不正アクセスの原因と対策、確認方法について
更新日:2022.05.09スタッフブログ不正アクセスされると、個人情報を盗まれたり、ネットバンキングを乗っ取られたりといった被害を招いてしまいます。不正アクセスを受けたのが企業だった場合、顧客の個人情報の様な重要データを盗まれてしまえば、信用問題に関わります。普段から不正アクセスされない様に予防をし、万が一被害に遭ってしまった場合もすぐに対処できる様にしておきましょう。こちらでは、不正アクセスの原因や対策方法についてお伝えします。
不正アクセスってどんなもの?対策は?
不正アクセスの原因と手口
不正アクセスの被害に遭う原因には、主に「フィッシング詐欺」「ウイルス感染」「セキュリティーホールを狙った攻撃」「パスワードリスト攻撃」の四つがあります。
・フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、大手企業を装うなどして、偽のウェブサイトに誘導し、個人情報や銀行口座情報を入力させる手口のことです。電子メールや掲示板から誘導されるケースが多くなっています。
・ウイルス感染
サイトを閲覧した際にウイルスに感染し、不正アクセスされてしまうケースもあります。サイトを訪問したユーザーは、個人情報を盗まれたり、ネットバンクの口座が乗っ取られたりといった被害に遭う可能性があります。有名なウェブサイトであっても、何者かに改ざんされている恐れもあるため油断できません。
・セキュリティーホールを狙った攻撃
コンピューターのOSやソフトウェアに、プログラムの不具合や設計上のミスが原因で発生するセキュリティー上の抜け穴を、「セキュリティーホール」と呼びます。セキュリティーホールから第三者が侵入し、ウイルスに感染させて情報を盗み出すケースが起こっています。
・パスワードリスト攻撃
ひとつのウェブサイトの運営元からIDとパスワードを入手してリスト化し、他のサイトに侵入する手口があります。同じパスワードを複数のサイトで使い回している方が被害に遭うケースが多いため、注意して下さい。
不正アクセスの確認方法
気付かないうちに、第三者にアクセスされているケースもあります。定期的に不正アクセスがないか確認しておきましょう。
確認をするには、ログイン履歴を見る方法がもっとも簡単です。ログインした場所・IPアドレス・ネット回線が合っているかをきちんと調べましょう。場所情報には誤差があるため、市町村が多少違う程度であれば心配ありません。しかし、海外や別の都道府県からのアクセスがある場合は、不正アクセスされた可能性が高くなります。
IPアドレスは日によって変わることがありますが、大きく変わるケースはほとんどありません。全く異なるIPアドレスからのアクセスがあった場合は注意が必要です。また、ネット回線も確認に役立ちます。ネット回線は、自ら変更しない限り変わることがないため、異なる回線が表示されている場合は高確率で不正アクセスされています。
そのほかにも、心当たりのないログイン履歴がある場合は、不正アクセスを疑って下さい。すぐに発覚すれば、被害を最小限に抑えられます。ただし、あまり日がたつと履歴が流れてしまうため、できるだけこまめにチェックすることをおすすめします。
対策と予防法について
不正アクセスされない様に、予防をしておきましょう。まず、効果的なのはログインアラートを設定することです。これは自分のアカウントにいつも使うものとは異なる端末からアクセスがあった際に、それを通知してくれるシステムになります。心当たりがないのに通知が来た場合は、すぐに情報を精査して確認しましょう。不正アクセスがあった場合でも、即座に対応できる便利なシステムです。
また、個人情報を入力する際は、そのページが本物であるかどうかよく確認することも効果的です。確認のポイントは、ページ上部のホームページアドレスの左側に鍵マークが付いていること、アドレスがhttpsから始まっていることです。これに当てはまらないサイトは不正なサイトである可能性が高いため、気を付けて下さい。また、銀行やカード会社といった金融機関では、メールで口座番号や暗証番号を問い合わせることは行われていません。入力する様に求められた場合は、詐欺を疑いましょう。
すでに不正アクセスを受けてしまった場合は、すぐにパスワードを変更して下さい。新しいパスワードは、英数字を組み合わせた8文字以上の推測されにくいものがおすすめです。また、不正ログインされたサイトにクレジットカード情報を登録していた場合は、カード会社に連絡して利用停止してもらいましょう。カードも不正に利用される恐れがあります。
もしもネットバンキングでお金を引き出されるといった被害を受けた場合は、必ず運営者に報告して下さい。場合によっては被害金額を補填してくれることもあります。
また、不正アクセスがあった場合はウイルスに感染している可能性もあります。被害を大きくしないためにも、セキュリティーソフトでスキャンと駆除を行いましょう。セキュリティーソフトがない場合は、早急に導入することをおすすめします。「ノートンセキュリティー」「ウイルスバスタークラウド」「カスペルスキーインターネットセキュリティ」「マカフィートータルプロテクション」といったセキュリティーソフトは体験版が使えます。ぜひ試してみて下さい。
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