もしもし検定過去問 1級技能第三問「法律で禁止される場所」
更新日:2022.04.27スタッフブログ「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラムです。今月は真冬企画「帰ってきたこの難問が解けるか!?」と題しまして、日頃は3・4級の問題を出すところを、上位級である1・2級の問題を紹介し、皆様をさらなる高みへ導こうと考えています。
前回(ひとまずの依頼)に1級の問題を紹介させて頂きましたが、今回も続けて1級の問題を紹介したいと思います。真夏企画の時はあまりにも2級ばかりだったので、今回は1級も多めに紹介します。
▼もしもし検定 1級技能問題 その3
設問
次のうち、携帯電話の通話や通信が法律で禁止されている場所はどれですか?次の中から1つ選びなさい。
- 病院内
- コンサートホール内
- 電車内
- 飛行中の飛行機内
電話応対技能検定専門委員会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)2/1級過去問題集』(公益財団法人日本電信電話ユーザー協会)
問題へのアプローチを秘書が解説
今回は3級、4級にも登場する問題区分の「コミュニケーションツール・電話メディア」からの一問です。実は1級となると、この「コミュニケーションツール・電話メディア」と「電話応対」から少々問題出題が多くなる可能性が出てきます。その理由は、1級の到達目標として「日本電信電話ユーザー協会」が公開している資料には
「電話をはじめ他の様々なコミュニケーションツールの特性を踏まえて、効果的に使いこなすための知識」
という一文があるように、上位級を持つ、上位資格者となると、その時々に発生するハプニングに対して、最も効果的で速やかな対応ができる方法を見つけなければなりません。そうすると日頃使っている機材や通信機器についての知識も必要となってきます。今回の問題にしても、どこで利用が可能か知っていなければ、上位資格者として正しい判断が下せない可能性があるのです。
もしもし検定の解答
正解:4
電話代行のオペレーターによる徹底解説
それぞれの選択肢を個別に見るほどではないと考え、正解を端的に説明させて頂きます。選択肢4が正解となります。実際には離陸前の扉が閉まった後から着陸後の扉が開くまで、携帯電話やスマートフォンの電源を切り、電波が出ないようにしなければなりません。
これはしっかりと航空法に記載されていますのでご注意を。機種によっては機内モードなどがあり、電波を出さない利用も可能ですが、特に離着陸の際は念のため電源を切っておきましょう。機内でもアナウンスがあるはずです。
また、選択肢1~3の病院、コンサートホール、電車内に関してもなるべく避けた方が良い場所ではありますが、ある意味で、そこはマナーとしての対応となるかもしれません。実際、今年(2014年)に入って総務省などと電波関連の業界団体などで構成する電波環境協議会から、新しい病院や医療機関での携帯電話使用に関する指針が出ています。それによると、病院の待合室などはOKで、医療機器が置かれているような手術室などでは利用を制限しているそうです。
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