リソースとは
更新日:2023.02.27ビジネス豆知識近年はビジネスシーンに関わらずカタカナ語を耳にする機会が多くなりました。聞いたことはあるし、なんとなく意味は分かるけど説明してくださいと言われると困ってしまう方も多いのではないかと思います。そこで今回はリソースについて紹介します。
「リソース」
リソース(resource)は名詞で資源、資産という意味です。元々はプログラムやネットを利用する際に使用されていたカタカナ語です。パソコンのメモリや電力量を指していました。リソースは、簡単に分かりやすく言うと空き具合です。
仕事をする上で必要になってくる何かの力、人であったり、物であったり、資金であったり。その必要な資源がどれくらいの空きがあるかを確認する際に使用されます。ビジネスの場面でも使われるようになったリソースですが、使われるシーンによって少し意味が異なります。ビジネスシーンで使われるリソースは、経営リソースと呼ばれ、業務で必要となる経営資源(ヒト、モノ、カネ)を意味します。これに情報や時間などを加えた4つの経営資源として使われることもあります。
新しいプロジェクトを遂行するために必要な人的リソースと言えばヒト、資金はカネ、設備はモノです。情報は会社の利益に関わるような、著作権や特許、顧客データ、ノウハウ、技術などの無形財産を指します。リソースを確認してください、リソースが不足しています、などという風に使用します。単純にリソースと使用する場合は、社内の資源を指すことが多いです。外部リソースと使用する場合は、自社以外の会社へ委託する際などの外部資源を指す場合が多いです。
IT用語として使われるリソースの意味も資源です。パソコンのメモリ量やCPUの処理能力のことです。必要のないリソースを削除することで全体のリソース使用率を下げることができ、容量のアップや動作環境の快適化を図ることができます。
また、それ以外にもプロジェクトマネジメントの場面で使われるリソースがあります。この場合はシステム開発に必要な人員、資金、設備、資料や情報源などを指します。プログラミングにおけるリソースは、プログラムが使用するデータ(画像、テキスト、アイコン、メニューの内容)のことです。
また、システムリソースのことを略してリソースと呼ぶ場合もあります。Webサイトの構成要素という意味でリソースが使用されることがあります。この場合はインターネット上のwebサイトを構成する文書や画像、データファイルのことをリソースと呼びます。
ゲーム内で使われる場合のリソースもあります。この場合のリソースはゲームを進める上で必要な資源や素材をリソースと呼んでいます。ゲームダウンロードの場合のリソースは使用している機器の容量や処理能力のことを指します。
リソースの種類とマネジメント手法
ヒューマンリソース(人的リソース)
ヒトのことです。ですが単なる従業員としての労働力ではなく会社が持つ重要な資源として捉えたものがヒューマンリソースです。経営資源の中で最も重要な資源です。ヒトがいるからこそカネが動いてモノが作られ情報が手に入ります。そしてヒトがいるからこそそれらを活用することができます。
会社の資源となる人材はどのような人材なのかを策定して、それをどのようにして活かしていくのかが一番の課題です。ただ、ヒトには感情や欲求があります。また、自ら考えて行動することもできます。管理されたくないと感じれば、自由に行動することもできます。
逆に言えばヒトは管理しようとしても管理することはできないとも言えます。ただ、ヒトを管理することはできなくても、ヒトを適材適所に配置することはできます。人材育成をするためにマネジメントすることも可能です。ヒトのマネジメント例をあげますと、ストレスマネジメントやスキルマネジメントです。マネジメントすることで資源としてのヒューマンリソースを確保することができます。
経営リソース
経営資源(ヒト、モノ、カネ)です。これに情報や時間などを加えた4つの経営資源で考える場合もありますが、基本的にはヒト、モノ、カネの3つです。モノのマネジメントは業務に必要な備品等の購入、修理、メンテナンスです。また、それらを購入するのかレンタルするのかもモノのマネジメントです。
モノはたくさんあれば良いということではありません。無いよりはいいのかもしれませんが不要になった際は処分費用がかかることもあります。コスト削減も考えて会社にあるモノの整理整頓、リストアップをしておくことをオススメします。カネは会社を運営していく上で不可欠な資源です。カネがなければヒトの採用、育成もできません。設備投資や経営資金も必要です。カネのマネジメントは、会社経営に回せるカネを捻出する、必要であれば融資を受けるなどです。重要な資源ですのでしっかりと管理しましょう。
リソース管理
リソースは補充することもできますが、管理することなく使用していると無くなってしまう事もあります。資源は投資をした後も、しっかりと活用されて利益として還元することができているかどうかを確認する必要があります。また、その結果、残りのリソースがどれくらいあるのかも把握して管理しなければいけません。
リソースについて紹介しました。リソースは色々な場面で使用されています。使われる場面によって少し意味が変わってきます。状況に応じて判断し意味を取り違えることなく使用しましょう。
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