ビジネスフォンと家庭用電話機の違いとは？

更新日：2022.05.09スタッフブログ

ビジネスフォンとは、オフィスで便利に使える様に作られた電話機のことです。内線機能や保留転送機能といった、家庭用電話機にはない機能が付いています。規模が大きい企業では、ビジネスフォンのほうが圧倒的に便利です。こちらでは、ビジネスフォンと家庭用電話機の違いについてお伝えします。

1 ビジネスフォンはオフィスで活躍できる

ビジネスフォンはオフィスで活躍できる

ビジネスフォンの特徴

ビジネスフォンとは、複数の外線と内線を共有して制御できる電話機のことです。外線と内線を制御する主装置と、複数の端末機（専用電話機）から構成されています。家庭用電話機に、オフィスで役立つ機能を追加したかたちとなっています。
ビジネスフォンでは、内線通話や保留転送、複数回線の接続が可能です。内線通話とは、社内通話ができる機能です。同じ会社にいても、離れた部屋にいる方と話す場合には、直接出向くのは非効率となってしまいます。その様な場合、内線通話が役立つのです。

また、保留転送機能も付いています。保留転送とは、かかってきた外線を一時保留にし、別の方に転送できるシステムです。担当者以外が電話を受けた時に、担当者へ電話を替わる際に使えます。
さらに、複数回線の接続も可能です。家庭用電話の場合、通話中に別の方から電話がかかってきても、通話が終了するまでは出られません。しかし、ビジネスフォンならば、複数の回線が接続しているため、通話中でも内線や外線を使用できます。この様に、ビジネスフォンは仕事で使うのに非常に便利な電話といえるのです。

家庭用電話機の特徴

家庭用電話機とは、一般的な家庭で使われる電話機のことで、1外線で使用するタイプとなっています。電話機が複数ある場合でも、外線が1chしか対応していないため、電話やFAXを一カ所で使用していれば、他のところで発着信ができません。1台での使用を前提とした電話機です。家庭用電話機は、家電量販店で販売されています。親機1台とコードレス複数台の組み合わせで売られているのが一般的です。

家庭用電話は基本的にオフィスでの設置に向かないタイプですが、小規模の会社の場合は、問題ないケースもあります。家庭用電話機のメリットは、家電量販店で購入できるため、準備が簡単なところです。また、トータルコストも安くなっています。会社規模が小さければ、携帯電話でも代用できるかもしれませんが、取引をする際に固定電話の電話番号があると、信頼度が増します。開業間もない会社で、まだビジネスフォンを用意しなくても良いとお考えの場合は、家庭用電話機を備えておきましょう。

ただし、規模が大きくなった場合や、かかってくる電話の件数が増えた場合には、ビジネスフォンに変える必要が出てくるかもしれません。比較的小さめの会社でもオフィスで使うにはビジネスフォンのほうが便利なため、可能であれば、はじめからビジネスフォンを導入することをおすすめします。

料金や機能性、利便性の違いについて

ビジネスフォンと家庭用電話機にはいくつかの違いがあります。料金や機能はどう違うのかご紹介します。

まずは、料金です。他部署に電話する際、家庭用電話機だと内線の設置ができず、外線を使用することになります。そのため、同じ会社にいても通話料が発生します。また、移動の問題にも注意が必要です。家庭用電話の場合、担当者に替わって欲しいといわれた場合、本人に電話のところまで来てもらわなければ出られません。オフィスが広い場合は、仕事の能率を下げることになってしまいます。

さらに、重要な連絡の電話を取れない恐れもあります。家庭用電話では、ひとつの電話（FAX）しか受けられないため、同時に別のところからかかってきても出られません。また、子機が複数あったとしても置ける場所は限られるため、ベルが鳴っているのを聞き逃してしまう可能性もあります。その点、ビジネスフォンならば必要な分だけ電話機を用意することができ、同時に別の端末での通話も可能です。家庭用電話機に比べ、非常に利便性が高くなっています。

ビジネスフォンを使うメリットとは？

ビジネスフォンを使うメリットには、少ない電話回線とひとつの電話番号で、多くの電話機を共有できることがあります。家庭用電話機を大規模なオフィスで使う場合、社員数に応じて電話機と電話回線を用意する必要があります。しかし、回線が異なると電話番号も異なってしまい、同じ番号を社員全員で共有することができません。さらに家庭用電話機だと、同時着信に対応するためには、個別に電話機を持たせなければなりません。全員が同時に電話を利用する様なケースはめったにないため、無駄な出費となってしまうわけです。

ビジネスフォンならば、複数の回線をひとつの主装置に収容し、接続された電話機に振り分けられます。電話回線自体は2回線でも、2台以上の電話機で受けられるのです。ビジネスフォンを導入すれば、利用方法を変えずに、導入費用や月々の基本使用料を削減できます。

この様に、ビジネスフォンにはさまざまなメリットがあります。企業で電話を使う場合は、家庭用よりビジネスフォンのほうが便利です。