夏のビジネスシーンで半そではあり?なし?

2020.06.12ビジネス豆知識
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夏になると半そでシャツで通勤するオフィスワーカーの姿が増えてきます。クールビズの普及もあって半そでシャツでの勤務は今や珍しくありません。ただ、マナーを気にする方の中には、半そでシャツでの勤務はビジネスマナーに反すると考える方もいるようです。夏のビジネスシーンにおいて、半そでシャツの着用はマナー違反になるのでしょうか。今回は、現在主流となっているスーツスタイルに関する歴史や、夏のビジネスシーンでの服装マナーに関する情報をご紹介します。

ビジネスマン半袖

 

スーツスタイルの定着

現在の様に、スーツスタイルでのビジネスが一般的になったのは第二次世界大戦後のことです。スーツ自体は幕末頃から伝わっていましたが普及にはいたらず、オーダーメードの高級品として扱われていました。戦後の機械技術の発達により、庶民にも手が届くスーツが大量生産され始めたそうです。

スーツスタイルの基本はジャケットにパンツ、長そでシャツ、ネクタイです。ただ、スーツスタイルが誕生した欧米と日本の気候は異なります。夏場は高温多湿となる日本でスーツを着用し続けるのは難しいため、半そでのワイシャツを着用する文化が定着しました。

 

半そでシャツは基本的にOK

日本ではクールビズの影響もあり、夏の半そでシャツ着用が一般的になっています。半そでシャツにパンツスーツを合わせたスタイルの方や、半そでシャツの上からジャケットを羽織っている方も少なくありません。

ただし、欧米のマナーでは、スーツのジャケットを着る際、下には長そでのシャツを着なければいけません。シャツのそでの長さは、スーツのそで口からシャツが1cmほどはみ出しているくらいが良いとされています。半そでシャツはそで口から見えないため、欧米のマナーを熟知した相手からは不自然に思われてしまうでしょう。

 

取引先へ合わせた服装を心がけよう

注意したいのが、取引先へ出向く際の服装です。勤務している会社ではOKな服装も、取引先の企業ではマナー違反と見なされる場合があります。ラフな格好は避け、夏でもジャケットを着用していくのがおすすめです。

会社に取引先の方が訪問してきた際も、おもてなしにふさわしい服装を心がけましょう。相手方の急な訪問にも対応できるよう、ジャケットは常に用意しておくのが無難です。毎日着ていくのが難しいという方は、会社のロッカーに予備を一枚置いておきましょう。

また、欧米ではビジネスの場でジャケットを脱ぐことはマナー違反と見なされます。シャツは下着と同等の扱いのためです。取引先が欧米の企業であれば、ミーティング時にジャケットを脱がない配慮も必要でしょう。

 

ポロシャツが許されるかは会社によって異なる

クールビズの期間は、半そでのポロシャツを着用している方も多く見られます。ポロシャツはノーネクタイを前提としてつくられているため、ネクタイを締めなくても襟の形をきれいに見せられるのがメリットです。通気性・吸水性・速乾性などを兼ね備えているポロシャツも多く、着用すれば夏のビジネスシーンを快適に過ごせるでしょう。

ただ、ポロシャツが許容されるか否かは企業によって異なります。ポロシャツは元々スポーツ用の服として誕生した経緯があるため、ビジネスにはふさわしくないと考える方もいるためです。ポロシャツを着て出社できるかの判断が難しい時は、上司や先輩などに聞いてみましょう。

 

半そでシャツはサイズ感が重要

半そでシャツを着る際に気をつけたいのが、サイズ感です。大きすぎるシャツはだらしなく見えます。できるだけ布が余らず、体にフィットするものを選びましょう。体型が気になる方でも、思い切ってジャストサイズのものを着たほうが目立ちません。

反対に、小さすぎるシャツは窮屈な印象を与えます。裾をパンツにタックインする時にも、小さいシャツはすぐにはみ出してしまうため注意が必要です。

ポロシャツの場合、ジャストサイズのものを選べばタックインしなくても違和感がありません。後ろを向いた時、お尻が完全に隠れてしまわない程度の長さが丁度良い着丈です。試着してご自分の体型に合うものを購入しましょう。

 

そでまくりは控えよう

長そでをめくって腕を出すのは、マナー違反であると見なす場合が多いようです。長そでを着用するなら、着崩さずにかっちりとしたスタイルを目指しましょう。特に、取引先への訪問や大切な会議などの場では、そでまくりを避けるのが無難です。

誰もいない場面ではそでまくりをしても見とがめられることはありません。ただ、一度そでまくりをしてしまうと、シャツにシワがついてしまいます。そでを伸ばしてもシワだらけのため、みっともない印象を与えてしまうかもしれません。人に会う予定がある日は、できるだけそでまくりを控えましょう。

 

下着を覗かせない配慮が必要

スーツ文化の生まれた欧米では、ワイシャツそのものが肌着と同等の扱いでした。そのため、日本でもワイシャツの下に肌着を着ずにおくのがマナーとされることもあります。ただ、ジャケットを脱いでワイシャツのみになることも多い日本なら、肌が透けないように下着を着るのが無難です。特に夏用の半そでシャツは薄手の生地でできているため、地肌の透けはしっかり対策することにしましょう。

ワイシャツの下に着る肌着は、シャツの脇部分に汗が染みないよう、半そでタイプがおすすめです。半そでシャツを着ても、そで口から飛び出さないサイズのものを選びましょう。丸いクルーネック型のものは、第1ボタンを外すと襟から見えてしまうことがあります。深いVネックやUネックタイプのものがおすすめです。

下着の色は、ご自分の肌の色に近いものを選ぶと透けにくくなります。白やベージュ、グレーなど、さまざまなカラーの下着が販売されているため、ご自分に合うものを購入しましょう。

 

体毛にも注意

クールビズによって露出が増える分、気をつけたいのがムダ毛です。長そでシャツを着ている時には見えなかった胸毛やわき毛などが目立ってしまう可能性があります。見える部分は処理しておくのもおすすめです。

ムダ毛処理にはさまざまな方法がありますが、シェーバーやかみそりで剃るのが簡単です。ムダ毛処理に慣れていない方は、肌荒れを防止するため、注意して毛を剃りましょう。クリームやボディソープなどを塗った後にかみそりを使い、しっかり洗い流してから保湿するのが大切です。

 

ノンアイロンシャツをうまく使いこなそう

夏場は大量の汗をかくため、しっかりと洗濯するのが重要になります。汗のにおいが染みつかないよう、できるだけその日のうちに洗濯を済ませましょう。シャツが乾いた後はアイロンをして、シワを伸ばします。

ただ、毎日のアイロンがけは大変です。現在はアイロンをしなくてもシワにならないノンアイロンシャツが販売されているため、そちらを利用するのがおすすめです。クールビズ用の半そでシャツも多数登場しているため、ぜひ選んでみて下さい。

 

服装に気をつけながら、健康に過ごすのが大切

半そでシャツはマナー違反ととらえられることもあるものの、日本においては夏のビジネス服として広く普及しています。半そでシャツが許容される職場なら、遠慮なく着用するのがおすすめです。社内の規定や取引先の様子などに気を配りつつ、失礼のない服装を心がけましょう。

 

ビジネスマナーも重要ですが、真夏に無理をして長そでを着用し、体を壊してしまっては意味がありません。健康を第一に、マナーを守りながら快適な環境で仕事ができる様に取り組んでいきましょう。

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