リンゲルマン効果とは

2020.04.21スタッフブログ
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集団でいるとなんだかゆっくりしてしまうということはありませんか。自分がやらなくても誰かが頑張るだろうとか、そんな風に思うことはありませんか。それこそがリンゲルマン効果です。
社会的手抜きとも言われます。企業にとっては従業員が多くなればなるほどリンゲルマン効果によって生産性向上の阻害要因が発生しやすくなってしまいます。今回はリンゲルマン効果について紹介します。

リンゲルマン効果

 

「リンゲルマン効果」

リンゲルマン効果は心理学者リンゲルマンが提唱したとされています。社会的手抜きともフリーライダー(ただ乗り)とも言われます。集団で作業をした場合と個人で作業をした場合とを比べると一人一人の能力が低下してしまうという現象です。集団で作業した場合に人は自分がしなくても誰かがやるだろうという心理が生まれやすいです。そのため、自分が頑張らなくても大丈夫とサボるのです。
一人でやる作業は全て自分の責任ですが、集団でやる作業だと責任が分散されてしまうのでモチベーションの差が出てしまうというのも原因の一つです。

集団の他の参加者が自分より有能すぎて、頑張っても自分が報われないと考えて手抜きをするケースもあります。逆に集団の参加者が不真面目すぎて、自分だけ頑張るのがバカバカしいと感じて抜きをするケースもあります。人は集団になればなるほど手抜きをしやすくなるということですが、これに関しては意識的に手抜きしているのであれば自覚があるので問題ありません。人は誰もがそうなりやすいということを意識するだけで変われるはずです。

リンゲルマン効果がやっかいなのは、無意識のうちに手抜きをしてしまうというところです。
本人は手を抜いているという自覚が無いことが多いからやっかいなのです。
本人が真面目にやっていると言っていたとしても、リンゲルマン効果を疑って対策を取る必要があるのです。

ただ、全ての集団が手抜きをするというわけではありません。
精鋭ばかりの集団では、全ての人が頑張って素晴らしい結果を残している事案も多々あります。
無意識のうちに行われるリンゲルマン効果があるということを知っておく必要があります。

傍観者効果との違い

リンゲルマン効果と似たような効果で傍観者効果というものがあります。自分がやらなくても誰かがやるだろうというのが傍観者効果です。リンゲルマン効果と似ています。共通点としては集団の中で発生することが多く、自分が率先して動かない点です。大きな違いは責任を共有するのかしないのかなのです。リンゲルマン効果は責任を共有する集団の中で発生するが、傍観者効果は責任が関係ない集団で発生します。

リンゲルマン効果によって起こる弊害

一人あたりの生産量が低下する

リンゲルマン効果によって一人一人の手抜きが発生すると生産量が低下します。周囲に対して自分の働きや貢献度が隠れてしまうとなれば手抜きが発生しやすくなります。自分一人の責任でなくなればなくなるほど生産量の低下を招いてしまいます。従業員の労働環境や意識改革を考えて人員の配置やプロジェクトの遂行をするべきです。

モチベーションが低下する

自分の働きや頑張りが評価されにくい部署や仕事では従業員のモチベーションもアップするどころか維持することも難しくなってしまいます。リンゲルマン効果によって、頑張っても報われないと従業員が感じてしまうことは避けなければいけません。モチベーションの低下は他の従業員にも影響を及ぼすこともあり、職場環境の悪化を招きます。最悪の場合、離職につながってしまいます。

リンゲルマン効果の対策

従業員一人一人に役割を与える

一人一人に役割を与えることで仕事に対する貢献度高めることが出来ます。役割を細かく分けて個別に仕事を与えるようにします。一人一人に仕事を割り振ることにより従業員の承認欲求も満たすことが可能です。それによりモチベーションの低下を防ぐこともできます。誰かがやるだろうという仕事にならないようにすることでリンゲルマン効果が発生する可能性を少なくすることが出来ます。

人事評価(個人評価)の見直しをする

個人の仕事を個別に記録して周りが評価する制度に見直します。こうすることで、頑張っても報われないということが減ります。一人一人が自分の貢献度を目で見ることが出来るようになることでリンゲルマン効果が発生する可能性を少なくすることができます。

集団で仕事をするのをやめる

集団でいるからリンゲルマン効果が発生するのです。究極論ですが、集団ではなく一人で仕事をするようにすればリンゲルマン効果が発生することがなくなるはずです。一人で仕事をするのが難しいようであればできるだけ少人数の集団にする。もしくは、常に誰かが見ている状況を作ることです。見られているという意識を持って仕事をしているか仕事をしていないかだけでも変わります。見られているという意識があるだけで、リンゲルマン効果の発生を少なくすることが可能です。

今回はリンゲルマン効果について紹介しました。集団でいると手抜きが発生しやすいということを頭に入れて仕事に取り組ませなければ生産性の低下に繋がってしまう可能性があります。生産性の低下はモチベーションの低下に繋がり労働環境に悪影響を及ぼすこともあります。この機会にリンゲルマン効果が発生しにくい職場環境に変更してみてはいかがでしょうか。

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