マネジメントに必要な資格とスキル

2020.01.28ビジネス豆知識
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組織の上に立つ人物に欠かせないのが、マネジメント能力です。マネジメントとは、組織の目標を達成するために、リスク管理や資源の効率化を図ることを指します。マネージャーになるには特に資格は必要ありませんが、マネジメント検定やビジネス会計検定を受けておくと役に立ちます。こちらでは、マネジメントに必要なスキルや資格をお伝えします。

マネジメント

 

マネジメントとは?

マネジメントとは、「経営」や「管理」といった意味を持つ言葉です。組織の目標を設定して、達成するためにリスク管理や資源の効率化を行います。

マネジメントの概念は、アメリカの経営学者であるピーター・ファーディナンド・ドラッカーによって生み出されました。ドラッカーは、マネジメントについて「組織に成果を上げさせるための道具・機能・機関」と定義しています。

マネジメントを行う人物のことを「マネージャー」と呼びます。マネージャーは、組織の目標を設定して組織を作る人物です。ドラッカーはマネージャーについて、組織の成果に責任を持つ者と定義しています。

マネジメントの似ているものに、「リーダーシップ」があります。組織を引っ張っていく点では同じですが、リーダーシップは部下やスタッフといった人物が対象になるのに対し、マネジメントは人物・モノ・お金が対象になるのが特徴です。

マネジメントを学ぶことで、組織を活性化し、大小さまざまな目標に近づけます。組織の上に立つ方は、ぜひ学んでおきましょう。

 

マネジメントに必要な4つのスキル

マネジメントに必要なスキルは、主に以下の4つです。

 

現状分析能力と問題解決能力

マネジメント能力が高い方は、自分が置かれている立場を把握する能力に長けています。また、周囲をよく観察しているため、現状把握能力が高いのも特徴のひとつ。洞察力が優れているため、部下に的確な指示を出せます。

また、組織の目標を達成するためには、現状にどの様な問題があるか、どう解決すれば良いのかといったことを判断しなければなりません。マネージャーには、問題を発見して解決策を出すためのロジカルシンキングが必要です。

 

プロジェクトマネジメント力

新商品の開発などで、いつまでに何を行うのか期間が定められているものをプロジェクトと呼びます。マネージャーには、プロジェクトの計画を立て、道筋をコントロールするプロジェクトマネジメント力が必要です。目標を達成するために、最適なプロセスを選ぶ能力が求められます。

 

リーダーシップ

プロジェクトを進める際、多くの場合は予想外のトラブルが発生します。トラブルが起こった時、マネージャーは適切な指示をして軌道修正しなければなりません。問題が起こった時に適切な指示をしてくれる人物がいると、スタッフは安心して仕事ができ、モチベーションも上がります。

リーダーシップをとるには、マネージャー自身にプロジェクトをこの様に進めるという強い意志が必要です。また、リーダーはその場にいるだけでメンバーに影響を与えるため、普段からメンバーにどう見られているか意識する必要があります。

 

コーチング力

マネージャーには、部下の能力を最大限に引き出すコーチング力も欠かせません。上司から部下に指示をしたり知識を与えたりするだけでなく、部下が持つ可能性や能力を引き出すことで、チーム全体の能力が上がります。

部下の可能性を引き出すには、適切な質問力が求められます。質問をすることで、部下が自分の得意分野や願望に気づけるからです。上に立つ方は、ぜひコーチング力を磨いてみましょう。

 

マネジメントに必要な資格は?

マネジメントをするのに必要な資格は特にありません。しかし、取得しておくと役立つ資格は存在します。マネジメントスキルを高めるためにおすすめの資格をいくつかご紹介します。

 

マネジメント検定

マネジメント検定とは、経営に関する幅広い知識を持ち、経営管理や問題解決に応用できることを認定する資格です。経営学を学んでいる学生や、企業で活動している方の学習目的になることを意図しています。

マネジメント検定は、初級・中級・上級での3級で構成されているのが特徴です。初級では経営学の基礎知識、中級では経営とマネジメントの体系的知識、上級ではビジネス構想力と戦略策定能力が判定されます。

マネジメント検定資格を取得するメリットは、企業や大学での評価基準のアップにつながることです。企業では採用や昇格試験で有利に働き、大学では成果判定や入学試験でプラスになります。また、資格取得のために勉強することで経営知識が身につき、キャリアアップしやすくなります。マネジメント能力を身につけたい方は、マネジメント検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

ビジネス会計検定試験

ビジネス会計検定試験とは、財務諸表を理解する力を確認する試験です。会計リテラシーの向上を目的としています。会計関連の試験には簿記検定がありますが、問われる能力が異なります。簿記検定では正確な財務諸表を作成する能力が求められますが、ビジネス会計検定試験で求められるのは、財務諸表を読み解いて分析する能力です。

主に読み取りになるため、簿記試験よりも難易度がやさしく、挑戦しやすくなっています。会計スキルを上げたい方は、ぜひ挑戦してみましょう。

 

社会保険労務士

社会保険労務士とは、企業の成長に必要とされるお金・モノ・人材のなかで、人材分野に関する専門家です。社会保険の加入手続きや社内賃金台帳の作成、就業規則の作成など、書類の作成を通して就労者の権利を守ります。また、給料の不払いやリストラ、セクハラといったトラブルを解決するために働きかけるのも社会保険労務士の仕事です。

資格を取得すれば、社会保険労務士として勤務したり、開業したりできます。開業社会保険労務士の年収には幅がありますが、高い営業センスを発揮できれば年収3,000万円も夢ではありません。

 

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題を解決するための診断・助言を行う専門家です。企業に対して、現状分析を踏まえた成長戦略のアドバイスを行うのが主な業務になります。

中小企業診断士の資格を取得するメリットは、学んだことがそのまま実務に直結することです。試験では販売・会計・マーケティング・財務・生産管理といった様に、あらゆる業種に必要な知識を網羅しています。学んだ知識をすぐに仕事に活かしたい方に適した資格です。取得すれば、キャリアアップに有利に働くほか、転職や独立にも役立ちます。

 

ビジネスマネージャー

ビジネスマネージャー検定試験は、あらゆる管理職の人間に必要な知識を、どれくらい身につけているか確認するための試験です。2015年から東京商工会議所により実施されはじめました。

管理職(マネージャー)には、方向性を提示する力やコミュニケーション能力、人材育成能力といった様に、さまざまな力が必要です。ビジネスマネージャーの資格を取得するために勉強することで、これらの能力をはじめとした、多様なスキルを身につけられます。また、マネジメントに必要な知識を総合的に学習できることや、管理職が抱きやすい不安を軽減できるのもメリットです。

 

さらに、本人のみでなく企業側にもメリットがあります。多くの社員がビジネスマネージャーの資格を持っていれば、マネジメント知識が社内で共有されるため、業務の効率化が可能です。また、管理職のマネジメント能力を強化するためにかかる時間や費用の削減にもつながります。管理職の方や、これから管理職を目指す方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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