定感の低い方にもアサーショントレーニングが向かない場合があります。その場合は相手を傷つけてしまうこともありますし、逆に相手が抵抗して攻撃的になる場合もあります。

アサーショントレーニング実施時のポイント

・自分の思いは率直に表現すること。
・自分にも相手にも誠実であること。
・年齢やキャリアに関係なく自分も相手も一人の人間として対等であること。
・自分の表現に責任持つこと。

アサーショントレーニングでは基本的にI(アイ)メッセージを使います。Iメッセージとは私を主語にして自分の気持ちや意見を伝えることです。例えば「あなたは自分の話ばかりで聞いてくれることがない」と言うのではなく「私はあなたに話したいことがあるから、たまには聞いてほしい」と伝えます。他にも「あなたは間違っている」と言うのではなく「私はあなたと違う考えがあります」などです。

今回はアサーションについて紹介しました。アサーションを身に付けるにはアサーショントレーニングが効果的です。自分のタイプを理解してからアサーショントレーニングを実施してコミュニケーション上手になりましょう。

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