デキるビジネスパーソンが年末年始にすること

更新日:2023.03.23ビジネス豆知識

デキるビジネスパーソン

日々仕事に追われるビジネスパーソンにとって、年末年始は数少ない長期休暇です。毎年“寝正月”になったり、家族や友人と遊びに行ったりと、その過ごし方は人それぞれでしょう。一方で、仕事ができるビジネスパーソンは、年末年始をどう過ごしているのでしょうか。本記事では、ビジネスパーソンが覚えておきたい年末年始の過ごし方をご紹介します。

デキるビジネスパーソンの休暇・休日の過ごし方

仕事がデキるビジネスパーソンは、休暇・休日の過ごし方が上手です。予め決めた計画に沿って行動し、有意義な1日を過ごします。ひとつ具体例をご紹介しましょう。

□起床後:1日に計画を立てる
□午前:今日やるべきことに着手
□午後:今日やりたいことに着手
□就寝前:1日を振り返る

休日とはいえ、生活リズムは平時と同じです。朝早く起床し、「今日やるべきこと」「今日やりたいこと」の計画を立てます。前者は集中力が高まる午前中に済ませ、後者は午後に取り組みます。
「今日やるべきこと」とは、メールチェックやスキルアップ目的の勉強、セミナーへの参加などです。休暇中であっても緊急連絡が入る可能性は否定できません。念のため確認を済ませ、具体的な行動に移ります。

午後は自由にやりたいことをします。一人で過ごすならば、映画環境や読書をする方が多いようです。家族と過ごす場合、一緒に買い物にいったり、子どもと遊んだりすると良いでしょう。なお、「何もしない時間」もビジネスパーソンには必要です。特別やりたいことがなければ、パソコンやスマートフォンから離れて、一人の時間を満喫してみましょう。
就寝前は1日を振り返り、計画通りに行動できたか確認します。無論、すべてが計画通りにいくことは希です。それでも1日を振り返り、自分と約束を達成できたか確認するのは大切です。

上記を見てわかる通り、デキるビジネスパーソンに「気づいたら1日が終わっていた」という人はいません。誰にでも休みは必要です。しかし、実のある休日・休暇を過ごせている人は、一握りしかいないでしょう。現状の休み方に問題はないか、今一度確認することをおすすめします。

休暇中の過ごし方

ここでは、休暇中の具体的な過ごし方をご紹介します。

スキルアップのための勉強

スキルアップ目的の勉強は、集中力が高まる午前中に済ませましょう。どのスキルを磨きたいかは人それぞれですが、プログラミング・語学・デザインなどの分野がビジネスパーソンに人気です。
とりわけおすすめなのが、プログラミングです。「Microsoft」社の創設者である「ビル=ゲイツ」氏は、「一般のビジネスマンもプログラミングを学ぶべき」と話しています。近年はエンジニア不足が囁かれる時代ですので、プログラミングを1から学び、キャリアアップや転職に活かすのも良いでしょう。

一説によると、プロレベルのスキルを身につけるには、1万時間の勉強あるいは実務経験が必要といわれます。一方、ビジネスコーチでベストセラー作家の「ジョシュ=カウフマン」氏いわく、大抵のことは20時間で習得できるといいます。
平時に20時間を確保するのは、忙しいビジネスパーソンにとって敷居が高いかもしれません。しかし、年末年始であれば話が別です。1日2~3時間をスキルアップの勉強に充てれば、平均的なスキルを身につけることは十分可能です。

読書

本は情報の宝庫です。日常生活では得られない知識、自身とは異なる価値観、新たなアイデアのきっかけが、たった一冊の本に詰まっています。有意義な読書にするポイントは、必要な情報が詰まった “良書”を手にすることです。以下の3点を意識し、今の自分に必要な本を探してみましょう。

□著者のプロフィールを確認する
□目次とページ数を確認する
□レビューを確認する

その著者がどういった経歴を持ち、どういった分野で活躍しているのかチェックします。本当に欲しい情報が得られるのか、大まかな見当が付くでしょう。次に目次を確認し、具体的な内容を把握します。ページ数は、モチベーションを維持しやすい150〜200ページを目安にしましょう。
最後に確認するのは、通販サイトなどに公開されているレビューです。他者の感想を参考に、買うべきか否かを決めます。すべてのレビューを鵜呑みにするのは厳禁ですが、本選びに参考になるはずです。

デキるビジネスパーソンが実践している「休暇前後の過ごし方」

休暇中はもちろん、休暇前後の過ごし方も重要です。ここでは、デキるビジネスパーソンが実践している休暇前後の過ごし方をご紹介します。

キャリアの棚卸し

日々仕事に追われるビジネスパーソンにとって、年末年始の時間は貴重です。その時間を活用し、“キャリアの棚卸し”を行ってはいかがでしょうか。“キャリアの棚卸し”では、1年間で取り組んだ仕事を洗い出し、自身の市場価値を再認識します。具体的な手順は以下の通りです。

1.1年間で取り組んだ業務のリスト化
2.特定の条件に沿って業務を分類する
3.具体的な成果からアピールポイントを探してみる

ステップ1のリスト化では、取り組んだ業務内容を箇条書きでまとめます。1月〜3月、4月〜6月という具合に、期間を分けてまとめると良いでしょう。箇条書きする内容は、できるだけ細かく、具体的にしましょう。些細な業務でも構いませんので、思い出す限り書き出していきます。
ステップ2では、自分なりの条件を設けて業務を分類します。「楽しかった仕事」「大変だった仕事」「成果の大きかった仕事」「ミスが多かった仕事」「貴重な経験ができた仕事」というように、書き出した業務をわけていきましょう。なお、当てはまる業務が2つ以上に分類される場合、両方に記載して構いません。

分類結果を眺めると、自分がどのような業務が得意・不得意であり、どのような業務に関心・無関心なのかが見えてきます。これにより、客観的な視点で「本当に自分が好きな仕事は何なのか?」が分かります。
最後のステップでは、業務に取り組んだ成果から、自身のアピールポイントを探します。この作業を行うのは、主要業務だけで構いません。「○○社から新規契約が取れた」「採用試験での面接官を担当した」「営業目標をコンスタントに達成できた」など、1年間でどういった成果を上げたか列挙します。

これにより、自身が企業にとって、引いては市場にとってどのような価値のある人材なのかが分かります。さらに「この数字ならさらに大きな企業でも通用しそうだ」「営業部よりも人事部の仕事が合うかもしれない」と、生み出し成果を元に自己分析できるでしょう。
“キャリアの棚卸し”とはいわば、仕事における1年間の反省会です。デキるビジネスパーソンは、年末年始を使って1年を振り返ります。自身の市場価値を再認識した後、現在抱える課題や問題点をまとめ、次に活かすのです。

挨拶回り

お世話になった取引先や顧客への挨拶回りは欠かせません。挨拶回りにおいても、適切なマナーが存在します。以下に挨拶回りのポイントをまとめたのでご覧下さい。

□訪問前のアポイントメントは必須
□挨拶回り中に仕事の話をしない
□手土産を必ず持参する
□手土産の渡し方に気を配る
□挨拶回りは1件あたり15分が目安

ただでさえ忙しい年末年始において、挨拶回りは手短に済ませるのがマナーです。その際、仕事の話を振るのは避けましょう。持参した手土産を渡し、簡潔に挨拶を済ませることが大切です。具体的な仕事の話は、年が明けた別日の訪問時にすると良いでしょう。

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