ストレスコーピングをしよう

更新日:2023.03.15スタッフブログ

ストレス

ストレスを感じることの多い現代。人は暑いとか寒いと感じるだけで自覚していなくてもストレスがかかっています。自覚できるストレスといえば、人間関係や満員電車での通勤などでストレスを感じている人は多いと思います。ストレスを感じたら、上手く付き合うようにしないと精神的にも肉体的にも良くありません。ストレスと上手く付き合う方法はあります。ストレスコーピングという方法です。今回はストレスコーピングについて紹介します

ストレスコーピングとは

コーピングは対処するという意味です。ストレスコーピングはストレスと上手く付き合う方法のことです。私達は日常生活の中で、少なからず色々なストレスを感じています。ストレス、外部からの刺激は全てが悪いものではなく、時には外部からの刺激がモチベーションアップに繋がることもあります。

ですが、ほとんどの人が感じているストレスは自分にとって不快でしんどいものです。そんな時も大抵の場合は、ストレス発散行動やリラックス行動、睡眠を取ることによって発散しているはずです。発散できないくらいのストレスを感じている時が問題です。自身で発散できないストレスは精神的にも肉体的にも良くありません。

そして大切なのが日々の小さなストレスが積み重なって起こる、自分でも気が付きにくいストレスです。こんなことでイライラしてしまう自分が恥ずかしいと思う人は要注意です。自分で自分の感情を無理やり抑え込んでいる場合があります。

そうならないように日々の小さなストレスにも自分で対処しましょう。ここでストレスコーピングが役に立ちます。ストレスを引き起こす刺激をストレッサーと言いますが、そのストレッサーを認知する(見る、聞く、感じる)ことによりストレス反応が起こります。

ストレスコーピングでは、ストレッサーによって引き起こされたストレスを除去する方法、ストレッサーによって引き起こされたストレスに対処する方法が可能です。ストレスコーピングをせずにいると、どんどんとストレスが溜まってしまい自分ではどうにもできなくなってしまいます。

結果的に拒食症、過食症、自律神経失調症、うつ病、睡眠障害、アルコール依存、円形脱毛症などの病気に繋がってしまいます。他人から受けるストレスでも自身で引き起こすストレスでも、対応できるのは自分しかいません。ストレスコーピングは自分を守る重要なストレス対策です。

ストレスコーピングの種類

問題解決型コーピング

ストレッサーそのものに働きかけてストレッサーをなかったことにしてしまうコーピング方法です。問題解決型コーピングが上手くいくとストレスそのものが無くなってしまうので一番効果が大きいストレスコーピングです。寒いと感じるストレスに対しては、カバンの中に1枚羽織れるものを持ち歩くなどで感じるストレスに対応できます。

このように自身ですぐに対応できるストレスには効果抜群のストレスコーピング方法です。ですが簡単に行かないことも多くあり、ストレスコーピングの方法としては利用しにくいかもしれません。

また、抱えている問題に対して周囲の人、上司や同僚、家族や友人に相談に乗ってもらうというストレスコーピング方法もあります。こちらの場合は、誰かに悩みを聞いてもらうことでストレス軽減に繋がります。しかし、問題を解決するには至らないことも多くあります。

そして、相談する相手を間違ってしまうと、ストレス軽減どころか問題が大きくなってしまいストレスが増大してしまう可能性もあります。問題解決型ストレスコーピングは、人間関係に関するストレスには対応しにくいストレスコーピング方法ですが、自身で感じるストレスにはかなり対応できます。

情動焦点型コーピング

こちらは問題解決型ストレスコーピングとは違い、ストレッサーに対しての認知の仕方を変えることでストレスを軽減させる方法です。先ほど紹介した問題解決型コーピングでストレスコーピングできない場合は、情動焦点型コーピングでストレスの軽減に繋げます。受けているストレスを前向きに捉えて自分の中で処理する方法です。

例えば、上司から毎日のように叱責を受けてストレスが溜まって仕方がないという場合には、認知の仕方を変えてしまいます。上司が毎日自分を叱責するのは、自分に対して期待しているからだ。もしくは、上司の叱責を自分の成長の糧にしようなどです。自分の中で認知方法を変えて、前向きなストレスに変えます。アスリートが自分にストレスをかけて追い込むやり方に似ています。

このコーピングはとても素晴らしいと思いますが、自分の中で認知の仕方をきっちりと処理できていなければ逆効果です。あまりにも理不尽な上司の叱責だけにどうしても前向きに捉えられない。でも、ストレス軽減のためには頑張って前向きに捉えるしかないと自分を抑え込んで認知しようとする。

ですが、自分の中で認知の仕方をきっちりと処理ができていないので、そのことが逆にストレスになってしまうパターンです。ストレスコーピングをしようとしていることが、さらなるストレスを発生させてしまってはストレス軽減どころかストレス増大に繋がってしまいます。無理やり自分の気持ちを抑え込み、認知の仕方を変えようと頑張りすぎるのは逆効果です。

気分転換型コーピング

自分ではどうにもならないストレスは気にしないように心がけます。忘れるように心がけます。気分転換型コーピングは一番簡単なコーピング方法です。ストレスの根本解決には至りませんが、ストレス発散には効果があります。どの方法が気分転換型コーピングなのかは人それぞれです。好きなこと、やりたいことをします。思いっきり休んだり、友人と遊んだり、マッサージをしてもらったり。自分に合ったストレスコーピングをいくつか見つけておくと良いです。

今回はストレスコーピングについて紹介しました。ストレスは生きていくうえで良い刺激になることもあります。良くないストレスは適度に発散して、病気にならないようにすることが大切です。自分にとってこれが一番のストレスコーピング方法だというのを持っておくと良いです。

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