GRITとは
更新日:2023.03.09ビジネス豆知識成功者はグリットを持っていると言われます。ビジネスマンに限らず企業家や学者、アーティストなどの様々な分野で成功している人にはGRITが備わっています。GRITはやり抜く力です。従業員がGRITを持つことができれば企業も大きく成長することができます。今回はGRITについて紹介します。
目次
GRIT
GRIT(グリット)は4つの言葉から作られた造語です。
度胸(Guts)困難なだと感じることにも立ち向かえる能力
復元力(Resilience)何度でも諦めずに続けることができる能力
自発性(Initiative)自分から動いていける能力
執念(Tenacity)何があっても諦めずに続ける能力
全ての頭文字を取ってGRIT。日本語ではやり抜く力と訳されています。素晴らしいのは、上記の4つの能力は全て自分でコントロールすることができるという点です。職場環境や才能に関わらず上記の4つの能力を伸ばせば成功に近づくことができます。4つの能力を伸ばすためには、気持ちの持ち方やモチベーションの維持がポイントです。
GRITを提唱したのは、ペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏です。
社会的な成功を収めるために必要な要素はGRITであって、才能や知能指数や学歴ではないということを提唱しています。GRITは生まれもった才能や知能は関係なく、物事をやり抜く力であって、努力を重ねることで後天的に身に付けることができる力です。トレーニングすることでGRITを伸ばすことが可能です。
GRITは先天的な要素に左右されることなく、後天的に伸ばすことができるのです。成功者にはGRITがあったのです。才能がある人や知性や知識がある人はGRITが高いということではありません。高い才能を持っている人でもGRITがなければ途中で挫折してしまうことがあります。逆に際立った才能が認められなかった人でもGRITがあれば成功することができます。ですので、才能があったとしても、それを上手く活用できるかどうかは違う話です。
GRITを身に付けるには
楽観的に捉える
悲観的に捉えるではなく楽観的に捉える方がGRITは身に付けやすいです。悲観的に捉えることによって、モチベーションを維持することが難しくなってしまいます。結果的に次のチャレンジをすることが困難になり、前向きな行動を継続することが難しくなります。楽観的に捉えることができれば、何があってもなんとかなると捉えることができます。また、今の方法ではなく別の方法でチャンレンジすることができます。結果的に前向きな行動を継続することができます。
4つのルールを守る
4つのルールとは、アンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱した簡単にできる4つの方法です。
何か一つはハードなことにチャレンジする
やりたいことは簡単なこともいいが、チャレンジしなければいけないハードなこともやりましょう。
ハードなことは自分で決める
ハードなことを何にするかは全て自分で決めるのです。自分で決めるからこそ頑張れるのです。
ハードなことは変えてもいい
決めたら継続してやるべきですが、どうしても継続できないこともあるでしょう。そういう時は変えてもいいのです。
新しいことでも今やっていることでもいいので、最低2年間は続けること
やり始めたら頑張って最低2年は続けましょう。そうすることで継続する癖が付きます。
GRITを伸ばすには
好きなことからやってみる
継続することが大切ですが、好きでないことを続けるのは慣れるまではしんどいものです。ですから自分が苦にならずにやれること、好きなことから始めると続けることができます。好きなことに没頭していると時間を忘れてしまいます。好きなことにこだわってやってみて継続する。細かなところまで突き詰めてやってみるのが良いでしょう。
とりあえずやってみる
何事もやってみなければ始まりません。それができるかできないかよりも、とりあえずやってみることが大切です。失敗してもそれを糧にして頑張ればいいのです。失敗を失敗として捉えるのではなく、成功へのプロセスとして捉えることもGRITを伸ばす要因です。
やらなければいけない状況を作る
毎日、継続するのは思っているよりも大変です。GRITはやり抜く力です。くたびれていても疲れていてもやらなければいけない状況を作ることが継続に繋がります。継続していくうちに癖になってしまえば楽になります。習慣にして癖にしてしまいましょう。誰かに監視してもらうとか、チェックしてもらうとかして、やらなければいけない状況を作りましょう。逃げたくなる時こそ自分で逃げることができない状況に追い込むことも習慣にして癖にするチャンスです。
体調管理をしっかりと
毎日継続することで一番重要かもしれません。やる気があっても体調が悪ければ続けることが難しくなります。GRITを伸ばすためには日々の体調管理はとても大切です。
GRITについて紹介しました。やり抜く力を身に付けるには、毎日継続してやることが大切です。GRITは後天的に身に付けることができます。今からでも大丈夫です。この機会にGRITを身に付けてみませんか。
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