もしもし検定過去問:第四十問「ルールとガイドライン」
更新日:2022.04.27スタッフブログ
「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラム、第四十回目となります。四十回目を無事に迎えることができました。1週間に2回の記事投稿を考えるとと、5週間で五十回目を迎えられそうです。おめでたい状況が迫ってはいるのですが実はそれ以上に深刻な問題がありまして……
今まで利用させて頂いている公式の問題集ですが、さすがに今まで紹介した問題の数が増えてきまして、このまま行くと、この公式問題集の問題をすべて紹介してしまうかもしれないという不安があります。まだまだ問題文は沢山あるので、遠い未来ではあるのですが…。
▼もしもし検定の過去問題40
設問
個人情報保護法が定めるルールと各省庁が定めるガイドラインとの関係について、誤っている記述を次の中から1つ選びなさい。
- 個人情報保護法は、民間の事業者における個人情報の取扱いに関するルールを定めている。
- 個人情報保護法が定めるルールは、各事業分野に共通する必要最低限のルールとなっている。
- 各事業分野においては、それぞれの事業を所管する省庁によって、事業分野の実績に応じたガイドラインが定められている。
- 各事業者が事業活動に伴って個人情報を取り扱う場合には、その事業分野のガイドラインだけを厳守することが求めされる。
公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)
問題へのアプローチを電話代行オペレーターが解説
そもそもとして、ルールとガイドラインの違いを皆様は分かりますか?ガイドラインというのは、指針や指標などの言葉の意味を持ち、どちらかと言うと導くためのもので、縛りがあまり強くはありません。それに対してルールというのは厳粛に守るべき規約であり、そこには大きな縛りが存在しているという判断を私はしています。では、個人情報保護という観点からはどうなのでしょう。そこが今回の問題です。
もしもし検定の解答
正解:4
電話代行のオペレーターによる徹底解説
今回の問題は選択肢4が誤りですが、どうしてなのか。理由は簡単です。この選択肢では「ガイドランだけを」という記述があり「だけを」というのは個人情報保護法を軽視していると言わざるをえません。ガイドラインだけでなく、個人情報保護法も守ることが必要です。
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